データベースも見違える!SQLiteでゼロパディングを使ってデータを整形

2024-06-14

SQLiteでゼロパディングされた数値をフォーマットする関数

文字列関数を使用する

SQLiteには、数値を文字列に変換するいくつかの関数があります。代表的なものは以下のとおりです。

  • STR():数値を文字列に変換します。
  • PRINTF():書式指定子を使用して数値を文字列に変換します。
  • SUBSTR():文字列の一部を抽出します。
  • RPAD():文字列を右端揃えにして、指定した長さになるように空白を追加します。

これらの関数を組み合わせることで、ゼロパディングされた数値をフォーマットすることができます。

例:

-- 数値 123 を 5 桁のゼロパディングされた文字列に変換する
SELECT RPAD(STR(123), 5, '0') AS formatted_number;

出力:

00123

補助テーブルを使用する

あらかじめ、ゼロパディングされた数値のフォーマットに対応した補助テーブルを作成しておき、そのテーブルを使用してフォーマットを行う方法もあります。

-- 補助テーブルを作成する
CREATE TABLE formatting_table (
  digits INTEGER,
  format TEXT
);

-- 補助テーブルにデータを追加する
INSERT INTO formatting_table (digits, format)
VALUES
  (1, '0'),
  (2, '00'),
  (3, '000'),
  (4, '0000'),
  (5, '00000');

-- 数値 123 を 5 桁のゼロパディングされた数値に変換する
SELECT format
FROM formatting_table
WHERE digits = LENGTH(123)
LIMIT 1;
00000

上記の例はあくまでも基本的な方法です。具体的な実装は、要件に合わせて調整する必要があります。




    SQLiteでゼロパディングされた数値をフォーマットするサンプルコード

    文字列関数を使用する

    -- サンプルテーブルを作成する
    CREATE TABLE numbers (
      id INTEGER PRIMARY KEY,
      number INTEGER
    );
    
    -- サンプルデータを入力する
    INSERT INTO numbers (number)
    VALUES
      (123),
      (456),
      (789);
    
    -- 数値を3桁のゼロパディングされた文字列に変換して表示する
    SELECT id, RPAD(STR(number), 3, '0') AS formatted_number
    FROM numbers;
    
    id | formatted_number
    -------|----------------
    1 | 00123
    2 | 00456
    3 | 00789
    

    補助テーブルを使用する

    -- サンプルテーブルを作成する
    CREATE TABLE numbers (
      id INTEGER PRIMARY KEY,
      number INTEGER
    );
    
    -- サンプルデータを入力する
    INSERT INTO numbers (number)
    VALUES
      (123),
      (456),
      (789);
    
    -- 補助テーブルを作成する
    CREATE TABLE formatting_table (
      digits INTEGER,
      format TEXT
    );
    
    -- 補助テーブルにデータを追加する
    INSERT INTO formatting_table (digits, format)
    VALUES
      (1, '0'),
      (2, '00'),
      (3, '000'),
      (4, '0000'),
      (5, '00000');
    
    -- 数値を3桁のゼロパディングされた文字列に変換して表示する
    SELECT id, (
      SELECT format
      FROM formatting_table
      WHERE digits = LENGTH(number)
      LIMIT 1
    ) || STR(number) AS formatted_number
    FROM numbers;
    
    id | formatted_number
    -------|----------------
    1 | 00123
    2 | 00456
    3 | 00789
    

    これらのコード例は、ゼロパディングされた数値のフォーマットを基本的な方法で示しています。実際の使用状況に合わせて、必要に応じて調整してください。

    補足:

    • 上記のコードは、SQLite 3.36.0以降で使用できます。
    • コードを実行するには、SQLiteデータベースファイルと、SQLiteコマンドラインツールが必要です。



    SQLiteでゼロパディングされた数値をフォーマットするその他の方法

    カスタムSQL関数を作成する

    独自の要件に合わせて、ゼロパディングされた数値をフォーマットするカスタムSQL関数を作成することができます。

    CREATE FUNCTION format_number(number INTEGER, digits INTEGER)
    RETURNS TEXT
    BEGIN
      DECLARE formatted_number TEXT;
    
      -- 数値を文字列に変換する
      SET formatted_number = STR(number);
    
      -- 左パディングを行う
      WHILE LENGTH(formatted_number) < digits DO
        SET formatted_number = '0' || formatted_number;
      END WHILE;
    
      -- 結果を返す
      RETURN formatted_number;
    END;
    

    使用方法:

    -- 数値 123 を 5 桁のゼロパディングされた文字列に変換する
    SELECT format_number(123, 5);
    
    00123
    

    SQLiteライブラリを使用する

    ゼロパディングされた数値のフォーマットを含むさまざまな機能を提供する、サードパーティ製SQLiteライブラリを使用することができます。

      これらのライブラリは、独自の機能を追加することで、SQLiteの機能を拡張することができます。

      別のプログラミング言語を使用する

      ゼロパディングされた数値のフォーマットを含む複雑な処理を行う場合は、PythonやJavaなどの別のプログラミング言語を使用することを検討することができます。これらの言語は、SQLiteデータベースとやり取りするためのライブラリを提供しており、より柔軟なデータ処理が可能になります。

        それぞれの方法には、利点と欠点があります。最適な方法は、具体的な要件とスキルセットによって異なります。


          sqlite formatting numbers


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