JavaプログラマーのためのSQLiteチュートリアル: 最後に挿入されたIDを取得する

2024-04-07

JavaからSQLiteの最後に挿入されたIDを取得する

LAST_INSERT_ID() 関数は、現在の接続で使用されている最後の自動生成されたIDを返します。 以下のコード例は、LAST_INSERT_ID() 関数を使用して、最後に挿入されたIDを取得する方法を示しています。

// データベース接続を確立
Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:database.db");

// INSERT文を実行
Statement statement = connection.createStatement();
statement.executeUpdate("INSERT INTO table (name, age) VALUES ('John Doe', 30)");

// 最後に挿入されたIDを取得
int lastInsertedId = statement.getGeneratedKeys().getInt(1);

// 接続を閉じる
statement.close();
connection.close();

RETURNING 句を使用する

SQLite 3.8以降では、RETURNING 句を使用して、INSERT 文の実行時に自動生成されたIDを直接取得することができます。 以下のコード例は、RETURNING 句を使用して、最後に挿入されたIDを取得する方法を示しています。

// データベース接続を確立
Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:database.db");

// INSERT文を実行
Statement statement = connection.createStatement();
ResultSet resultSet = statement.executeQuery("INSERT INTO table (name, age) VALUES ('John Doe', 30) RETURNING id");

// 最後に挿入されたIDを取得
int lastInsertedId = resultSet.getInt("id");

// 接続を閉じる
resultSet.close();
statement.close();
connection.close();

getGeneratedKeys() メソッドを使用する

JDBC 4.1以降では、PreparedStatement クラスの getGeneratedKeys() メソッドを使用して、自動生成されたIDを取得することができます。 以下のコード例は、getGeneratedKeys() メソッドを使用して、最後に挿入されたIDを取得する方法を示しています。

// データベース接続を確立
Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:database.db");

// INSERT文を準備
PreparedStatement preparedStatement = connection.prepareStatement("INSERT INTO table (name, age) VALUES (?, ?)");
preparedStatement.setString(1, "John Doe");
preparedStatement.setInt(2, 30);

// INSERT文を実行
preparedStatement.executeUpdate();

// 最後に挿入されたIDを取得
ResultSet resultSet = preparedStatement.getGeneratedKeys();
int lastInsertedId = resultSet.getInt(1);

// 接続を閉じる
resultSet.close();
preparedStatement.close();
connection.close();

その他の注意事項

  • 上記のコード例は、単一のIDを取得する例です。 複数のIDを取得する場合は、ResultSet オブジェクトをループ処理する必要があります。
  • 自動生成されたIDを取得するには、id 列が AUTOINCREMENT キーワードで定義されている必要があります。



import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.ResultSet;
import java.sql.Statement;

public class GetLastInsertedId {

    public static void main(String[] args) throws Exception {
        // データベース接続を確立
        Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:database.db");

        // INSERT文を実行
        Statement statement = connection.createStatement();
        statement.executeUpdate("INSERT INTO table (name, age) VALUES ('John Doe', 30)");

        // 最後に挿入されたIDを取得
        int lastInsertedId = statement.getGeneratedKeys().getInt(1);

        // 結果を出力
        System.out.println("最後に挿入されたID: " + lastInsertedId);

        // 接続を閉じる
        statement.close();
        connection.close();
    }
}

このコードを実行するには、以下の準備が必要です。

  • SQLite データベースファイル database.db が存在する必要があります。
  • テーブル table が存在する必要があります。 テーブル table は、id 列 (AUTOINCREMENT キーワード付き)、name 列、age 列を持つ必要があります。

このコードを実行すると、コンソールに以下のような出力が表示されます。

最後に挿入されたID: 1



他の方法

sqlite3_last_insert_rowid() 関数は、現在の接続で使用されている最後の自動生成されたIDを返します。 この関数は、JNI (Java Native Interface) を使用してC言語のSQLite APIを呼び出す必要があるため、より複雑な方法となります。

シーケンスを使用する

SQLite では、シーケンスを使用して自動生成されたIDを生成することができます。 シーケンスを使用するには、まずシーケンスを作成する必要があります。 以下のコード例は、シーケンスを作成する方法を示しています。

CREATE SEQUENCE my_sequence;

シーケンスを作成したら、INSERT 文で NEXT VALUE FOR 句を使用して、シーケンスから次の値を取得することができます。 以下のコード例は、シーケンスを使用して、最後に挿入されたIDを取得する方法を示しています。

// データベース接続を確立
Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:database.db");

// INSERT文を実行
Statement statement = connection.createStatement();
statement.executeUpdate("INSERT INTO table (name, age) VALUES ('John Doe', 30) RETURNING NEXT VALUE FOR my_sequence");

// 最後に挿入されたIDを取得
int lastInsertedId = statement.getGeneratedKeys().getInt(1);

// 接続を閉じる
statement.close();
connection.close();

トリガーを使用する

SQLite では、トリガーを使用して、特定のイベントが発生したときにコードを実行することができます。 トリガーを使用して、レコードが挿入されたときに、最後に挿入されたIDを取得することができます。


java sqlite jdbc


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