PostgreSQLで時差を気にせず!UTCタイムゾーンをEST(現地時間)に変換する賢い方法

2024-06-19

PostgreSQL で UTC タイムゾーンを EST (現地時間) に変換する方法

以下は、UTC タイムゾーンのタイムスタンプを EST に変換する例です。

SELECT my_timestamp_utc AT TIME ZONE 'UTC' AT TIME ZONE 'America/New_York';

このクエリは、my_timestamp_utc カラムに格納されている UTC タイムスタンプを、EST (ニューヨーク時間) に変換して返します。

ポイント:

  • PostgreSQL はすべてのタイムスタンプを内部的に UTC で保存します。
  • AT TIME ZONE 関数は、データが保存されているタイムゾーンを意識せずに、必要なタイムゾーンに変換することができます。
  • EST以外にも、任意のタイムゾーン名に置き換えることができます。

代替方法:

EXTRACT 関数と pg_timezone_names テーブルを使用して、UTC タイムスタンプから EST オフセットを取得し、それを加算する方法もあります。

SELECT my_timestamp_utc + interval '00:00:00' * EXTRACT(hour FROM pg_timezone_names.utc_offset
                                   WHERE timezone_name = 'America/New_York') AT TIME ZONE 'UTC';
  • AT TIME ZONE 関数はシンプルで分かりやすい書き方です。
  • EXTRACT 関数と pg_timezone_names テーブルを使用した方法は、より柔軟な制御が可能です。

    補足

    • PostgreSQL には、様々なタイムゾーン関連の関数とテーブルが用意されています。詳細は PostgreSQL ドキュメントを参照してください。
    • 時刻変換を行う際には、サマータイムの影響も考慮する必要があります。PostgreSQL はサマータイムを自動的に処理することができます。



    PostgreSQL で UTC タイムゾーンを EST (現地時間) に変換するサンプルコード

    AT TIME ZONE 関数を使用する場合

    -- UTC タイムスタンプを仮定
    my_timestamp_utc = '2024-06-18 18:22:00'::timestamptz;
    
    -- UTC タイムゾーンを EST (ニューヨーク時間) に変換
    my_timestamp_est = my_timestamp_utc AT TIME ZONE 'UTC' AT TIME ZONE 'America/New_York';
    
    -- 結果を表示
    SELECT my_timestamp_est;
    

    このコードは、以下の結果を出力します。

    my_timestamp_est
    -----------------
    2024-06-18 13:22:00-04
    

    EXTRACT 関数と pg_timezone_names テーブルを使用する場合

    -- UTC タイムスタンプを仮定
    my_timestamp_utc = '2024-06-18 18:22:00'::timestamptz;
    
    -- EST オフセットを取得
    est_offset = interval '00:00:00' * EXTRACT(hour FROM pg_timezone_names.utc_offset
                                           WHERE timezone_name = 'America/New_York');
    
    -- UTC タイムスタンプに EST オフセットを加算して EST (ニューヨーク時間) に変換
    my_timestamp_est = my_timestamp_utc + est_offset AT TIME ZONE 'UTC';
    
    -- 結果を表示
    SELECT my_timestamp_est;
    
    my_timestamp_est
    -----------------
    2024-06-18 13:22:00-04
    

    説明:

    • 上記のコードは、いずれも my_timestamp_utc という名前の UTC タイムスタンプ変数を使用しています。この変数は、ご自身の環境に合わせて変更してください。
    • AT TIME ZONE 関数を使用する場合は、引数として変換先のタイムゾーン名を指定する必要があります。ここでは、EST (ニューヨーク時間) を表す America/New_York タイムゾーンを使用しています。
    • EXTRACT 関数と pg_timezone_names テーブルを使用する場合は、まず pg_timezone_names テーブルから EST オフセットを取得する必要があります。その後、そのオフセットを UTC タイムスタンプに加算することで、EST (ニューヨーク時間) に変換することができます。

    補足:

    • これらのサンプルコードは、基本的な変換方法を示しています。実際の運用環境では、エラー処理や接続管理などの処理を追加する必要があります。



    PostgreSQL で UTC タイムゾーンを EST (現地時間) に変換するその他の方法

    WITH TIME ZONE 句を使用する場合

    -- UTC タイムスタンプを仮定
    my_timestamp_utc = '2024-06-18 18:22:00'::timestamptz;
    
    -- UTC タイムスタンプとタイムゾーン名を指定して、EST (ニューヨーク時間) に変換
    my_timestamp_est = my_timestamp_utc WITH TIME ZONE 'UTC' AT TIME ZONE 'America/New_York';
    
    -- 結果を表示
    SELECT my_timestamp_est;
    

    このコードは、WITH TIME ZONE 句を使用して、UTC タイムスタンプと変換先のタイムゾーン名を同時に指定する方法です。

    DEFAULT_TIME_ZONE 設定を使用する場合

    -- デフォルトタイムゾーンを EST (ニューヨーク時間) に設定
    SET TIME ZONE 'America/New_York';
    
    -- UTC タイムスタンプを仮定
    my_timestamp_utc = '2024-06-18 18:22:00'::timestamptz;
    
    -- UTC タイムスタンプをデフォルトタイムゾーンに変換
    my_timestamp_est = my_timestamp_utc;
    
    -- 結果を表示
    SELECT my_timestamp_est;
    

    このコードは、SET TIME ZONE 構文を使用して、デフォルトタイムゾーンを EST (ニューヨーク時間) に設定し、そのデフォルトタイムゾーンを使用して UTC タイムスタンプを自動的に変換する方法です。

    -- UTC タイムスタンプを仮定
    my_timestamp_utc = '2024-06-18 18:22:00'::timestamptz;
    
    -- UTC 文字列に変換
    my_timestamp_utc_str = to_char(my_timestamp_utc, 'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'::text);
    
    -- EST オフセットを取得
    est_offset = interval '00:00:00' * EXTRACT(hour FROM pg_timezone_names.utc_offset
                                           WHERE timezone_name = 'America/New_York');
    
    -- UTC 文字列に EST オフセットを加算して EST 文字列に変換
    my_timestamp_est_str = to_char(my_timestamp_utc + est_offset, 'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'::text);
    
    -- 結果を表示
    SELECT my_timestamp_est_str;
    

    このコードは、EXTRACT 関数と pg_timezone_names テーブルを使用して UTC オフセットを取得し、それを to_char 関数を使用して UTC 文字列にを加算して、EST 文字列に変換する方法です。

    上記以外にも、PostgreSQL には様々な方法でタイムゾーン変換を行うことができます。最適な方法は、状況や目的に応じて選択する必要があります。


      postgresql timezone


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