pg_terminate_backendコマンドでPostgreSQLのクエリを強制終了する
PostgreSQLでクエリを停止/強制終了する方法
方法1: pg_terminate_backendコマンドを使用する
pg_terminate_backendコマンドは、特定のバックエンドプロセスを強制終了するために使用されます。このコマンドを使用するには、以下の情報を取得する必要があります。
- PID (プロセスID): 停止したいクエリに割り当てられたプロセスIDです。
- データベースユーザー: 対象となるデータベースユーザーです。
これらの情報を取得するには、以下のコマンドを使用します。
SELECT pid, datname, usename
FROM pg_stat_activity
WHERE query != '<IDLE>'
ORDER BY backend_start DESC;
上記のクエリは、実行中のすべてのクエリとそのPID、データベース名、ユーザー名を表示します。
pg_terminate_backendコマンドを実行するには、以下の形式を使用します。
pg_terminate_backend <PID>
例:
pg_terminate_backend 12345
このコマンドは、PID 12345 に関連付けられたバックエンドプロセスを強制終了します。
方法2: psqlコマンドを使用する
psqlコマンドは、PostgreSQLデータベースに接続して、さまざまな操作を実行するために使用できます。このコマンドを使用して、以下のコマンドを実行することで、クエリを停止できます。
SELECT pg_cancel_backend(<PID>);
psql -d my_database -c "SELECT pg_cancel_backend(12345);"
方法3: pgAdmin などのGUIツールを使用する
pgAdminなどのGUIツールを使用して、実行中のクエリを停止することもできます。これらのツールは、通常、実行中のクエリの一覧を表示し、それらを停止または強制終了するためのオプションを提供します。
注意事項
- クエリを強制終了すると、データ損失が発生する可能性があります。可能な限り、
pg_cancel_backendコマンドを使用してクエリをキャンセルすることを推奨します。 psqlコマンドを使用するには、PostgreSQLデータベースに接続する必要があります。
# 実行中のクエリの一覧を表示
SELECT pid, datname, usename
FROM pg_stat_activity
WHERE query != '<IDLE>'
ORDER BY backend_start DESC;
# 特定のPIDのクエリを強制終了
pg_terminate_backend 12345
# PostgreSQLデータベースに接続
psql -d my_database
# 特定のPIDのクエリをキャンセル
SELECT pg_cancel_backend(12345);
- 実行中のクエリの一覧を表示
- 停止または強制終了したいクエリを選択
- ツールバーのボタンを使用してクエリを停止または強制終了
補足
- 上記のサンプルコードは、PostgreSQL 14.2 を使用しています。
- 使用する環境や状況に合わせて、コードを適宜変更してください。
killコマンドを実行するには、以下の形式を使用します。
kill <PID>
kill 12345
killコマンドは、オペレーティングシステムの権限を持っているユーザーのみが実行できます。
方法5: PostgreSQLの設定を変更する
max_connectionsパラメータ
max_connectionsパラメータは、PostgreSQLサーバーが同時に処理できる接続の最大数を設定します。このパラメータの値を増やすことで、実行中のクエリを強制終了せずに、新しい接続を受け付けることができます。
statement_timeoutパラメータ
statement_timeoutパラメータは、個々のクエリの実行時間を制限します。このパラメータの値を設定することで、長時間実行されているクエリを自動的にキャンセルすることができます。
注意
- PostgreSQLの設定を変更する前に、必ずバックアップを取ってください。
- PostgreSQLの設定を変更すると、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- 特定の状況下では、
vacuumコマンドやreindexコマンドを使用して、実行中のクエリを停止/強制終了できる場合があります。
詳細は、PostgreSQL公式ドキュメントを参照してください。
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