PostgreSQLデータベースの運用改善:スキーマのサイズとリストで効率とパフォーマンスを向上

2024-05-19

PostgreSQLデータベース内のスキーマのリストとそのサイズ (相対的および絶対的) を取得するプログラミング

必要なライブラリのインストール:

このタスクを実行するには、psycopg2 ライブラリが必要です。まだインストールしていない場合は、以下のコマンドを実行してインストールします。

pip install psycopg2

接続の確立:

以下のコードを使用して、PostgreSQLデータベースへの接続を確立します。

import psycopg2

connection = psycopg2.connect(
    dbname="your_database_name",
    user="your_username",
    password="your_password",
    host="your_host",
    port="your_port"
)

スキーマ情報の取得:

以下のコードを使用して、スキーマとそのサイズのリストを取得します。

cursor = connection.cursor()

cursor.execute("""
SELECT
    schemaname,
    pg_size_pretty(pg_database_size(schemaname)) AS relative_size,
    pg_size_pretty(pg_total_size(schemaname)) AS absolute_size
FROM pg_catalog.pg_namespace
ORDER BY pg_total_size(schemaname) DESC;
""")

results = cursor.fetchall()

結果の表示:

以下のコードを使用して、取得した結果を表示します。

for schema, relative_size, absolute_size in results:
    print(f"\nSchema: {schema}")
    print(f"Relative Size: {relative_size}")
    print(f"Absolute Size: {absolute_size}")
connection.close()

このコードを実行すると、PostgreSQLデータベース内のすべてのスキーマとそのサイズ (相対的および絶対的) がリスト形式で表示されます。

補足:

  • 上記のコードは、PostgreSQL 10以降で使用できます。
  • pg_size_pretty 関数は、バイト数を人間が読みやすい形式に変換します。
  • pg_database_size 関数は、指定されたスキーマが占有するディスク領域のサイズを取得します。
  • pg_total_size 関数は、指定されたスキーマが占有するディスク領域と、そのスキーマ内のすべてのオブジェクトが占有するディスク領域の合計を取得します。

例:

import psycopg2

connection = psycopg2.connect(
    dbname="test_db",
    user="postgres",
    password="password",
    host="localhost",
    port="5432"
)

cursor = connection.cursor()

cursor.execute("""
SELECT
    schemaname,
    pg_size_pretty(pg_database_size(schemaname)) AS relative_size,
    pg_size_pretty(pg_total_size(schemaname)) AS absolute_size
FROM pg_catalog.pg_namespace
ORDER BY pg_total_size(schemaname) DESC;
""")

results = cursor.fetchall()

for schema, relative_size, absolute_size in results:
    print(f"\nSchema: {schema}")
    print(f"Relative Size: {relative_size}")
    print(f"Absolute Size: {absolute_size}")

connection.close()



PostgreSQLデータベース内のスキーマのリストとそのサイズ (相対的および絶対的) を取得するサンプルコード

import psycopg2

def get_schema_sizes(dbname, user, password, host, port):
    """
    PostgreSQLデータベース内のスキーマとそのサイズ (相対的および絶対的) を取得します。

    Args:
        dbname (str): データベース名
        user (str): ユーザー名
        password (str): パスワード
        host (str): ホスト名
        port (int): ポート番号

    Returns:
        list: スキーマとそのサイズのリスト
    """

    connection = psycopg2.connect(
        dbname=dbname,
        user=user,
        password=password,
        host=host,
        port=port
    )

    cursor = connection.cursor()

    cursor.execute("""
    SELECT
        schemaname,
        pg_size_pretty(pg_database_size(schemaname)) AS relative_size,
        pg_size_pretty(pg_total_size(schemaname)) AS absolute_size
    FROM pg_catalog.pg_namespace
    ORDER BY pg_total_size(schemaname) DESC;
    """)

    results = cursor.fetchall()

    connection.close()

    return results


if __name__ == "__main__":
    # データベース接続情報
    dbname = "your_database_name"
    user = "your_username"
    password = "your_password"
    host = "your_host"
    port = 5432

    # スキーマとそのサイズの取得
    schema_sizes = get_schema_sizes(dbname, user, password, host, port)

    # 結果の表示
    for schema, relative_size, absolute_size in schema_sizes:
        print(f"\nSchema: {schema}")
        print(f"Relative Size: {relative_size}")
        print(f"Absolute Size: {absolute_size}")

このコードを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. dbname, user, password, host, port を自分の環境に合わせて変更します。
  2. コードを保存して、.py ファイルとして実行します。

説明:

  • get_schema_sizes 関数は、PostgreSQLデータベースへの接続を確立し、スキーマとそのサイズのリストを取得して返します。
  • __name__ == "__main__": ブロックは、スクリプトが直接実行された場合にのみ実行されるコードを含むブロックです。
  • このブロック内のコードは、get_schema_sizes 関数を使用してスキーマとそのサイズのリストを取得し、コンソールに表示します。
dbname = "test_db"
user = "postgres"
password = "password"
host = "localhost"
port = 5432

schema_sizes = get_schema_sizes(dbname, user, password, host, port)

for schema, relative_size, absolute_size in schema_sizes:
    print(f"\nSchema: {schema}")
    print(f"Relative Size: {relative_size}")
    print(f"Absolute Size: {absolute_size}")



PostgreSQLデータベース内のスキーマのリストとそのサイズ (相対的および絶対的) を取得する他の方法

psql コマンドラインツールを使用する:

以下のコマンドを使用して、psql コマンドラインツールからスキーマとそのサイズ (相対的および絶対的) を取得できます。

psql -d your_database_name -U your_username -p your_password -c "SELECT schemaname, pg_size_pretty(pg_database_size(schemaname)) AS relative_size, pg_size_pretty(pg_total_size(schemaname)) AS absolute_size FROM pg_catalog.pg_namespace ORDER BY pg_total_size(schemaname) DESC;"

dbeaver などのGUIツールを使用して、PostgreSQLデータベースに接続し、スキーマとそのサイズ (相対的および絶対的) を視覚化することができます。

Python以外のプログラミング言語を使用する:

各方法の比較:

方法利点欠点
サンプルコード簡単でわかりやすいデータベースへの直接接続が必要
psql コマンドラインツールシンプルで使いやすいコマンドライン操作に慣れている必要がある
dbeaver などのGUIツール視覚的にわかりやすいGUIツールのインストールと設定が必要
Python以外のプログラミング言語柔軟性が高いそれぞれの言語の知識が必要

最適な方法は、あなたのニーズとスキルセットによって異なります。

  • 簡単でわかりやすい方法を求めている場合は、サンプルコードを使用するのがおすすめです。
  • コマンドライン操作に慣れている場合は、psql コマンドラインツールを使用するのがおすすめです。
  • 柔軟性が高い方法を求めている場合は、Python以外のプログラミング言語を使用するのがおすすめです。

    postgresql


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