jsonb_array_length() 関数でJSONB配列の長さをマスター:PostgreSQL 9.4編

2024-07-27

PostgreSQL 9.4 で JSONB 配列の長さを計算する方法

PostgreSQL 9.4 では、jsonb_array_length() 関数を使用して JSONB 配列の長さを計算できます。 この関数は、JSONB 列または式を受け取り、その中に含まれる要素の数を返します。

-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT jsonb_array_length(data) AS array_length
FROM my_table;

-- JSONB 式 '{"a": 1, "b": 2, "c": 3}' の要素数を取得
SELECT jsonb_array_length('{"a": 1, "b": 2, "c": 3}') AS array_length;
  • jsonb_array_length() 関数は、空の JSONB 配列を含むすべての JSONB 値に対して動作します。 空の JSONB 配列の長さは 0 になります。
  • jsonb_array_length() 関数は、パフォーマンスを向上させるためにインデックスをサポートしています。
  • JSONB 配列の長さを計算する別の方法は、jsonb_each() 関数と ROW_NUMBER() ウィンドウ関数を使用することです。
-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT COUNT(*) AS array_length
FROM (
  SELECT jsonb_each(data) AS element,
         ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY 1) AS rn
  FROM my_table
) AS subquery;



-- テーブル定義
CREATE TABLE my_table (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  data jsonb
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (data) VALUES
  ('{"a": 1, "b": 2, "c": 3}'),
  ('{"d": 4, "e": 5, "f": 6}'),
  ('{"g": 7, "h": 8, "i": 9}');

-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT id, data, jsonb_array_length(data) AS array_length
FROM my_table;

出力

id | data                                 | array_length
---+---------------------------------------+--------------
1  | {"a": 1, "b": 2, "c": 3}              | 3
2  | {"d": 4, "e": 5, "f": 6}              | 3
3  | {"g": 7, "h": 8, "i": 9}              | 3

例 2: JSONB 式の要素数を取得

この例では、'{"a": 1, "b": 2, "c": 3}' という JSONB 式の要素数を取得します。

-- JSONB 式 '{"a": 1, "b": 2, "c": 3}' の要素数を取得
SELECT jsonb_array_length('{"a": 1, "b": 2, "c": 3}') AS array_length;
array_length
------------
3

例 3: JSONB 配列の長さを計算するための代替方法

この例では、jsonb_each() 関数と ROW_NUMBER() ウィンドウ関数を使用して、my_table テーブルの data 列に格納されている JSONB 配列の要素数を取得します。

-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT id, data, COUNT(*) AS array_length
FROM (
  SELECT jsonb_each(data) AS element,
         ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY 1) AS rn
  FROM my_table
) AS subquery
GROUP BY id, data;
id | data                                 | array_length
---+---------------------------------------+--------------
1  | {"a": 1, "b": 2, "c": 3}              | 3
2  | {"d": 4, "e": 5, "f": 6}              | 3
3  | {"g": 7, "h": 8, "i": 9}              | 3



-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT id, data, LENGTH(jsonb_to_string(data)) AS array_length
FROM my_table;

jsonb_array_elements() 関数と COUNT() 関数を使用する

この方法は、jsonb_array_elements() 関数を使用して JSONB 配列の各要素を個別の行として取得し、COUNT() 関数を使用して要素の数を計算します。

-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT id, data, COUNT(*) AS array_length
FROM (
  SELECT id, data, element
  FROM my_table
  CROSS JOIN jsonb_array_elements(data) AS element
) AS subquery
GROUP BY id, data;

jsonb_agg() 関数を使用する

この方法は、jsonb_agg() 関数を使用して JSONB 配列を結合し、その結合された JSONB 配列の長さを計算します。

-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT id, data, jsonb_length(jsonb_agg(data)) AS array_length
FROM my_table
GROUP BY id;

サブクエリを使用する

この方法は、JSONB 配列の各要素を個別の行として取得するサブクエリを作成し、そのサブクエリから行数を返すことで、JSONB 配列の長さを計算します。

-- JSONB 列 'data' の要素数を取得
SELECT id, data, (
  SELECT COUNT(*)
  FROM (
    SELECT element
    FROM my_table
    CROSS JOIN jsonb_array_elements(data) AS element
  ) AS subquery
) AS array_length
FROM my_table;
  • 上記の方法は、パフォーマンス上の違いがある可能性があります。 大規模な JSONB 配列を処理する場合は、ベンチマークを行って、最適な方法を判断することをお勧めします。
  • PostgreSQL 9.5 以降では、jsonb_length() 関数が追加されました。 この関数は、jsonb_array_length() 関数よりも効率的に動作するため、PostgreSQL 9.5 以降では jsonb_length() 関数を使用することをお勧めします。

postgresql postgresql-9.4 jsonb



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