MongoDBでnullではないデータを取得する方法 | 4つの方法とサンプルコード

MongoDBで「is not null」をクエリする方法

$exists オペレータ

この方法は、フィールドが存在するかどうかをチェックします。フィールドが存在するドキュメントのみ取得できます。

db.collection.find({
  field: { $exists: true }
});

この方法は、フィールドの値が特定の値のリストに含まれないかどうかをチェックします。null、空文字列、undefinedなどの値を除外したい場合に有効です。

db.collection.find({
  field: { $nin: [null, "", undefined] }
});

この方法は、フィールドのデータ型をチェックします。null以外のデータ型を持つドキュメントのみ取得できます。

db.collection.find({
  field: { $type: { $ne: "null" } }
});

上記のいずれかの方法を組み合わせて、より複雑な条件を設定できます。

db.collection.find({
  $and: [
    { field: { $exists: true } },
    { field: { $nin: [null, "", undefined] } }
  ]
});

MongoDB 4.2以降では、$expr オペレータを使用して、JavaScript式を条件として指定できます。

db.collection.find({
  $expr: {
    $eq: [
      { $type: "$field" },
      "string"
    ]
  }
});

パフォーマンスの考慮

上記の方法は、それぞれパフォーマンスに違いがあります。

• $exists オペレータは、最も効率的な方法です。
• $nin オペレータは、$exists オペレータよりもわずかに遅くなります。
• $and オペレータは、使用する条件の数によってパフォーマンスが異なります。
• $expr オペレータは、最も複雑な方法であり、パフォーマンスが低下する可能性があります。

使用する方法は、クエリの条件とパフォーマンス要件に応じて選択する必要があります。

// 1. $exists オペレータ

db.collection.find({
  name: { $exists: true }
});

// 2. $nin オペレータ

db.collection.find({
  age: { $nin: [null, undefined] }
});

// 3. $type オペレータ

db.collection.find({
  address: { $type: "string" }
});

// 4. $and オペレータ

db.collection.find({
  $and: [
    { name: { $exists: true } },
    { age: { $gt: 18 } }
  ]
});

// 5. $expr オペレータ

db.collection.find({
  $expr: {
    $eq: [
      { $type: "$email" },
      "string"
    ]
  }
});

これらのコードを参考に、実際のユースケースに合わせてクエリを作成してください。

$ne オペレータは、フィールドの値が特定の値と一致しないかどうかをチェックします。

db.collection.find({
  field: { $ne: null }
});

$not オペレータは、条件を反転します。

db.collection.find({
  field: { $not: { $eq: null } }
});

$where オペレータは、JavaScript式を使用して条件を指定できます。

db.collection.find({
  $where: function() {
    return this.field !== null;
  }
});

これらの方法は、上記の4つの方法よりも汎用性が高いですが、パフォーマンスが低下する可能性があります。

注意点

• MongoDBでは、フィールドが存在しない場合と、フィールドの値がnullの場合と区別されます。
• $exists オペレータは、フィールドが存在するかどうかのみをチェックします。フィールドの値がnullかどうかはチェックしません。