CREATE UNIQUE TABLE を使用して PostgreSQL テーブルに UNIQUE 制約を追加する方法

PostgreSQL テーブルに後から UNIQUE 制約を追加する方法

方法 1: ALTER TABLE を使用

ALTER TABLE テーブル名 ADD CONSTRAINT 制約名 UNIQUE (列名);

例：

ALTER TABLE users ADD CONSTRAINT unique_email UNIQUE (email);

この方法は、既存のテーブルに UNIQUE 制約を追加する最も簡単な方法です。

方法 2: CREATE INDEX を使用

CREATE UNIQUE INDEX 制約名 ON テーブル名 (列名);

CREATE UNIQUE INDEX unique_email ON users (email);

この方法は、UNIQUE 制約と同時にインデックスを作成したい場合に便利です。

どちらの方法でも、PostgreSQL テーブルに後から UNIQUE 制約を追加することができます。ただし、一般的には ALTER TABLE を使用する方法の方が推奨されます。

理由は以下の通りです。

• ALTER TABLE を使用すると、UNIQUE 制約と同時にインデックスが自動的に作成されます。
• ALTER TABLE を使用すると、制約名に分かりやすい名前を付けることができます。

注意事項

• UNIQUE 制約を追加する前に、テーブルに重複データがないことを確認する必要があります。

補足

• UNIQUE 制約は、テーブル内の各列の値がユニークであることを保証します。
• NULL 値は、UNIQUE 制約の評価において他の値とは異なる値として扱われます。
• 複数の列に UNIQUE 制約を適用したい場合は、列名をカンマで区切って指定します。

例

-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL
);

-- UNIQUE 制約追加
ALTER TABLE users ADD CONSTRAINT unique_email UNIQUE (email);

-- データ挿入
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');

-- 重複データ挿入エラー
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');

上記の例では、users テーブルに email 列に UNIQUE 制約を追加しています。 3 番目の INSERT ステートメントは、email 列に重複データが挿入されるため、エラーが発生します。

-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL
);

-- UNIQUE 制約追加 (ALTER TABLE を使用)
ALTER TABLE users ADD CONSTRAINT unique_email UNIQUE (email);

-- UNIQUE 制約追加 (CREATE INDEX を使用)
CREATE UNIQUE INDEX unique_email ON users (email);

-- データ挿入
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');

-- 重複データ挿入エラー
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');

• 上記のコードは、users テーブルという名前のテーブルを作成します。
• このテーブルには、id、name、email という 3 つの列があります。
• id 列は主キーであり、name および email 列は NOT NULL 制約を持っています。
• email 列には、UNIQUE 制約が追加されています。
• 最後の 3 つの INSERT ステートメントは、users テーブルにデータ挿入します。
• 3 番目の INSERT ステートメントは、email 列に重複データが挿入されるため、エラーが発生します。

実行方法

1. PostgreSQL サーバを起動します。
2. psql コマンドラインツールを開きます。
3. 上記のコードを psql コマンドラインツールに貼り付けます。
4. Enter キーを押します。

出力結果

CREATE TABLE
ALTER TABLE
INSERT 0 1
INSERT 0 1
ERROR:  duplicate key value violates unique constraint "unique_email"
DETAIL:  Key (email)=([email protected]) already exists.

補足

• 上記のコードは、PostgreSQL 14.5 で動作確認しています。
• コードを実行する前に、PostgreSQL サーバと psql コマンドラインツールがインストールされていることを確認してください。

PostgreSQL テーブルに UNIQUE 制約を追加するその他の方法

CREATE UNIQUE TABLE 新しいテーブル名 (
  列名 型,
  ...
);

INSERT INTO 新しいテーブル名 SELECT * FROM 既存テーブル名;

CREATE UNIQUE TABLE unique_users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL UNIQUE
);

INSERT INTO unique_users SELECT * FROM users;

この方法は、既存のテーブルから新しいテーブルを作成し、その新しいテーブルに UNIQUE 制約を適用する方法です。

方法 4: COPY と UNIQUE を使用

COPY 新しいテーブル名 (列名, ...) FROM 既存テーブル名 WITH UNIQUE;

COPY unique_users (id, name, email) FROM users WITH UNIQUE;

• 既存のテーブルに少量のデータしかない場合は、ALTER TABLE を使用するのが最も簡単です。
• 既存のテーブルに大量のデータがある場合は、CREATE UNIQUE TABLE または COPY を使用するのが効率的です。