pg_timezone_names ビューを使用して現在のタイムゾーン名を取得
PostgreSQL 9.3 で現在のタイムゾーン名を取得する方法
pg_timezone_names
ビューには、PostgreSQL で使用可能なすべてのタイムゾーンとその名前がリストされています。 このビューを使用して、現在のセッションのタイムゾーンに対応する名前を取得できます。
SELECT timezone_name
FROM pg_timezone_names
WHERE timezone_id = current_setting('timezone');
current_timezone
関数は、現在のセッションのタイムゾーンの名前を文字列として返します。
SELECT current_timezone();
AT TIME ZONE
句を使用して、特定のタイムゾーンにおける日時値を表現できます。 現在のタイムゾーン名を取得するには、AT TIME ZONE 'localtime'
句を使用できます。
SELECT localtimestamp AT TIME ZONE 'localtime';
いずれの方法を使用する場合も、結果は現在のセッションのタイムゾーン設定に基づいています。 セッションのタイムゾーン設定を変更するには、SET TIMEZONE
構文を使用できます。
例:
SET TIME ZONE 'America/Los_Angeles';
SELECT timezone_name
FROM pg_timezone_names
WHERE timezone_id = current_setting('timezone');
この例では、セッションのタイムゾーンが America/Los_Angeles
に設定され、pg_timezone_names
ビューから "America/Los_Angeles" という名前が返されます。
補足:
- PostgreSQL 9.3 では、
current_date
、current_time
、current_timestamp
などの組み込み関数を使用して、現在の日付と時刻を取得できます。 これらの関数は、現在のタイムゾーン設定に基づいて値を返します。 - PostgreSQL 9.3 には、日付と時刻を操作するためのさまざまな関数と演算子が用意されています。 詳細については、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。
pg_timezone_names ビューを使用する
-- セッションの現在のタイムゾーン
SELECT current_setting('timezone');
-- pg_timezone_names ビューを使用して、現在のタイムゾーン名を取得
SELECT timezone_name
FROM pg_timezone_names
WHERE timezone_id = current_setting('timezone');
current_timezone 関数を使用する
-- セッションの現在のタイムゾーン
SELECT current_setting('timezone');
-- current_timezone 関数を使用して、現在のタイムゾーン名を取得
SELECT current_timezone();
AT TIME ZONE 句を使用する
-- セッションの現在のタイムゾーン
SELECT current_setting('timezone');
-- AT TIME ZONE 句を使用して、現在のタイムゾーン名を取得
SELECT localtimestamp AT TIME ZONE 'localtime';
出力例:
-- セッションの現在のタイムゾーン: America/Los_Angeles
-- pg_timezone_names ビューを使用して取得した現在のタイムゾーン名: America/Los_Angeles
-- current_timezone 関数を使用して取得した現在のタイムゾーン名: America/Los_Angeles
-- AT TIME ZONE 句を使用して取得した現在のタイムゾーン名: 2024-04-17 20:53:35 America/Los_Angeles
説明:
- 上記のコードは、PostgreSQL 9.3 で実行されます。
- 最初のクエリは、現在のセッションのタイムゾーン設定を表示します。
- 2番目のクエリは、
pg_timezone_names
ビューを使用して、現在のセッションのタイムゾーンに対応する名前を取得します。 - 4番目のクエリは、
AT TIME ZONE
句を使用して、現在のタイムゾーンにおける現在の日付と時刻を文字列として表示します。
注意事項:
- 上記のコードは、サンプルとしてのみ使用してください。
- 実際のアプリケーションでは、適切なエラー処理とロギングを実装する必要があります。
- PostgreSQL の詳細については、公式ドキュメントを参照してください。
PostgreSQL 9.3 で現在のタイムゾーン名を取得するその他の方法
pg_config
ファイルには、PostgreSQL サーバーの設定情報が格納されています。 このファイルを使用して、現在のタイムゾーン名を取得できます。
-- pg_config ファイルの場所を確認
psql -V
-- pg_config ファイルの内容を表示
cat /path/to/pg_config
pg_config
ファイルには、timezone
という名前の設定パラメータがあります。 このパラメータの値は、現在のタイムゾーンの名前です。
環境変数を使用する
PostgreSQL サーバーは、TZ
という名前の環境変数を使用して現在のタイムゾーンを設定できます。 この環境変数の値は、現在のタイムゾーンの名前です。
-- 環境変数 TZ の値を表示
echo $TZ
システム時刻情報を使用する
PostgreSQL は、システム時刻情報を使用して現在のタイムゾーンを推測できます。 ただし、この方法は常に正確な結果を保証するものではありません。
SELECT EXTRACT(TIMEZONE FROM current_timestamp);
- 上記の方法を使用する場合は、PostgreSQL サーバーの設定とシステム環境に注意する必要があります。
- 確実な結果を得るためには、
pg_timezone_names
ビュー、current_timezone
関数、またはAT TIME ZONE
句を使用することをお勧めします。
postgresql datetime timezone