PostgreSQLで実行中のクエリを可視化・分析!pg_stat_statementsモジュールの活用術
停止方法
PostgreSQL で実行中の長い SQL クエリを停止するには、以下の 2 つの方法があります。
pg_cancel_backend
関数は、指定されたプロセス ID (PID) を持つバックエンドプロセスに SIGINT シグナルを送信します。これにより、多くの場合、クエリがキャンセルされます。
SELECT pg_cancel_backend(pid);
SELECT pg_terminate_backend(pid);
注意事項
- 上記のいずれかの関数を実行する前に、停止しようとしているクエリが実際に問題を引き起こしていることを確認してください。
- これらの関数は、スーパーユーザー権限を持つユーザーのみが実行できます。
- クエリを強制終了すると、データ損失が発生する可能性があります。重大なクエリを停止する前に、十分な注意を払って検討してください。
上記の方法に加えて、以下の方法で長い SQL クエリを停止することもできます。
- pgAdmin などの GUI ツールを使用する
kill
コマンドを使用する (ただし、この方法は上級者向けであり、注意が必要です)
長い SQL クエリを回避するには、以下の方法があります。
- インデックスを使用する
- クエリを最適化する
- 定期的に統計を更新する
- ハードウェアをアップグレードする
PostgreSQL で実行中の長い SQL クエリを停止するには、いくつかの方法があります。適切な方法を選択するには、状況と必要な停止レベルを考慮する必要があります。また、長い SQL クエリを回避するための予防策を講じることも重要です。
-- セッションまたは要求が終了しても実行され続けている長いSQLクエリを特定する
SELECT pid, usename, current_query, query_start_time
FROM pg_stat_activity
WHERE state = 'active' AND (current_query != '<idle>' OR current_query IS NULL)
AND query_start_time < current_timestamp - interval '60 seconds';
-- 特定のPIDを持つ長いSQLクエリをキャンセルする
SELECT pg_cancel_backend(pid);
-- 特定のPIDを持つ長いSQLクエリを強制終了する
SELECT pg_terminate_backend(pid);
上記のコードは、以下のことを行います。
pg_stat_activity
ビューを使用して、現在アクティブなすべてのクエリを一覧表示します。state
列が'active'
であるクエリのみをフィルタリングします。これは、クエリが現在実行中であることを意味します。current_query
列が'<idle>'
ではないクエリまたはNULL
であるクエリのみをフィルタリングします。これは、クエリがアイドル状態ではないか、実行中のクエリに関する情報が利用できないことを意味します。query_start_time
列が現在の時刻よりも 60 秒以上前のクエリのみをフィルタリングします。これは、クエリが 60 秒以上実行されていることを意味します。
上記のクエリを実行すると、セッションまたは要求が終了しても実行され続けている長い SQL クエリが一覧表示されます。
リストから停止するクエリを選択したら、そのクエリに対応する pid
を使用して pg_cancel_backend
または pg_terminate_backend
関数を呼び出すことができます。
- 上記のコードは例であり、状況に応じて調整する必要がある場合があります。
PostgreSQL で実行中の長い SQL クエリを停止するその他の方法
ここでは、その他に考えられる方法について説明します。
pgAdmin は、PostgreSQL を管理するためのオープンソースの GUI ツールです。pgAdmin を使用すると、実行中のクエリをブラウズし、停止することができます。
手順:
- pgAdmin で PostgreSQL サーバーに接続します。
- アクティビティ モジュールを選択します。
- 実行中 タブをクリックします。
- 停止したいクエリを選択します。
- キャンセル または 終了 ボタンをクリックします。
kill
コマンドを使用して、PostgreSQL バックエンドプロセスを強制終了することができます。ただし、この方法は上級者向けであり、注意が必要です。誤った PID を終了すると、データベースが破損する可能性があります。
ps
コマンドを使用して、実行中の PostgreSQL プロセス一覧を表示します。- 停止したいクエリに対応するプロセス ID (PID) を特定します。
- 以下のコマンドを実行して、プロセスを終了します。
kill -SIGTERM PID
- 上記のコマンドを実行する前に、
kill
コマンドの使い方を十分に理解していることを確認してください。 - 誤った PID を終了すると、データベースが破損する可能性があります。
- この方法は、重大な問題を引き起こしているクエリを停止する場合にのみ使用してください。
定期的に長いクエリを検出する
pg_stat_statements 拡張モジュールを使用して、実行時間の長すぎるクエリを検出することができます。この拡張モジュールを使用すると、しきい値を超えたクエリを自動的にキャンセルまたは終了するように設定することもできます。
- pg_stat_statements 拡張モジュールをインストールします。
pg_stat_statements
ビューを使用して、実行時間の長すぎるクエリを検出します。- 必要に応じて、しきい値を超えたクエリを自動的にキャンセルまたは終了するように設定します。
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