Laravelマイグレーション:既存の列をNULL許容から非NULLに変更する方法

2024-07-27

Laravel マイグレーションで列を非 NULL にする

前提条件

このチュートリアルを実行する前に、以下の条件を満たしていることを確認してください。

  • Laravel がインストールされている
  • 対象となるデータベーステーブルが存在する
  • マイグレーションファイルの作成方法を知っている

手順

  1. 既存のマイグレーションファイルを開く

対象となるテーブルの構造を変更するマイグレーションファイルを開きます。ファイル名は、通常 create_table_name_table.php のような形式になります。

  1. change() メソッドを使用して列を変更する

up() メソッド内に、change() メソッドを使用して列を修正します。このメソッドには、以下の引数が必要です。

  • テーブル名: 変更するテーブル名
  • カラム名: 変更する列名
  • 変更後の型: 列の新しいデータ型
  • オプション引数: デフォルト値、制約など

以下の例では、users テーブルの email 列を NULL 許容から非 NULL に変更します。

public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->string('email')->change();
    });
}
  • 列の型を変更する場合は、change() メソッドの第二引数に新しい型を指定します。
  • デフォルト値を設定する場合は、default() メソッドを使用します。
  • 列に制約を追加する場合は、unique(), nullable(), index() などのメソッドを使用します。
  1. マイグレーションを実行する

以下のコマンドを実行して、マイグレーションをデータベースに適用します。

php artisan migrate

注意事項

  • 列を非 NULL に変更する前に、既存のデータに NULL 値が含まれていないことを確認してください。
  • 列を非 NULL に変更すると、その列に値が入力されていないレコードがエラーになる可能性があります。



<?php

use Illuminate\Database\Migrations\Migration;
use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
use Illuminate\Support\Facades\Schema;

class MakeEmailColumnNonnull extends Migration
{
    /**
     * Run the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function up()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->string('email')->change();
        });
    }

    /**
     * Reverse the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function down()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->string('email')->nullable()->change();
        });
    }
}

説明

このコードは以下の処理を行います。

  1. Schema::table('users', function (Blueprint $table) { ... }) で、users テーブルに対する変更を定義します。
  2. $table->string('email')->change(); で、email 列を string 型に変更します。
  3. 変更を保存するために up() メソッドを終了します。
  4. down() メソッドは、マイグレーションをロールバックする場合に使用されます。この例では、email 列を元の NULL 許容状態に戻します。
  • このコードは Laravel 9.x 以降で使用できます。



alterColumn() メソッドを使用して、列の型と制約を変更することができます。この方法は、change() メソッドよりも新しい方法です。

public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->alterColumn('email', 'string')->nullable(false);
    });
}

マイグレーションファイルを2つ作成する

マイグレーションファイルを2つ作成し、1つ目で列を NULL 許容に変更し、2つ目で列を非 NULL に変更する方法もあります。

この方法の利点は、変更履歴を明確に追跡できることです。

1つ目のマイグレーションファイル (MakeEmailColumnNullable.php)

<?php

use Illuminate\Database\Migrations\Migration;
use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
use Illuminate\Support\Facades\Schema;

class MakeEmailColumnNullable extends Migration
{
    /**
     * Run the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function up()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->string('email')->nullable()->change();
        });
    }

    /**
     * Reverse the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function down()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->string('email')->change();
        });
    }
}
<?php

use Illuminate\Database\Migrations\Migration;
use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
use Illuminate\Support\Facades\Schema;

class MakeEmailColumnNonnull extends Migration
{
    /**
     * Run the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function up()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->string('email')->change();
        });
    }

    /**
     * Reverse the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function down()
    {
        Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
            $table->string('email')->nullable()->change();
        });
    }
}

Tinker を使用する

Tinker を使用して、データベース操作をインタラクティブに行うこともできます。ただし、この方法は本番環境では推奨されません。

以下の例では、Tinkerを使用して users テーブルの email 列を非 NULL に変更します。

Artisan tinker

DB::table('users')->alterColumn('email', 'string', ['nullable' => false]);

php sql database-migration



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