【永久保存版】PostgreSQLでJSON列のフィールド存在確認:あらゆる方法を徹底解説

2024-06-16

PostgreSQLのJSON型列でフィールドが存在するかどうかを確認する方法

jsonb 演算子を使用する

PostgreSQL 9.2以降では、jsonb 型には、フィールドが存在するかどうかを確認するための演算子があります。これらの演算子は次のとおりです。

  • ? 演算子: フィールドがオブジェクトキーとして存在するかどうかを確認します。
  • -> 演算子: フィールドが存在するかどうかを確認し、存在する場合はその値を返します。フィールドが存在しない場合は、NULL を返します。

これらの演算子の使用方法を次に示します。

-- フィールド "name" が存在するかどうかを確認します
SELECT data -> 'name' FROM mytable;

-- フィールド "age" が存在し、存在する場合はその値を返します
SELECT data ->> 'age' FROM mytable;

-- JSON パス "$.address.city" を使用して、フィールドが存在するかどうかを確認し、存在する場合はその値を返します
SELECT data #>> '{address, city}' FROM mytable;

coalesce 関数を使用して、フィールドが存在するかどうかを確認し、存在する場合はその値を返し、存在しない場合はデフォルト値を返すこともできます。

-- フィールド "name" が存在する場合はその値を返し、存在しない場合は "John Doe" を返します
SELECT coalesce(data -> 'name', 'John Doe') FROM mytable;

EXISTS 句を使用して、JSON列に特定のフィールドが存在するかどうかを確認することもできます。

-- フィールド "name" が存在するかどうかを確認します
SELECT EXISTS(SELECT 1 FROM jsonb_array_elements(data) AS e WHERE e @> '{"name": true}');

PostgreSQLには、JSON列にフィールドが存在するかどうかを確認するためのさまざまな方法があります。上記のいずれの方法でも、ニーズに合った方法を選択できます。




PostgreSQLでJSON型列にフィールドが存在するかどうかを確認するサンプルコード

-- サンプルデータを作成します
CREATE TABLE mytable (
  id serial PRIMARY KEY,
  data jsonb
);

INSERT INTO mytable (data) VALUES
  ('{"name": "John Doe", "age": 30, "address": {"city": "San Francisco"}}'),
  ('{"name": "Jane Doe", "age": 25, "address": {"city": "New York"}}');

-- フィールド "name" が存在するかどうかを確認します
SELECT id, data -> 'name' AS name_exists FROM mytable;

-- フィールド "age" が存在し、存在する場合はその値を返します
SELECT id, data ->> 'age' AS age FROM mytable;

-- JSON パス "$.address.city" を使用して、フィールドが存在するかどうかを確認し、存在する場合はその値を返します
SELECT id, data #>> '{address, city}' AS city FROM mytable;

出力:

id | name_exists | age | city
----+------------+------+------
 1 | true       | 30   | San Francisco
 2 | true       | 25   | New York

coalesce 関数を使用する

-- フィールド "name" が存在する場合はその値を返し、存在しない場合は "John Doe" を返します
SELECT id, coalesce(data -> 'name', 'John Doe') AS name FROM mytable;
id | name
----+------
 1 | John Doe
 2 | Jane Doe

EXISTS 句を使用する

-- フィールド "name" が存在するかどうかを確認します
SELECT id, EXISTS(SELECT 1 FROM jsonb_array_elements(data) AS e WHERE e @> '{"name": true}') AS name_exists FROM mytable;
id | name_exists
----+------------
 1 | true
 2 | true

これらの例は、jsonb 型列にフィールドが存在するかどうかを確認するための基本的な方法を示しています。より複雑な検索については、PostgreSQLのドキュメントを参照してください。

補足

  • 上記の例では、mytable という名前のテーブルを使用しています。必要に応じてテーブル名を変更してください。
  • JSON データは、文字列リテラルとして直接指定できます。
  • jsonb 演算子と coalesce 関数は、他のデータ型でも使用できます。



PostgreSQLでJSON型列にフィールドが存在するかどうかを確認するその他の方法

JSON関数を使用する

PostgreSQLには、JSONデータの操作に使用できるさまざまな関数があります。これらの関数を使用して、フィールドが存在するかどうかを確認することもできます。

  • json_object_keys 関数: JSON オブジェクトのキーのリストを返します。この関数を使用して、フィールドがオブジェクトキーとして存在するかどうかを確認できます。
-- フィールド "name" がオブジェクトキーとして存在するかどうかを確認します
SELECT EXISTS(SELECT 1 FROM json_object_keys(data) WHERE key = 'name');

-- フィールド "age" が配列要素として存在するかどうかを確認します
SELECT EXISTS(SELECT 1 FROM json_array_elements(data ->> 'friends') AS e WHERE e = 'John Doe');
-- フィールド "name" が存在する場合はその値を返し、存在しない場合は "John Doe" を返します
SELECT id,
  CASE
    WHEN data -> 'name' IS NOT NULL THEN data -> 'name'
    ELSE 'John Doe'
  END AS name
FROM mytable;

PostgreSQL拡張機能を使用する

SQL PLを使用して、フィールドが存在するかどうかを確認する独自の関数を作成することもできます。

どの方法が最適かは、特定の要件によって異なります。単純なチェックの場合は、jsonb 演算子または coalesce 関数を使用するのが最良の方法です。より複雑な検索の場合は、JSON関数、CASE 式、PostgreSQL拡張機能、または SQL PLを使用する必要がある場合があります。


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