「CREATE DATABASE IF NOT EXISTS」の代替方法: PostgreSQLでデータベースを安全に作成

2024-04-02

PostgreSQLで "CREATE DATABASE IF NOT EXISTS" をシミュレートする方法

そのような場合でも、以下の方法で CREATE DATABASE IF NOT EXISTS のような動作をシミュレートすることができます。

\ifexists を使用する

\ifexists (
    SELECT datname
    FROM pg_database
    WHERE datname = 'my_database'
)
{
    -- データベースが存在する場合の処理
}
ELSE
{
    CREATE DATABASE my_database;
}

この方法では、\ifexists という特殊な構文を使用して、データベースが存在するかどうかをチェックします。データベースが存在する場合は、ELSE 以下の処理は実行されません。

DO ブロックを使用する

DO
$$
BEGIN
    CREATE DATABASE my_database;
EXCEPTION
    WHEN duplicate_database THEN
        -- データベースが存在する場合の処理
END;
$$;

この方法では、DO ブロックと BEGIN/END を使用して、エラーハンドリングを行います。CREATE DATABASE コマンドが失敗した場合、duplicate_database という例外がスローされます。この例外が発生した場合、ELSE 以下の処理が実行されます。

外部スクリプトを使用する

\i create_database_if_not_exists.sql

この方法では、CREATE DATABASE IF NOT EXISTS のような動作を実装する外部スクリプトを作成します。スクリプトは、データベースが存在するかどうかをチェックし、存在しない場合は作成します。

注意事項

これらの方法は、CREATE DATABASE IF NOT EXISTS コマンドと同じ動作を完全に再現するものではありません。例えば、トランザクションの一部としてデータベースを作成する必要がある場合、これらの方法は使用できません。

また、これらの方法は、PostgreSQL のバージョンや環境によって動作が異なる場合があります。使用する前に、必ずドキュメントを確認してください。




\ifexists を使用する

-- データベースが存在するかどうかをチェック
\ifexists (
    SELECT datname
    FROM pg_database
    WHERE datname = 'my_database'
)
{
    -- データベースが存在する場合の処理
    echo "データベース 'my_database' は既に存在します。"
}
ELSE
{
    -- データベースが存在しない場合の処理
    CREATE DATABASE my_database;
    echo "データベース 'my_database' を作成しました。"
}

DO ブロックを使用する

-- データベースを作成
DO
$$
BEGIN
    CREATE DATABASE my_database;
EXCEPTION
    WHEN duplicate_database THEN
        -- データベースが存在する場合の処理
        echo "データベース 'my_database' は既に存在します。"
END;
$$;

外部スクリプトを使用する

-- 外部スクリプトを作成
CREATE OR REPLACE FUNCTION create_database_if_not_exists(dbname text) RETURNS void AS $$
BEGIN
    IF NOT EXISTS (
        SELECT datname
        FROM pg_database
        WHERE datname = dbname
    ) THEN
        CREATE DATABASE dbname;
    END IF;
END;
$$ LANGUAGE plpgsql;

-- 外部スクリプトを実行
\i create_database_if_not_exists.sql

-- データベースを作成
SELECT create_database_if_not_exists('my_database');



PostgreSQLで "CREATE DATABASE IF NOT EXISTS" をシミュレートする他の方法

CREATE DATABASE コマンドのオプションを使用する

PostgreSQL 10以降では、CREATE DATABASE コマンドに IF NOT EXISTS オプションを追加することができます。このオプションを指定すると、データベースが存在する場合はエラーが発生せずに処理が終了します。

CREATE DATABASE IF NOT EXISTS my_database;

EXISTS 関数を使用する

SELECT EXISTS (
    SELECT datname
    FROM pg_database
    WHERE datname = 'my_database'
);

この方法では、EXISTS 関数を使用して、データベースが存在するかどうかをチェックします。EXISTS 関数が TRUE を返した場合、データベースは存在します。

CASE 式を使用する

CASE
    WHEN EXISTS (
        SELECT datname
        FROM pg_database
        WHERE datname = 'my_database'
    ) THEN
        -- データベースが存在する場合の処理
    ELSE
        -- データベースが存在しない場合の処理
END;

注意事項

CREATE DATABASE IF NOT EXISTS コマンドは、データベースが存在しない場合にのみ作成する便利なコマンドです。しかし、古いバージョンの PostgreSQL や他のデータベース管理ツールでは、このコマンドがサポートされていない場合があります。


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