【保存版】SQLiteで列のデータ型を変更するベストプラクティス

2024-05-25

SQLite で作成済みの列制約を変更することはできますか?

  • データ型: 列のデータ型を別の型に変更できます。ただし、変更する新しいデータ型が既存のデータに対応できることを確認する必要があります。例えば、INT 型の列を TEXT 型に変更することはできますが、その列に格納されている値が大きすぎる場合はエラーが発生する可能性があります。
  • デフォルト値: 列のデフォルト値を変更できます。新しいデフォルト値は、既存のデータ値と互換性があることを確認する必要があります。
  • 制約: 列に NOT NULLUNIQUECHECK などの制約を追加したり、削除したりすることができます。

ただし、列制約を変更する場合には、以下の点に注意する必要があります。

  • データ損失の可能性: 制約を変更すると、データが失われる可能性があります。例えば、NOT NULL 制約を削除すると、その列に NULL 値が格納されているデータがすべて削除される可能性があります。
  • 既存のクエリの影響: 制約を変更すると、既存のクエリが影響を受ける可能性があります。例えば、列の名前を変更すると、その列を参照しているクエリをすべて更新する必要があります。

列制約を変更する例

以下の例では、customers テーブルの age 列のデータ型を INT から TEXT に変更します。

ALTER TABLE customers
  ALTER COLUMN age TEXT;

以下の例では、customers テーブルの email 列に UNIQUE 制約を追加します。

ALTER TABLE customers
  ADD UNIQUE CONSTRAINT unique_email ON email;

注意事項

  • SQLite はスキーマの変更をサポートしていますが、他のデータベースシステムほど強力ではありません。スキーマを変更する前に、必ずバックアップを取ってください。
  • 列制約を変更する前に、その変更がデータやアプリケーションにどのような影響を与えるかを検討してください。



    サンプルコード:SQLite で列制約を変更する

    例 1:列のデータ型を変更する

    この例では、customers テーブルの age 列のデータ型を INT から TEXT に変更します。既存のデータは保持されますが、age 列に格納できる値の範囲が大きくなります。

    ALTER TABLE customers
      ALTER COLUMN age TEXT;
    

    例 2:列にデフォルト値を追加する

    この例では、customers テーブルの phone_number 列にデフォルト値を追加します。新しいレコードが作成されると、phone_number 列に NULL 値が格納される代わりに、デフォルト値 '+1234567890' が格納されます。

    ALTER TABLE customers
      ADD COLUMN phone_number TEXT DEFAULT '+1234567890';
    

    例 3:列に NOT NULL 制約を追加する

    この例では、customers テーブルの email 列に NOT NULL 制約を追加します。これにより、email 列に NULL 値を格納することができなくなります。既存のデータが NULL 値の場合は、エラーが発生します。

    ALTER TABLE customers
      ALTER COLUMN email NOT NULL;
    

    例 4:列から制約を削除する

    この例では、customers テーブルの created_at 列から DEFAULT 制約を削除します。これにより、created_at 列に新しいレコードが挿入される際に、デフォルト値が適用されなくなります。

    ALTER TABLE customers
      ALTER COLUMN created_at DROP DEFAULT;
    

    この例では、customers テーブルの last_name 列の名前を surname に変更します。既存のクエリやスキーマ定義でこの列を参照している箇所もすべて更新する必要があります。

    ALTER TABLE customers
      RENAME COLUMN last_name TO surname;
    

    これらの例は、SQLite で列制約を変更する方法をいくつか示しています。制約を変更する前に、その変更がデータやアプリケーションにどのような影響を与えるかを検討することが重要です。

    • これらの例は、あくまでもサンプルです。実際の状況に合わせて変更する必要があります。



    テーブルを再作成する

    既存のテーブルを削除し、新しいスキーマ定義を使用して新しいテーブルを作成する方法です。この方法は、列のデータ型、名前、制約を一度に変更する必要がある場合に有効です。

    -- 既存のテーブルを削除
    DROP TABLE customers;
    
    -- 新しいスキーマ定義を使用してテーブルを作成
    CREATE TABLE customers (
      id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
      first_name TEXT NOT NULL,
      last_name TEXT NOT NULL,
      email TEXT UNIQUE NOT NULL,
      phone_number TEXT DEFAULT '+1234567890',
      created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
    );
    
    -- 既存のデータを新しいテーブルにコピー
    INSERT INTO customers
      SELECT id, first_name, last_name, email, phone_number, created_at
      FROM customers_old;
    
    -- 古いテーブルを削除
    DROP TABLE customers_old;
    

    ビューを使用して、既存のテーブルの列を新しい方法で表示する方法です。ビューは、元のテーブルを変更せずに、列のデータ型、名前、制約を変更することができます。

    -- 列のデータ型を変更するビューを作成
    CREATE VIEW customer_view AS
      SELECT id, first_name, last_name, email, SUBSTR(phone_number, -10) AS phone_number_last_10, created_at
      FROM customers;
    
    -- ビューを使用してクエリを実行
    SELECT * FROM customer_view;
    

    仮想列を使用して、既存の列から新しい情報を作成する方法です。仮想列は、元のテーブルを変更せずに、新しい列を追加したり、既存の列を組み合わせたりすることができます。

    -- 新しい列を追加する仮想列を作成
    CREATE TABLE customers (
      id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
      first_name TEXT NOT NULL,
      last_name TEXT NOT NULL,
      email TEXT UNIQUE NOT NULL,
      phone_number TEXT DEFAULT '+1234567890',
      created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
    );
    
    -- 仮想列を使用してフルネームを作成
    ALTER TABLE customers
      ADD COLUMN full_name VIRTUAL AS first_name || ' ' || last_name;
    
    -- 仮想列を使用してクエリを実行
    SELECT id, full_name, email, phone_number, created_at
    FROM customers;
    

    これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。状況に応じて、最適な方法を選択してください。

    • これらの方法は、あくまでも代替手段です。ALTER TABLE コマンドが、列制約を変更する最も一般的な方法です。
    • テーブルを再作成したり、ビューや仮想列を使用したりする場合は、既存のクエリやアプリケーションが影響を受ける可能性があることに注意してください。

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