SQL Server Management Studio & Transact SQLでGOコマンドを使いこなす!

2024-04-02

SQL Server Management Studio & Transact SQLにおける "GO" の役割

バッチ処理は、複数の SQL コマンドをまとめて実行する処理です。GO を使用することで、以下の利点を得ることができます。

  • コードの読みやすさ向上: 長いスクリプトを論理的なブロックに分割することで、コードを読みやすく、理解しやすくなります。
  • エラー処理の簡便化: バッチごとにエラー処理を行うことで、問題発生時の原因特定が容易になります。
  • パフォーマンスの向上: 複数のクエリをまとめて実行することで、サーバーとの通信回数を減らし、パフォーマンスを向上させることができます。

SSMS での GO の使い方

SSMS でクエリを実行する際、クエリ エディターの各行に GO コマンドを追加することで、バッチ処理を行うことができます。

例:

USE AdventureWorks2019;

GO

SELECT * FROM Person.Contact;

GO

UPDATE Person.Contact
SET LastName = '山田'
WHERE FirstName = '太郎';

GO

上記例では、3 つのバッチ処理を実行しています。

  1. AdventureWorks2019 データベースに接続
  2. Person.Contact テーブルの全データを取得
  3. FirstName が '太郎' である Person.Contact レコードの LastName を '山田' に更新

T-SQL スクリプトでの GO の使い方

T-SQL スクリプトファイルを作成する場合も、GO コマンドを使用してバッチ処理を行うことができます。

-- バッチ 1: AdventureWorks2019 データベースに接続
USE AdventureWorks2019;

GO

-- バッチ 2: Person.Contact テーブルの全データを取得
SELECT * FROM Person.Contact;

GO

-- バッチ 3: FirstName が '太郎' である Person.Contact レコードの LastName を '山田' に更新
UPDATE Person.Contact
SET LastName = '山田'
WHERE FirstName = '太郎';

GO

上記例では、3 つのバッチ処理を記述した T-SQL スクリプトファイルを作成しています。

GO の注意点

  • GO コマンドは、Transact-SQL の一部ではありません。そのため、バッチ処理以外の目的で使用することはできません。
  • SSMS でクエリを実行する際、最後の行に GO コマンドを追加する必要はありません。
  • T-SQL スクリプトファイルを作成する場合、すべてのバッチ処理の最後に GO コマンドを追加する必要があります。

GO コマンドは、SSMS と T-SQL で SQL コマンドをバッチ処理するために使用されます。バッチ処理を使用することで、コードの読みやすさ、エラー処理、パフォーマンス向上などの利点を得ることができます。




SSMS でのサンプルコード:

-- バッチ 1: AdventureWorks2019 データベースに接続
USE AdventureWorks2019;

GO

-- バッチ 2: Person.Contact テーブルの全データを取得
SELECT * FROM Person.Contact;

GO

-- バッチ 3: FirstName が '太郎' である Person.Contact レコードの LastName を '山田' に更新
UPDATE Person.Contact
SET LastName = '山田'
WHERE FirstName = '太郎';

GO

T-SQL スクリプトファイルのサンプルコード:

-- バッチ 1: AdventureWorks2019 データベースに接続
USE AdventureWorks2019;

GO

-- バッチ 2: Person.Contact テーブルの全データを取得
SELECT * FROM Person.Contact;

GO

-- バッチ 3: FirstName が '太郎' である Person.Contact レコードの LastName を '山田' に更新
UPDATE Person.Contact
SET LastName = '山田'
WHERE FirstName = '太郎';

GO

これらのサンプルコードは、GO コマンドを使用してバッチ処理を行う方法を理解するのに役立ちます。

その他のサンプルコード:

  • T-SQL スクリプトを使用して新しいデータベースを作成する: URL T-SQL スクリプトを使用して新しいデータベースを作成する



GO コマンド以外の方法

SSMS のクエリ エディターのメニューを使用する

SSMS のクエリ エディターには、バッチ処理を実行するためのメニューがあります。

手順:

  1. クエリ エディターで、バッチ処理したい SQL コマンドを選択します。
  2. メニューバーの [クエリ] をクリックします。
  3. [バッチの実行] を選択します。
  1. T-SQL スクリプトファイルを作成し、バッチ処理したい SQL コマンドを記述します。
  2. SSMS でファイルを開きます。
  3. [実行] ボタンをクリックします。

SQLCMD ユーティリティは、コマンド プロンプトから SQL コマンドを実行するためのツールです。

  1. コマンド プロンプトを開きます。
  2. 次のコマンドを入力して、SQLCMD ユーティリティを実行します。
sqlcmd -S <サーバー名> -D <データベース名>
  1. Enter キーを押して、コマンドを実行します。
sqlcmd -S localhost -D AdventureWorks2019

USE AdventureWorks2019;

GO

SELECT * FROM Person.Contact;

GO

UPDATE Person.Contact
SET LastName = '山田'
WHERE FirstName = '太郎';

GO

.NET Framework を使用して、C# などのプログラミング言語でバッチ処理を行うプログラムを作成することができます。

  • 简单的なバッチ処理の場合は、GO コマンドを使用するのが最も簡単です。
  • 複雑なバッチ処理の場合は、T-SQL スクリプトファイルを作成して実行するのが良いでしょう。
  • コマンド プロンプトから操作したい場合は、SQLCMD ユーティリティを使用することができます。
  • プログラミング言語でバッチ処理を行うプログラムを作成したい場合は、.NET Framework を使用することができます。

sql-server t-sql ssms


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