DBMS_OUTPUT.PUT_LINEプロシージャを使用してSQL Serverストアドプロシージャの実行結果を出力する方法
SQL DeveloperでSQL Serverストアドプロシージャを実行する方法
SQL Developerは、Oracleデータベース用の統合開発環境(IDE)ですが、SQL Serverデータベースと連携して、SQL Serverストアドプロシージャを実行することも可能です。ここでは、その方法を2通りご紹介します。
方法1:SQLクエリウィンドウを使用する
- 接続の確立:
- ツールバーにある「接続」アイコンをクリックし、新規接続ダイアログを開きます。
- ストアドプロシージャの実行:
- オブジェクトエクスプローラーで、実行したいストアドプロシージャを含むデータベースとフォルダーを展開します。
- 対象のストアドプロシージャを右クリックし、「実行」を選択します。
- 必要に応じて、プロシージャにパラメーター値を入力するダイアログが表示されます。
- 「実行」ボタンをクリックすると、ストアドプロシージャが実行され、結果セット(如果有的话)が表示されます。
方法2:スクリプトエディタを使用する
- スクリプトの作成:
- ツールバーにある「新規」メニューから「スクリプト」を選択します。
- 以下の形式でSQL Serverストアドプロシージャを実行するスクリプトを作成します。
BEGIN
-- ストアドプロシージャの名前とパラメーターを指定
EXEC [データベース名].[スキーマ名].[ストアドプロシージャ名]([パラメーター1],[パラメーター2],...);
END;
- スクリプトの実行:
- スクリプトエディタで、作成したスクリプトを選択します。
- ツールバーにある「実行」ボタンをクリックします。
補足事項
- 上記の手順は、SQL Developer 21.4.1 を使用した場合のものです。バージョンによって画面や操作方法が異なる場合があります。
- ストアドプロシージャにSELECTステートメントが含まれている場合、結果セットはSQLクエリウィンドウまたはグリッドビューに表示されます。
- ストアドプロシージャにDMLステートメント(INSERT、UPDATE、DELETEなど)が含まれている場合、実行結果メッセージが表示されます。
SQL Serverストアドプロシージャを実行するサンプルコード
方法1:SQLクエリウィンドウを使用する
-- オブジェクトエクスプローラーで、データベースとフォルダーを展開して、対象のストアドプロシージャを選択します。
-- 右クリックして「実行」を選択します。
-- スクリプトエディタで、以下のスクリプトを作成します。
BEGIN
-- 対象のデータベース名、スキーマ名、ストアドプロシージャ名、およびパラメーター値を指定します。
EXEC AdventureWorks.dbo.GetAllCustomers();
END;
-- ツールバーにある「実行」ボタンをクリックして、スクリプトを実行します。
- 上記の例は、架空のデータベース「AdventureWorks」とストアドプロシージャ「GetAllCustomers」を使用しています。実際の環境に合わせて変更してください。
- ストアドプロシージャにパラメーターがある場合は、
EXEC
ステートメントの後にパラメーターとその値をカンマ区切りで指定する必要があります。
SQL DeveloperでSQL Serverストアドプロシージャを実行するその他の方法
方法3:PL/SQLプロシージャを作成する
- PL/SQLプロシージャの作成:
CREATE OR REPLACE PROCEDURE EXECUTE_SQL_SERVER_PROC (
p_server_name IN VARCHAR2,
p_instance_name IN VARCHAR2,
p_database_name IN VARCHAR2,
p_schema_name IN VARCHAR2,
p_procedure_name IN VARCHAR2,
p_parameters IN VARCHAR2
)
AS
BEGIN
-- ADO.NET接続オブジェクトを作成
v_connection := ADODB.Connection;
-- 接続文字列を指定
v_connection.ConnectionString := 'Provider=SQLOLEDB.1;Data Source=' || p_server_name ||
';Initial Catalog=' || p_database_name ||
';Integrated Security=SSPI;';
-- コマンドオブジェクトを作成
v_command := ADODB.Command;
-- ストアドプロシージャの名前とパラメーターを指定
v_command.CommandText := 'EXEC ' || p_schema_name || '.' || p_procedure_name ||
'(' || p_parameters || ')';
-- 接続を開く
v_connection.Open;
-- コマンドを実行
v_command.Active := True;
-- 結果セットを取得(如果有的话)
v_resultSet := v_command.Execute;
-- 結果セットを処理
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('処理結果:');
WHILE v_resultSet.EOF <> TRUE LOOP
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE(v_resultSet.GetCol('列名'));
v_resultSet.MoveNext;
END LOOP;
-- 接続を閉じる
v_connection.Close;
END EXECUTE_SQL_SERVER_PROC;
方法4:DBMS_OUTPUT.PUT_LINEプロシージャを使用する
- ストアドプロシージャの実行結果をDBMS_OUTPUT.PUT_LINEプロシージャに出力する
- 対象のストアドプロシージャのソースコードを修正し、実行結果を
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE
プロシージャに出力するようにします。
- 対象のストアドプロシージャのソースコードを修正し、実行結果を
-- 例:すべての顧客情報を取得するストアドプロシージャを修正
CREATE OR REPLACE PROCEDURE GetAllCustomers
AS
BEGIN
-- ... (既存の処理)
-- 取得した顧客情報をDBMS_OUTPUT.PUT_LINEプロシージャに出力
FOR customer_id IN LOOP
SELECT CustomerID, FirstName, LastName, Email
FROM Customers
WHERE CustomerID = customer_id;
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('顧客ID:' || CustomerID);
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('名:' || FirstName);
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('姓:' || LastName);
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('メールアドレス:' || Email);
DBMS_OUTPUT.PUT_LINE('-------------------------');
END LOOP;
END GetAllCustomers;
- ストアドプロシージャを実行:
- 方法1または方法2でストアドプロシージャを実行します。
- ストアドプロシージャの実行結果が、SQLクエリウィンドウまたはスクリプトエディタに出力されます。
- 方法3は、PL/SQLに詳しくない場合は難易度が高い方法です。
- 方法4は、ストアドプロシージャのソースコードを直接修正する必要があるため、注意が必要です。
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