MariaDBストアドプロシージャ:パフォーマンスチューニング

2024-04-02

MariaDBストアドプロシージャで使用する言語

SQL

最もシンプルな選択肢です。MariaDBの標準機能であり、他の言語と比べて学習が容易です。複雑なロジックには不向きですが、簡単な処理には十分です。

PL/SQL

Oracle Databaseで開発された言語ですが、MariaDBでも使用できます。SQLよりも機能が豊富で、複雑なロジックにも対応できます。ただし、独自の構文を持ち、習得に時間がかかります。

T-SQL

Microsoft SQL Serverで開発された言語です。MariaDBでは、MariaDB Plugin for T-SQLを使用することで利用できます。T-SQLは、PL/SQLと同様に、複雑なロジックを記述できます。

Python

近年注目されている選択肢です。MariaDB Connector/Pythonを使用することで、Pythonスクリプトをストアドプロシージャとして実行できます。Pythonは汎用性の高い言語であり、データ分析や機械学習など、データベース操作以外の処理にも活用できます。

JavaScript

MariaDB 10.2.7以降では、MariaDB Plugin for JavaScriptを使用することで、JavaScriptコードをストアドプロシージャとして実行できます。JavaScriptは、Web開発で広く使用されている言語であり、フロントエンド開発との連携など、様々な用途に活用できます。

言語選択は、以下の要素を考慮する必要があります。

  • 処理の複雑性
  • 開発者のスキル
  • 既存のコード資産
  • 将来の拡張性
  • 上記以外にも、C言語やC++などの言語でストアドプロシージャを作成できる拡張モジュールが存在します。
  • MariaDBストアドプロシージャは、パフォーマンスチューニングの対象となる場合があります。



SQL

DELIMITER //

CREATE PROCEDURE get_customer_info(IN customer_id INT)
BEGIN
  SELECT * FROM customers WHERE customer_id = customer_id;
END //

DELIMITER ;

PL/SQL

DELIMITER //

CREATE PROCEDURE get_customer_info(IN customer_id INT)
RETURNS VARCHAR(255)
BEGIN
  DECLARE customer_name VARCHAR(255);

  SELECT customer_name
  FROM customers
  WHERE customer_id = customer_id;

  RETURN customer_name;
END //

DELIMITER ;

このストアドプロシージャは、customer_idを引数として受け取り、customersテーブルから該当する顧客の名前を取得し、返します。

T-SQL

USE [my_database]
GO

CREATE PROCEDURE [dbo].[get_customer_info]
@customer_id INT
AS
BEGIN
  SELECT *
  FROM [customers]
  WHERE [customer_id] = @customer_id;
END
GO

Python

import mariadb

def get_customer_info(customer_id):
  connection = mariadb.connect(
    user="root",
    password="password",
    database="my_database",
  )
  cursor = connection.cursor()
  cursor.execute("SELECT * FROM customers WHERE customer_id = ?", (customer_id,))
  result = cursor.fetchone()
  cursor.close()
  connection.close()
  return result

# Example usage
customer_info = get_customer_info(123)
print(customer_info)

JavaScript

const mariadb = require('mariadb');

async function getCustomerInfo(customerId) {
  const connection = await mariadb.createConnection({
    user: 'root',
    password: 'password',
    database: 'my_database',
  });
  const cursor = await connection.query('SELECT * FROM customers WHERE customer_id = ?', [customerId]);
  const result = cursor[0];
  await cursor.end();
  await connection.end();
  return result;
}

// Example usage
const customerInfo = await getCustomerInfo(123);
console.log(customerInfo);



MariaDBストアドプロシージャ開発のその他の方法

GUIツール

  • MySQL Workbench
  • SQLyog
  • HeidiSQL

これらのツールは、視覚的なインターフェースを提供することで、ストアドプロシージャ開発を容易にします。

Webサービス

  • Amazon RDS Proxy
  • Cloud SQL Proxy

これらのサービスは、データベースへの接続を安全に仲介し、ストアドプロシージャの呼び出しを簡潔化します。

フレームワーク

  • jOOQ
  • MyBatis

これらのフレームワークは、ストアドプロシージャ開発を効率化するための機能を提供します。

クラウドサービス

  • Amazon Relational Database Service (RDS)
  • Google Cloud SQL

これらのサービスは、ストアドプロシージャを含むデータベースを簡単に管理できます。

注意事項

  • 上記の方法は、MariaDBのバージョンや環境によって利用できない場合があります。
  • 使用する前に、各方法のドキュメントをよく読んでください。

mariadb


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