SQLite初心者でも安心!テキストデータを数値に変換する簡単ガイド

2024-04-02

SQLiteでテキストを数値に変換する方法

CAST() 関数は、あるデータ型を別のデータ型に変換するために使用されます。テキストを数値に変換するには、以下のように CAST() 関数と INT データ型を組み合わせて使用します。

SELECT CAST(text_column AS INT) FROM table_name;

例:

-- テーブル "users" の "age" 列のテキストデータを数値に変換
SELECT CAST(age AS INT) FROM users;

+ 演算子は、数値と文字列を結合するために使用できます。数値に変換したいテキストデータの先頭に + 記号を付けることで、暗黙的に数値に変換することができます。

-- テーブル "products" の "price" 列のテキストデータを数値に変換
SELECT price + 0 FROM products;

REGEXP 関数は、正規表現を使用してテキストデータを抽出または変換するために使用できます。数値に変換したいテキストデータが特定のパターンに一致する場合、REGEXP 関数を使用して抽出することができます。

-- テーブル "orders" の "total" 列のテキストデータから数値部分を抽出
SELECT REGEXP_EXTRACT(total, '^\\d+(\\.\\d+)?$') FROM orders;

CASE 式は、条件に応じて異なる値を返すために使用できます。テキストデータの内容に基づいて、異なる数値に変換したい場合に便利です。

SELECT
  CASE
    WHEN size = 'S' THEN 1
    WHEN size = 'M' THEN 2
    WHEN size = 'L' THEN 3
  END
FROM products;

上記は、テーブル "products" の "size" 列のテキストデータに基づいて、数値に変換する例です。

注意点

  • テキストデータが数値に変換できない場合、エラーが発生します。
  • テキストデータに数値以外の文字が含まれている場合、変換結果が意図しない値になる可能性があります。

これらの点を考慮して、適切な方法を選択する必要があります。




環境:

  • SQLite version 3.38.3
  • テーブル "products"
-- テーブル "products" のスキーマ
CREATE TABLE products (
  id INTEGER PRIMARY KEY,
  name TEXT,
  price TEXT,
  quantity INTEGER
);

-- テキストデータの挿入
INSERT INTO products (name, price, quantity) VALUES
  ('T-Shirt', '19.99', 10),
  ('Jeans', '49.99', 20),
  ('Shoes', '99.99', 30);

CAST() 関数を使う

-- price 列のテキストデータを数値に変換
SELECT CAST(price AS INT) FROM products;

-- 結果
-- 19
-- 49
-- 99

+ 演算子を使う

-- price 列のテキストデータを数値に変換
SELECT price + 0 FROM products;

-- 結果
-- 19.99
-- 49.99
-- 99.99

REGEXP 関数を使う

-- price 列のテキストデータから数値部分を抽出
SELECT REGEXP_EXTRACT(price, '^\\d+(\\.\\d+)?$') FROM products;

-- 結果
-- 19.99
-- 49.99
-- 99.99

CASE 式を使う

-- price 列のテキストデータに基づいて、割引率を計算
SELECT
  CASE
    WHEN price < 20 THEN 0.1
    WHEN price < 50 THEN 0.2
    ELSE 0.3
  END AS discount
FROM products;

-- 結果
-- 0.1
-- 0.2
-- 0.3

上記は、いくつかの例です。ご自身の目的に合わせて、適切な方法を選択してください。




SQLiteでテキストを数値に変換する方法:その他の方法

substr() 関数と instr() 関数を使う

substr() 関数は、文字列の一部を抽出するために使用できます。instr() 関数は、文字列の中で特定の文字列が出現する位置を返すために使用できます。これらの関数を組み合わせて、テキストデータから数値部分のみを抽出することができます。

-- price 列のテキストデータから数値部分を抽出
SELECT substr(price, 1, instr(price, '.') - 1) AS price_num
FROM products;

-- 結果
-- 19
-- 49
-- 99

replace() 関数は、文字列中の特定の文字列を別の文字列に置き換えるために使用できます。テキストデータ中のカンマなどの区切り文字を削除し、数値に変換するために使用できます。

-- price 列のテキストデータからカンマを削除し、数値に変換
SELECT replace(price, ',', '') AS price_num
FROM products;

-- 結果
-- 19.99
-- 49.99
-- 99.99

TRIM() 関数は、文字列の両端から空白文字を削除するために使用できます。テキストデータの先頭に空白文字が含まれている場合、数値に変換する前に削除する必要があります。

-- price 列のテキストデータの先頭の空白文字を削除し、数値に変換
SELECT CAST(TRIM(price) AS INT) FROM products;

-- 結果
-- 19
-- 49
-- 99

外部ライブラリを使う

SQLiteには標準でテキストを数値に変換する関数はありません。ただし、SQLite拡張ライブラリの中には、テキスト変換機能を提供するものがあります。これらのライブラリを利用することで、より柔軟なテキスト変換を行うことができます。

注意点

これらの方法は、テキストデータの形式や内容によって使い分ける必要があります。また、変換結果が意図した値になるように、テストを行うことをおすすめします。


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