【初心者向け】SQLite: SELECTクエリでデータ型を変換する方法(数値→テキスト変換編)

2024-04-19

SQLite の SELECT クエリで整数をテキストに変換する方法

CAST 関数を使用する

最も一般的で汎用性の高い方法は、CAST 関数を使用することです。CAST 関数は、値をあるデータ型から別のデータ型に変換するために使用できます。整数をテキストに変換するには、次のようなクエリを使用します。

SELECT CAST(整数列 AS TEXT) AS テキスト列
FROM テーブル名;

このクエリは、整数列 カラムのすべての値をテキストに変換し、テキスト列 という名前の新しいカラムに結果を格納します。

|| 演算子を使用する

整数をテキストに変換するもう 1 つの方法は、パイプ演算子 (||) を使用することです。パイプ演算子は、2 つの値を連結するために使用できます。次のようなクエリを使用します。

SELECT 整数列 || '' AS テキスト列
FROM テーブル名;

特殊なケースでは、SUBSTR 関数を使用して整数をテキストに変換することができます。SUBSTR 関数は、文字列の一部を抽出するために使用できます。次のようなクエリを使用します。

SELECT SUBSTR(ZEROPAD(整数列, 8), 2) AS テキスト列
FROM テーブル名;
  • 汎用性と簡潔性を重視する場合は、CAST 関数を使用するのが最良の方法です。
  • パフォーマンスが重要な場合は、パイプ演算子を使用する方が効率的な場合があります。
  • 特定のフォーマットで整数を表示する必要がある場合は、SUBSTR 関数を使用することができます。

その他の注意事項

  • 上記のクエリはすべて、整数列 という名前の列が存在することを前提としています。実際の列名は置き換えてください。
  • 結果を永続的に保存するには、CREATE TABLE ステートメントを使用して新しいテーブルを作成し、そこにクエリ結果を挿入する必要があります。



-- テーブルの作成
CREATE TABLE example (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  integer_value INTEGER NOT NULL
);

-- データの挿入
INSERT INTO example (integer_value) VALUES (123), (456), (789);

-- 整数をテキストに変換する
SELECT
  id,
  integer_value,
  CAST(integer_value AS TEXT) AS text_value
FROM example;

このコードは次のことを行います。

  1. example という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、id という主キー列と integer_value という名前の列があります。
  2. integer_value 列に 3 つの整数を挿入します。
  3. integer_value 列の値をテキストに変換し、text_value という名前の新しい列に結果を格納します。

このクエリを実行すると、次の結果が表示されます。

id | integer_value | text_value
-------+--------------+------------
1  | 123           | 123
2  | 456           | 456
3  | 789           | 789

この例では、CAST 関数を使用して整数をテキストに変換しています。これは、最も一般的で汎用性の高い方法です。

上記以外にも、整数をテキストに変換する方法はいくつかあります。以下に、その例をいくつか示します。

パイプ演算子 (||) を使用する

SELECT
  id,
  integer_value,
  integer_value || '' AS text_value
FROM example;
SELECT
  id,
  integer_value,
  SUBSTR(ZEROPAD(integer_value, 8), 2) AS text_value
FROM example;

これらのクエリは、上記のサンプルコードと同じ結果を返します。

SQLite での SELECT クエリで整数をテキストに変換するには、いくつかの方法があります。それぞれのアプローチには長所と短所があるので、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。




SQLiteで整数をテキストに変換するその他の方法

PRINTF 関数は、書式付き文字列を生成するために使用できます。整数をテキストに変換するには、次のようなクエリを使用します。

SELECT
  id,
  integer_value,
  PRINTF('%d', integer_value) AS text_value
FROM example;
SELECT
  id,
  integer_value,
  SUBSTR(RPAD(integer_value, 8, '0'), 2) AS text_value
FROM example;

カスタム SQL 関数を使用する

CREATE FUNCTION integer_to_text(integer_value INTEGER)
RETURNS TEXT
AS
BEGIN
  DECLARE text_value TEXT;

  SET text_value = CASE
    WHEN integer_value BETWEEN -999 AND 999 THEN
      CAST(integer_value AS TEXT)
    WHEN integer_value < -999 THEN
      '-999'
    ELSE
      '999'
  END;

  RETURN text_value;
END;

SELECT
  id,
  integer_value,
  integer_to_text(integer_value) AS text_value
FROM example;

この関数は、-999 から 999 までの範囲の整数をテキストに変換します。範囲外の値は、'-999' または '999' に変換されます。

  • シンプルなフォーマットで整数を表示する場合は、CAST 関数またはパイプ演算子を使用するのが最良の方法です。
  • より複雑なフォーマットで整数を表示する必要がある場合は、PRINTF 関数、RPAD 関数と SUBSTR 関数、またはカスタム SQL 関数を使用することができます。
  • パフォーマンスが重要な場合は、使用するクエリの実行速度をテストして、最速の方法を判断する必要があります。

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