【初心者向け】SQLite: SELECTクエリでデータ型を変換する方法(数値→テキスト変換編)
SQLite の SELECT クエリで整数をテキストに変換する方法
CAST 関数を使用する
最も一般的で汎用性の高い方法は、CAST
関数を使用することです。CAST
関数は、値をあるデータ型から別のデータ型に変換するために使用できます。整数をテキストに変換するには、次のようなクエリを使用します。
SELECT CAST(整数列 AS TEXT) AS テキスト列
FROM テーブル名;
このクエリは、整数列
カラムのすべての値をテキストに変換し、テキスト列
という名前の新しいカラムに結果を格納します。
|| 演算子を使用する
整数をテキストに変換するもう 1 つの方法は、パイプ演算子 (||) を使用することです。パイプ演算子は、2 つの値を連結するために使用できます。次のようなクエリを使用します。
SELECT 整数列 || '' AS テキスト列
FROM テーブル名;
特殊なケースでは、SUBSTR
関数を使用して整数をテキストに変換することができます。SUBSTR
関数は、文字列の一部を抽出するために使用できます。次のようなクエリを使用します。
SELECT SUBSTR(ZEROPAD(整数列, 8), 2) AS テキスト列
FROM テーブル名;
- 汎用性と簡潔性を重視する場合は、CAST 関数を使用するのが最良の方法です。
- パフォーマンスが重要な場合は、パイプ演算子を使用する方が効率的な場合があります。
- 特定のフォーマットで整数を表示する必要がある場合は、SUBSTR 関数を使用することができます。
その他の注意事項
- 上記のクエリはすべて、
整数列
という名前の列が存在することを前提としています。実際の列名は置き換えてください。 - 結果を永続的に保存するには、
CREATE TABLE
ステートメントを使用して新しいテーブルを作成し、そこにクエリ結果を挿入する必要があります。
-- テーブルの作成
CREATE TABLE example (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
integer_value INTEGER NOT NULL
);
-- データの挿入
INSERT INTO example (integer_value) VALUES (123), (456), (789);
-- 整数をテキストに変換する
SELECT
id,
integer_value,
CAST(integer_value AS TEXT) AS text_value
FROM example;
このコードは次のことを行います。
example
という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、id
という主キー列とinteger_value
という名前の列があります。integer_value
列に 3 つの整数を挿入します。integer_value
列の値をテキストに変換し、text_value
という名前の新しい列に結果を格納します。
このクエリを実行すると、次の結果が表示されます。
id | integer_value | text_value
-------+--------------+------------
1 | 123 | 123
2 | 456 | 456
3 | 789 | 789
この例では、CAST
関数を使用して整数をテキストに変換しています。これは、最も一般的で汎用性の高い方法です。
上記以外にも、整数をテキストに変換する方法はいくつかあります。以下に、その例をいくつか示します。
パイプ演算子 (||) を使用する
SELECT
id,
integer_value,
integer_value || '' AS text_value
FROM example;
SELECT
id,
integer_value,
SUBSTR(ZEROPAD(integer_value, 8), 2) AS text_value
FROM example;
これらのクエリは、上記のサンプルコードと同じ結果を返します。
SQLite での SELECT クエリで整数をテキストに変換するには、いくつかの方法があります。それぞれのアプローチには長所と短所があるので、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。
SQLiteで整数をテキストに変換するその他の方法
PRINTF
関数は、書式付き文字列を生成するために使用できます。整数をテキストに変換するには、次のようなクエリを使用します。
SELECT
id,
integer_value,
PRINTF('%d', integer_value) AS text_value
FROM example;
SELECT
id,
integer_value,
SUBSTR(RPAD(integer_value, 8, '0'), 2) AS text_value
FROM example;
カスタム SQL 関数を使用する
CREATE FUNCTION integer_to_text(integer_value INTEGER)
RETURNS TEXT
AS
BEGIN
DECLARE text_value TEXT;
SET text_value = CASE
WHEN integer_value BETWEEN -999 AND 999 THEN
CAST(integer_value AS TEXT)
WHEN integer_value < -999 THEN
'-999'
ELSE
'999'
END;
RETURN text_value;
END;
SELECT
id,
integer_value,
integer_to_text(integer_value) AS text_value
FROM example;
この関数は、-999 から 999 までの範囲の整数をテキストに変換します。範囲外の値は、'-999' または '999' に変換されます。
- シンプルなフォーマットで整数を表示する場合は、CAST 関数またはパイプ演算子を使用するのが最良の方法です。
- より複雑なフォーマットで整数を表示する必要がある場合は、PRINTF 関数、RPAD 関数と SUBSTR 関数、またはカスタム SQL 関数を使用することができます。
- パフォーマンスが重要な場合は、使用するクエリの実行速度をテストして、最速の方法を判断する必要があります。
sql sqlite type-conversion