PostgreSQL: CREATE TABLE IF NOT EXISTS の使い方

2024-04-02

PostgreSQLでテーブルが存在しない場合は作成する

PostgreSQLでテーブルを作成する際、テーブルが存在するかどうかを事前に確認してから作成したい場合があります。この場合、CREATE TABLE IF NOT EXISTS を使用することで、テーブルが存在しない場合のみ作成することができます。

DDL との関連

CREATE TABLE IF NOT EXISTS は DDL(Data Definition Language) の一部です。DDL は、データベースのスキーマを定義するために使用されます。テーブルの作成、削除、変更などを行います。

構文

CREATE TABLE IF NOT EXISTS table_name (
  column_name1 data_type1 [constraint1],
  column_name2 data_type2 [constraint2],
  ...
);

CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE
);

この例では、users という名前のテーブルが存在しない場合のみ作成します。テーブルには、idnameemail という 3 つのカラムがあります。

動作

CREATE TABLE IF NOT EXISTS を実行すると、以下のようになります。

  1. テーブルが存在するかどうかを確認します。
  2. テーブルが存在しない場合は、指定されたスキーマを使用してテーブルを作成します。
  3. テーブルが存在する場合は、何もせずに終了します。

メリット

  • テーブルが存在するかどうかを事前に確認する必要がないため、コードが簡潔になります。
  • 同じテーブルを複数回作成しようとしても、エラーが発生せずに処理されます。
  • テーブルが存在するかどうかを毎回確認するため、わずかに処理速度が遅くなる可能性があります。

補足

  • CREATE TABLE IF NOT EXISTS は、PostgreSQL 8.0 以降で使用できます。
  • テーブルが存在するかどうかを事前に確認したい場合は、\dt コマンドを使用できます。



-- テーブルが存在しない場合は作成する

CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE
);

-- テーブルにデータを追加する

INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');

-- テーブルの内容を取得する

SELECT * FROM users;

-- テーブルを削除する

DROP TABLE users;
  • 複数のカラムを持つテーブルを作成する
CREATE TABLE IF NOT EXISTS products (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
  description TEXT
);
  • PRIMARY KEY 制約を持つテーブルを作成する
CREATE TABLE IF NOT EXISTS orders (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  customer_id INTEGER NOT NULL,
  order_date DATE NOT NULL,
  total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL
);
CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  username VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
);

注意

  • テーブルを作成する前に、必要な権限を持っていることを確認してください。
  • テーブル名やカラム名は、PostgreSQL の命名規則に従っている必要があります。



PostgreSQLでテーブルを作成する他の方法

CREATE TABLE は、テーブルを作成するための最も基本的な方法です。

CREATE TABLE table_name (
  column_name1 data_type1 [constraint1],
  column_name2 data_type2 [constraint2],
  ...
);
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE
);

psql コマンドは、PostgreSQL サーバに接続して SQL コマンドを実行するためのコマンドラインツールです。

psql -d database_name -c "CREATE TABLE table_name (
  column_name1 data_type1 [constraint1],
  column_name2 data_type2 [constraint2],
  ...
);"
psql -d my_database -c "CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE
);"

この例では、my_database という名前のデータベースに users という名前のテーブルを作成します。

GUI ツールを使用する

pgAdmin や DataGrip などの GUI ツールを使用して、テーブルを作成することもできます。

GUI ツールを使用する利点

  • SQL コマンドを覚える必要がない
  • テーブルの構造を視覚的に確認できる
  • コマンドラインツールよりも操作が遅くなる場合がある
  • すべての機能が GUI ツールで提供されているわけではない
  • 简单的なテーブルを作成する場合は、CREATE TABLE を使用するのが最も簡単です。
  • 複雑なテーブルを作成する場合は、psql コマンドを使用すると、より柔軟に設定することができます。
  • GUI ツールに慣れている場合は、GUI ツールを使用してテーブルを作成すると、操作が簡単です。

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