ILIKE演算子：大文字小文字を区別せずにパターンマッチングを行う

PostgreSQLの列名はケースの影響を受けますか？

つまり、column_name と COLUMN_NAME は異なる列として扱われます。これは、PostgreSQLが識別子を大文字と小文字を区別する大文字小文字区別言語であるためです。

例：

-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
  column_name text,
  COLUMN_NAME integer
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (column_name, COLUMN_NAME) VALUES ('test', 1);

-- データ取得
SELECT column_name, COLUMN_NAME FROM my_table;

-- 結果:
-- | column_name | COLUMN_NAME |
-- |-------------|-------------|
-- | test        | 1           |

この例では、column_name と COLUMN_NAME は異なる列として扱われるため、SELECT クエリで両方の列を選択する必要があります。

注意点：

• 大文字と小文字を区別する言語では、テーブル名、スキーマ名、関数名などもケースの影響を受けます。
• SQL クエリでは、列名、テーブル名、その他の識別子を引用符で囲むことで、大文字と小文字を区別せずに使用できます。

SELECT "column_name", "COLUMN_NAME" FROM my_table;

このクエリは、column_name と COLUMN_NAME のどちらが大文字小文字であっても、両方の列を取得します。

• PostgreSQLの列名はケースの影響を受けます。

関連用語：

• SQL
• PostgreSQL
• 識別子
• 大文字小文字区別

-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
  column_name text,
  COLUMN_NAME integer
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (column_name, COLUMN_NAME) VALUES ('test', 1);

-- データ取得 (大文字と小文字が異なるためエラー)
SELECT column_name FROM my_table;
ERROR:  column "column_name" does not exist

-- データ取得 (引用符で囲むことで大文字と小文字を区別せずに使用)
SELECT "column_name" FROM my_table;
結果:
-- | column_name |
-- |-------------|
-- | test        |

-- データ取得 (大文字と小文字が一致するため成功)
SELECT COLUMN_NAME FROM my_table;
結果:
-- | COLUMN_NAME |
-- |-------------|
-- | 1           |

このコードを実行することで、PostgreSQLの列名がケースの影響を受けることを確認できます。

PostgreSQLの列名を大文字小文字を区別せずに使用する方法

引用符で囲む

SELECT "column_name" FROM my_table;

大文字小文字を区別しない照合順序を使用する

PostgreSQLには、大文字小文字を区別しない照合順序がいくつか用意されています。テーブル作成時に、これらの照合順序を指定することで、列名を大文字小文字を区別せずに使用できます。

CREATE TABLE my_table (
  column_name text COLLATE "en-US-ci",
  COLUMN_NAME integer
);

ILIKE 演算子は、大文字小文字を区別せずにパターンマッチングを行う演算子です。

SELECT column_name FROM my_table WHERE column_name ILIKE 'test';

CASE 式を使用して、大文字小文字を変換してから比較することもできます。

SELECT column_name FROM my_table
WHERE CASE
    WHEN column_name = 'test' THEN TRUE
    ELSE FALSE
END;

• 引用符で囲む方法は、最も簡単で汎用性の高い方法です。
• 大文字小文字を区別しない照合順序を使用する方法は、パフォーマンスの向上が期待できます。
• ILIKE 演算子を使用する方法は、パターンマッチングに便利です。
• CASE 式を使用する方法は、複雑な条件を設定する必要がある場合に便利です。