データベースのバックアップと移行に役立つ!MySQLダンプのエクスポート

2024-04-09

コマンドラインからMySQLダンプをエクスポートする方法

MySQLデータベースのバックアップや移行には、mysqldumpコマンドを使うのが一般的です。このコマンドは、データベース全体または特定のテーブルを、SQL形式のダンプファイルとしてエクスポートできます。

コマンドライン操作

以下のコマンドで、データベース全体をダンプファイルとしてエクスポートできます。

mysqldump -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 > ダンプファイル名.sql

オプション

  • -u: 接続するユーザー名を指定します。
  • -p: ユーザーのパスワードを指定します。
  • -h: 接続するホスト名を指定します (デフォルトはlocalhost)。
  • -B: データベース全体をエクスポートします。
  • --where: 特定の条件に合致するデータのみをエクスポートします。
  • --compress: ダンプファイルを圧縮します。

  • データベース全体を mydb.sql というファイルにエクスポート
mysqldump -u root -p mydb > mydb.sql
  • users テーブルのみを users.sql というファイルにエクスポート
mysqldump -u root -p mydb -t users > users.sql
  • age が 20 歳以上のユーザーのみを users_over_20.sql というファイルにエクスポート
mysqldump -u root -p mydb -t users --where "age >= 20" > users_over_20.sql

mysqldump コマンドの詳細については、以下のリソースを参照してください。

注意事項

  • ダンプファイルをエクスポートする前に、データベースをバックアップしておくことをお勧めします。
  • ダンプファイルは、安全な場所に保存してください。
  • ダンプファイルは、MySQLサーバーのバージョンと互換性があることを確認してください。

補足

  • コマンドライン操作に慣れていない場合は、MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使うこともできます。
  • ダンプファイルをインポートするには、mysqlコマンドまたはMySQL Workbenchを使うことができます。



mysqldump -u root -p mydb > mydb.sql

解説

  • -u root: ユーザー名を root に指定しています。
  • -p: パスワードを省略しています (パスワードが設定されていない場合は省略可能です)。
  • mydb: データベース名を mydb に指定しています。
  • > mydb.sql: ダンプファイル名を mydb.sql に指定しています。

特定のテーブルをダンプファイルとしてエクスポート

mysqldump -u root -p mydb -t users > users.sql
  • -t users: テーブル名を users に指定しています。
mysqldump -u root -p mydb -t users --where "age >= 20" > users_over_20.sql
  • --where "age >= 20": age が 20 歳以上のユーザーのみを抽出しています。

gzip 圧縮を使用してダンプファイルを作成

mysqldump -u root -p mydb | gzip -9 > mydb.sql.gz
  • | gzip -9: mysqldump の出力結果を gzip コマンドにパイプし、圧縮レベル 9 で圧縮しています。

ダンプファイルの復元

mysql -u root -p mydb < mydb.sql
  • < mydb.sql: mydb.sql ファイルの内容を MySQL サーバーに読み込みます。
mysql -u root -p mydb < users.sql
mysqldump -u root -p mydb --ssl-mode=REQUIRED --ssl-ca=/path/to/ca-cert.pem > mydb.sql
  • --ssl-mode=REQUIRED: SSL接続を必須にします。
  • --ssl-ca=/path/to/ca-cert.pem: SSL証明書ファイルのパスを指定します。
mysql -u root -p mydb --ssl-mode=REQUIRED --ssl-ca=/path/to/ca-cert.pem < mydb.sql
mysqldump -u root -p mydb --no-data > mydb_schema.sql
mysqldump -u root -p mydb --skip-add-drop-table --no-create-info > mydb_data.sql

diff mydb_schema.sql mydb_data.sql > mydb_diff.sql
  • --no-data: データをエクスポートせずに、スキーマのみをエクスポートします。
  • --skip-add-drop-table: ADD TABLEDROP TABLE ステートメントを生成しません。
  • --no-create-info: テーブル作成時の情報



コマンドライン以外でMySQLダンプをエクスポートする方法

MySQL Workbenchは、MySQLの管理に特化したGUIツールです。MySQL Workbenchを使えば、以下の手順で簡単にダンプファイルをエクスポートできます。

  1. MySQL Workbenchを起動し、接続したいデータベースに接続します。
  2. 左側のナビゲーションツリーで、エクスポートしたいデータベースまたはテーブルを選択します。
  3. 右クリックメニューから「データエクスポート」を選択します。
  4. ダンプファイルの種類、保存場所、その他のオプションを選択します。
  5. 「開始」ボタンをクリックして、エクスポートを実行します。

phpMyAdminは、Webブラウザ上で操作できるMySQL管理ツールです。phpMyAdminを使えば、以下の手順で簡単にダンプファイルをエクスポートできます。

  1. WebブラウザでphpMyAdminにアクセスします。
  2. 上部のタブから「エクスポート」を選択します。

その他のツール

上記以外にも、MySQLGUI、Navicat for MySQLなどのGUIツールや、SQuirreL SQL ClientなどのJDBCツールを使って、MySQLダンプをエクスポートすることができます。

手動でエクスポート

MySQLのデータは、SELECT ステートメントを使って手動でエクスポートすることもできます。

SELECT * FROM テーブル名 > ダンプファイル名.sql;

この方法は、データ量が少な場合や、特定のデータのみをエクスポートする場合に有効です。

コマンドライン以外にも、MySQLダンプをエクスポートする方法はいくつかあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて最適な方法を選択してください。


mysql database command-line


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