Android SQLiteデータベースから大きなBLOBを取得するサンプルコード

2024-07-27

Android SQLiteデータベースから大きなBLOBを取得する方法

そこで、Android SQLiteデータベースから大きなBLOBを効率的に取得する方法をいくつかご紹介します。

サブクエリを使用する

サブクエリを使用して、BLOBの一部ずつを取得する方法です。具体的には、以下の手順で行います。

  1. BLOB列の長さを取得します。
  2. 取得するBLOBの開始位置とサイズを計算します。
  3. サブクエリを使用して、指定された範囲のBLOBを取得します。
  4. 必要に応じて、手順2と3を繰り返して、BLOB全体を取得します。

この方法は、メモリ使用量を抑えながら、大きなBLOBを効率的に取得することができます。

SELECT id, length(blobcolumn) FROM mytable;

SELECT substr(blobcolumn, 1, 1000000) FROM mytable WHERE id = 123;
SELECT substr(blobcolumn, 1000001, 1000000) FROM mytable WHERE id = 123;

InputStreamを使用する

SQLiteCursorには、getBlob()メソッドとgetString()メソッドがあります。getBlob()メソッドは、BLOB列の内容をバイト配列として取得します。getString()メソッドは、BLOB列の内容を文字列として取得します。

Cursor cursor = db.rawQuery("SELECT blobcolumn FROM mytable WHERE id = ?", new String[] { "123" });
if (cursor.moveToFirst()) {
    byte[] blob = cursor.getBlob(0);
    // BLOBを処理する
}
cursor.close();

NDKを使用する

NDK(Native Development Kit)を使用すると、C言語などのネイティブ言語でSQLiteにアクセスすることができます。ネイティブ言語でアクセスすることで、BLOB I/O関数や通常のクエリ関数を直接使用することができます。

この方法は、複雑ですが、パフォーマンスと柔軟性を向上させることができます。

注意事項

  • 上記の方法は、あくまでも例です。具体的な実装は、使用するライブラリやデータベースのバージョンによって異なる場合があります。
  • BLOBを扱う際は、メモリ使用量に注意する必要があります。必要に応じて、メモリ管理のロジックを実装する必要があります。

上記以外にも、サードライブラリを使用して大きなBLOBを取得する方法があります。




public class RetrieveBlobExample {

    private static final String DB_NAME = "mydatabase.db";
    private static final String TABLE_NAME = "mytable";
    private static final String COLUMN_ID = "id";
    private static final String COLUMN_BLOB = "blobcolumn";

    public static void main(String[] args) {
        SQLiteDatabase db = SQLiteDatabase.openOrCreateDatabase(DB_NAME, null);

        // BLOB列の長さを取得する
        String sql = "SELECT length(" + COLUMN_BLOB + ") FROM " + TABLE_NAME;
        Cursor cursor = db.rawQuery(sql, null);
        if (cursor.moveToFirst()) {
            int blobLength = cursor.getInt(0);

            // 取得するBLOBの開始位置とサイズを計算する
            int chunkSize = 1000000; // 1MBずつ取得する
            int numChunks = (int) Math.ceil((double) blobLength / chunkSize);

            for (int i = 0; i < numChunks; i++) {
                int start = i * chunkSize;
                int end = Math.min(start + chunkSize, blobLength);

                // サブクエリを使用して、指定された範囲のBLOBを取得する
                sql = "SELECT substr(" + COLUMN_BLOB + ", " + (start + 1) + ", " + (end - start) + ") FROM " + TABLE_NAME + " WHERE id = 123";
                cursor = db.rawQuery(sql, null);
                if (cursor.moveToFirst()) {
                    byte[] blobChunk = cursor.getBlob(0);

                    // BLOBチャンクを処理する
                    System.out.println("BLOB Chunk #" + i + ": " + Arrays.toString(blobChunk));
                }
                cursor.close();
            }
        }
        cursor.close();

        db.close();
    }
}

このコードを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. mydatabase.dbという名前のデータベースファイルを作成します。
  2. mytableという名前のテーブルを作成し、idblobcolumnという2つの列を追加します。
  3. blobcolumn列のデータ型はBLOBであることを確認します。
  4. 上記のコードをJavaコンパイラでコンパイルします。
  5. コンパイルされたコードを実行します。

このコードを実行すると、mytableテーブルのblobcolumn列に格納されているBLOBが、1MBずつコンソールに出力されます。

  • 上記のコードはあくまで例であり、実際には使用しているデータベースやライブラリに合わせて変更する必要があります。



SQLiteCursorには、getString()メソッドを使用してBLOB列の内容を文字列として取得する方法があります。この方法は、BLOB列の内容がテキストデータとして格納されている場合に有効です。

Cursor cursor = db.rawQuery("SELECT blobcolumn FROM mytable WHERE id = ?", new String[] { "123" });
if (cursor.moveToFirst()) {
    String blobString = cursor.getString(0);
    // BLOB文字列を処理する
}
cursor.close();

Base64エンコーディングを使用する

BLOBデータをBase64エンコーディングしてから格納することで、文字列として扱うことができます。この方法を使用すると、BLOBデータをテキストデータとしてデータベースに格納することができ、getString()メソッドで簡単に取得することができます。

// BLOBデータをBase64エンコーディングする
byte[] blobData = cursor.getBlob(0);
String base64EncodedString = Base64.encodeToString(blobData, Base64.DEFAULT);

// Base64エンコーディングされた文字列をデータベースに格納する
ContentValues values = new ContentValues();
values.put(COLUMN_BLOB, base64EncodedString);
db.update(TABLE_NAME, values, "id = ?", new String[] { "123" });

// Base64エンコーディングされた文字列をデコードしてBLOBデータを取得する
String base64EncodedString = cursor.getString(0);
byte[] blobData = Base64.decode(base64EncodedString, Base64.DEFAULT);

チュンク化を使用してBLOBを分割する

BLOBデータが非常に大きい場合は、BLOBデータを分割して処理することが有効です。この方法は、SQLiteCursor.getBlob()メソッドのメモリ制限を回避するために役立ちます。

// BLOB列の長さを取得する
String sql = "SELECT length(" + COLUMN_BLOB + ") FROM " + TABLE_NAME;
Cursor cursor = db.rawQuery(sql, null);
if (cursor.moveToFirst()) {
    int blobLength = cursor.getInt(0);

    // 取得するBLOBの開始位置とサイズを計算する
    int chunkSize = 1000000; // 1MBずつ取得する
    int numChunks = (int) Math.ceil((double) blobLength / chunkSize);

    for (int i = 0; i < numChunks; i++) {
        int start = i * chunkSize;
        int end = Math.min(start + chunkSize, blobLength);

        // サブクエリを使用して、指定された範囲のBLOBを取得する
        sql = "SELECT substr(" + COLUMN_BLOB + ", " + (start + 1) + ", " + (end - start) + ") FROM " + TABLE_NAME + " WHERE id = 123";
        cursor = db.rawQuery(sql, null);
        if (cursor.moveToFirst()) {
            byte[] blobChunk = cursor.getBlob(0);

            // BLOBチャンクを処理する
            System.out.println("BLOB Chunk #" + i + ": " + Arrays.toString(blobChunk));

            // BLOBチャンクをファイルに保存する
            try (FileOutputStream fos = new FileOutputStream("blob_chunk_" + i + ".dat")) {
                fos.write(blobChunk);
            } catch (IOException e) {
                e.printStackTrace();
            }
        }
        cursor.close();
    }
}
cursor.close();

android sqlite blob



意外と知らないSQLiteの制限:データ量・アクセス数・複雑なクエリへの対応策

スケーラビリティ とは、システムが負荷増加に対応できる能力を指します。SQLite のスケーラビリティには、いくつかの制限があります。データ量の制限SQLite は、单个ファイルにデータベースを保存する設計になっています。そのため、データ量が大きくなると、ファイルサイズも大きくなり、パフォーマンスが低下します。一般的な目安としては、1つのデータベースファイルは 1GB 以下に抑えることが推奨されています。...


VistaDB の使用方法:サンプルコード、Visual Studio データツール、Entity Framework、LINQ

軽量で高速VistaDB は非常に軽量なデータベースエンジンであり、フットプリントが小さいため、メモリとディスク容量の少ないデバイスに最適です。また、非常に高速なパフォーマンスを提供し、多くの場合、他のデータベースよりも高速にクエリを実行できます。...


WPF アプリケーションにおけるデータベース機能:SQLite、SQL CE、その他の選択肢

SQLite は軽量でオープンソースのデータベースエンジンです。ファイルベースのデータベースなので、サーバーのインストールや設定が不要で、手軽に利用できます。また、C# などの . NET Framework 言語から簡単にアクセスできるため、WPF アプリケーションとの相性も抜群です。...


C++プログラムにデータをSQLiteデータベースとして埋め込む

リソースファイルとしてデータを埋め込む方法は、プログラムの実行ファイルにデータを直接埋め込む方法です。メリット:実行ファイルが単一ファイルになるため、配布が容易データの暗号化など、セキュリティ対策が容易実行ファイルのサイズが大きくなるデータの更新が難しい...


10年以上の経験者が解説!SQLite3 テーブルのデータダンプのベストプラクティス

ここでは、SQLite3 テーブルのデータをダンプする 3 つの方法を紹介します。sqlite3 コマンドラインツールを使うsqlite3 コマンドラインツールは、SQLite3 データベースを操作するための標準的なツールです。このツールを使ってテーブルデータをダンプするには、以下の手順に従います。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



.NET Framework と SQLite を使用して XSD データセットに基づいて SQLite データベースを作成する方法

このチュートリアルを完了するには、次のものが必要です。Visual Studio 2019 以降.NET Framework 4.7 以降SQLite ADO. NET プロバイダVisual Studio で新しい C# コンソール アプリケーション プロジェクトを作成します。


ActionScript 3 で SQLite データベースを操作する際のベストプラクティス

ActionScript 3 の開発環境Apache Flex SDKプロジェクトの作成プロジェクトの作成SQLite ライブラリの追加 ダウンロードした SQLite ライブラリをプロジェクトに追加します。SQLite ライブラリの追加ダウンロードした SQLite ライブラリをプロジェクトに追加します。


SQLite3 から MySQL への簡単な移行方法

SQLite3: 小型で軽量なデータベース。単一ファイルとして存在し、アプリケーションに組み込むことができます。MySQL: 汎用的なリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)。大規模なアプリケーションやWebサイトで使用されます。


初心者でも安心!C#でSQLiteデータベースを操作するチュートリアル

ADO. NETは、.NET Frameworkに含まれるデータアクセス技術です。SQLite用のADO. NETプロバイダであるSystem. Data. SQLiteを使用することで、C#からSQLiteデータベースに接続してクエリを実行することができます。


JavaとSQLiteを使ってToDoリストアプリを作成しよう

Javaは、世界中で愛される汎用プログラミング言語です。豊富なライブラリと高い汎用性で、Webアプリケーション、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど、あらゆる開発に活躍します。SQLiteは、軽量で高速なオープンソースのデータベースエンジンです。ファイルベースで動作するため、サーバーのインストールや設定が不要で、手軽にデータベースを扱うことができます。