PostgreSQL: データベース設計の自由度を向上させる!ALTER TABLEコマンドによる列追加

2024-04-02

PostgreSQL に列を追加する方法

構文

ALTER TABLE table_name ADD COLUMN column_name data_type;

次の例では、users テーブルに age という名前の新しい列を追加します。この列は integer 型です。

ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer;

オプション

ALTER TABLE コマンドには、列を追加する際にいくつかのオプションを使用できます。

  • DEFAULT オプション: 新しい列にデフォルト値を設定できます。
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer DEFAULT 18;
  • NOT NULL オプション: 新しい列をNULL値を許容しない列に設定できます。
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer NOT NULL;
  • CHECK オプション: 新しい列の値に制約を設定できます。
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer CHECK (age >= 18);

既存の列が存在する場合

ALTER TABLE コマンドを実行する際に、すでに同じ名前の列が存在する場合、エラーが発生します。

このエラーを防ぐために、IF NOT EXISTS オプションを使用できます。このオプションを指定すると、すでに同じ名前の列が存在する場合は、何も実行されません。

ALTER TABLE users ADD COLUMN IF NOT EXISTS age integer;

ALTER TABLE コマンドを使用して、PostgreSQL の既存のテーブルに簡単に列を追加できます。

ADD COLUMN オプションと、DEFAULTNOT NULLCHECK などのオプションを使用して、新しい列を柔軟に設定できます。




シンプルな列追加

-- usersテーブルにage列を追加
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer;

デフォルト値の設定

-- usersテーブルにage列を追加し、デフォルト値を18に設定
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer DEFAULT 18;

NULL値の禁止

-- usersテーブルにage列を追加し、NULL値を禁止
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer NOT NULL;

値の制約

-- usersテーブルにage列を追加し、値が18以上であることを制約
ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer CHECK (age >= 18);

既存の列が存在する場合

-- usersテーブルにage列を追加
-- すでにage列が存在する場合は、何も実行されない
ALTER TABLE users ADD COLUMN IF NOT EXISTS age integer;

複数列の追加

-- usersテーブルにage列とgender列を追加
ALTER TABLE users
ADD COLUMN age integer,
ADD COLUMN gender VARCHAR(255);

実行方法

例えば、psql コマンドを使用する場合は、以下の手順で実行できます。

  1. PostgreSQL サーバーに接続する
psql -d database_name -U username
  1. サンプルコードを実行する
\i sample_code.sql

注意事項

  • ALTER TABLE コマンドは、テーブルの構造を変更する操作です。実行前に、必ずバックアップを取るようにしてください。
  • DEFAULTNOT NULLCHECK などのオプションは、データ型によって使用できるものが異なります。詳細は、PostgreSQL 公式ドキュメントを参照してください。



PostgreSQL に列を追加するその他の方法

SQL クライアントツール

多くの SQL クライアントツールは、GUI を使用してテーブルの構造を変更する機能を提供しています。

例えば、pgAdmin や DBeaver などのツールを使用すると、以下の手順で列を追加できます。

  1. ツールを使用して、データベースに接続する。
  2. テーブルを選択する。
  3. 構造編集画面を開く。
  4. 新しい列の名前とデータ型を入力する。
  5. 変更を保存する。

プログラミング言語

PostgreSQL に接続できるプログラミング言語を使用すれば、プログラムコードを使用して列を追加することもできます。

例えば、Python の psycopg2 ライブラリを使用する場合は、以下のコードで列を追加できます。

import psycopg2

# 接続情報の準備
connection_string = "dbname=database_name user=username password=password"

# コネクションの確立
with psycopg2.connect(connection_string) as connection:
    cursor = connection.cursor()

    # SQL クエリの発行
    cursor.execute("""
        ALTER TABLE users ADD COLUMN age integer;
    """)

    # コミット
    connection.commit()

ALTER TABLE コマンド以外にも、GUI ツールやプログラミング言語を使用して、PostgreSQL に列を追加することができます。

自分に合った方法を選択して、作業を進めてください。


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