PostgreSQLテーブルにデフォルト値trueのBoolean型カラムを追加する方法
PostgreSQLテーブルにデフォルト値trueのBoolean型カラムを追加する方法
ALTER TABLEコマンドを使用する
ALTER TABLE テーブル名 ADD COLUMN カラム名 BOOLEAN DEFAULT true;
例:
ALTER TABLE customers ADD COLUMN is_active BOOLEAN DEFAULT true;
このコマンドは、既存のテーブルに新しいカラムis_active
を追加します。このカラムはBoolean型で、デフォルト値はtrue
です。
CREATE TABLEコマンドを使用する
CREATE TABLE テーブル名 (
カラム名1 型1,
カラム名2 型2,
...
カラム名N 型N,
デフォルト値_カラム名 BOOLEAN DEFAULT true
);
CREATE TABLE orders (
id SERIAL PRIMARY KEY,
customer_id INTEGER,
order_date TIMESTAMP,
is_paid BOOLEAN DEFAULT true
);
このコマンドは、新しいテーブルorders
を作成します。このテーブルには、id
、customer_id
、order_date
、is_paid
という4つのカラムがあります。is_paid
カラムはBoolean型で、デフォルト値はtrue
です。
その他の方法
上記以外にも、以下のような方法でデフォルト値true
のBoolean型カラムを追加することができます。
DEFAULT
制約を使用して、CHECK
制約と組み合わせてデフォルト値をtrue
に設定する- トリガーを使用して、新しい行が挿入されるたびに
true
値を挿入する
これらの方法は、より複雑な設定が必要な場合に役立ちます。
補足
- PostgreSQLでは、Boolean型は
boolean
またはbool
のいずれかで宣言できます。 - デフォルト値を省略すると、
false
になります。 ALTER TABLE
コマンドを使用して既存のカラムのデフォルト値を変更することもできます。
ALTER TABLEコマンドを使用する
-- テーブル customers に is_active という Boolean 型カラムを追加します。デフォルト値は true です。
ALTER TABLE customers ADD COLUMN is_active BOOLEAN DEFAULT true;
CREATE TABLEコマンドを使用する
-- orders というテーブルを作成します。このテーブルには、is_paid という Boolean 型カラムがあります。デフォルト値は true です。
CREATE TABLE orders (
id SERIAL PRIMARY KEY,
customer_id INTEGER,
order_date TIMESTAMP,
is_paid BOOLEAN DEFAULT true
);
DEFAULT制約とCHECK制約を使用する
-- users というテーブルを作成します。このテーブルには、is_admin という Boolean 型カラムがあります。デフォルト値は false です。
CREATE TABLE users (
id SERIAL PRIMARY KEY,
username VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
is_admin BOOLEAN DEFAULT false,
CHECK (is_admin IN (true, false))
);
トリガーを使用する
-- 新しい行が挿入されるたびに、is_active カラムに true 値を挿入するトリガーを作成します。
CREATE TRIGGER set_is_active_on_insert
BEFORE INSERT ON customers
FOR EACH ROW
BEGIN
NEW.is_active := true;
END;
このトリガーは、customers
テーブルに新しい行が挿入されるたびに、is_active
カラムにtrue
値を挿入します。
補足
- 上記のサンプルコードは、PostgreSQL 10.0以降で使用できます。
- 他のバージョンの PostgreSQL を使用している場合は、ドキュメントを参照してください。
PostgreSQLテーブルにデフォルト値trueのBoolean型カラムを追加するその他の方法
ビューを使用する
CREATE VIEW view_customers AS
SELECT
*,
CASE WHEN is_active IS NULL THEN true ELSE is_active END AS is_active_default
FROM customers;
この例では、customers
テーブルに基づいてview_customers
ビューを作成します。is_active_default
という新しいカラムは、is_active
カラムがNULL
の場合はtrue
、それ以外の場合はis_active
カラムの値になります。
PL/pgSQLを使用してデフォルト値を設定する
CREATE FUNCTION set_is_active_default() RETURNS boolean AS
$$
BEGIN
RETURN true;
END;
$$ LANGUAGE plpgsql;
ALTER TABLE customers ADD COLUMN is_active BOOLEAN DEFAULT set_is_active_default();
この例では、set_is_active_default
というPL/pgSQL関数を定義します。この関数は常にtrue
値を返します。その後、ALTER TABLE
コマンドを使用して、customers
テーブルにis_active
という新しいカラムを追加し、デフォルト値としてset_is_active_default
関数を設定します。
外部キー制約を使用する
CREATE TABLE customers (
id SERIAL PRIMARY KEY,
...
is_active BOOLEAN REFERENCES statuses (id)
);
CREATE TABLE statuses (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
is_active BOOLEAN DEFAULT true
);
この例では、statuses
テーブルという別のテーブルを作成し、is_active
というBoolean型カラムを含めます。このカラムはデフォルト値true
です。その後、customers
テーブルのis_active
カラムをstatuses
テーブルのid
カラムに外部キー制約で参照します。
この方法を使用すると、customers
テーブルのis_active
カラムは常にstatuses
テーブルのis_active
カラムの値と一致します。
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