【保存版】TEXTとSTRINGデータ型を使いこなしてSQLiteをマスターしよう
SQLiteにおけるTEXTとSTRINGデータ型の違い
データ型としての違い
- TEXT: バリアント長文字列型。最大4294967295バイト(4GB)までのテキストデータを格納できます。
- STRING: 固定長文字列型。事前に指定した長さのテキストデータを格納します。
例:
- 顧客の名前を格納するカラム:
TEXT
型が適切 - パスワードを格納するカラム:
STRING
型が適切
ストレージ容量
- TEXT: データ長に応じてストレージ容量を割り当てます。
- STRING: 空白文字も含めて、事前に指定した長さ分のストレージ容量を常に割り当てます。
- 10文字以内の名前を格納するカラム:
STRING(10)
型の方がストレージ容量を節約できます。
パフォーマンス
- TEXT: データ長が可変なので、挿入・更新時の処理が比較的重くなります。
- 頻繁に更新されるカラム:
STRING
型の方がパフォーマンスが向上する可能性があります。
互換性
- TEXT: 他のデータベースとの互換性が高いです。
- 他のデータベースとのデータ連携を想定している場合:
TEXT
型の方が安全です。
その他
- TEXT: NULL値を格納できます。
TEXT
とSTRING
はそれぞれ異なる特性を持つため、目的に合わせて使い分けることが重要です。
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT,
email STRING(255) UNIQUE NOT NULL,
password STRING(64) NOT NULL
);
-- データ挿入
INSERT INTO users (name, email, password)
VALUES ('山田太郎', '[email protected]', 'password123'),
('佐藤花子', '[email protected]', 'password456');
-- データ更新
UPDATE users
SET name = '田中次郎'
WHERE id = 2;
-- データ検索
SELECT * FROM users
WHERE email LIKE '%example.com%';
name
カラム:TEXT
型。ユーザーの名前を格納します。名前の長さは可変なので、TEXT
型が適切です。email
カラム:STRING(255)
型。ユーザーのメールアドレスを格納します。メールアドレスは最大255文字なので、STRING(255)
型が適切です。
TEXTとSTRINGデータ型の比較:その他の方法
情報源
- データベース関連書籍
- オンラインチュートリアル
実験
実際にSQLiteデータベースを作成し、TEXTとSTRINGデータ型をそれぞれ使用してデータの挿入、更新、検索処理を行い、性能やストレージ容量を比較してみるのも有効です。
専門家への相談
データベースに精通した専門家や開発者に相談することで、より詳細な情報を得ることができます。
これらのツールを使用することで、テーブル構造やデータ型を視覚的に確認することができます。
TEXTとSTRINGデータ型の比較方法は様々です。上記の情報を参考に、目的に合った方法を選択してください。
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