Heroku Postgresで「psql: FATAL: remaining connection slots are reserved for non-replication superuser connections」エラーが発生した時の対処法
Heroku Postgresで「psql: FATAL: remaining connection slots are reserved for non-replication superuser connections」エラーが発生した場合の解説
エラー内容
原因
このエラーが発生する主な原因は、以下の2つです。
- 接続数の超過: 許容接続数を超えてデータベースへの接続が試みられた。
- スーパーユーザー接続の占有: スーパーユーザー接続が接続スロットを占有し、通常のユーザー接続が利用できない状態になっている。
解決方法
このエラーを解決するには、以下の方法を試してください。
接続数の確認
まず、現在の接続数を以下のコマンドで確認します。
heroku pg:info --app <app_name>
出力結果の Connections
項目で現在の接続数を確認できます。
接続数が許容接続数を超えている場合は、以下の方法で接続数を削減できます。
- 使用していない接続を閉じる。
- アプリケーションコードを見直し、不要なデータベース接続を削減する。
- Heroku Postgresのプランをアップグレードして、許容接続数を増やす。
スーパーユーザー接続の確認
以下のコマンドで、現在接続中のスーパーユーザーを確認できます。
heroku pg:psql --app <app_name> -c "SELECT usename, state FROM pg_stat_activity WHERE state = 'active' AND usename IN ('postgres', 'admin');"
出力結果にスーパーユーザー接続が存在する場合は、以下の方法でスーパーユーザー接続を解除できます。
- 不要なスーパーユーザー接続を終了する。
pg_hba.conf
ファイルを編集して、スーパーユーザー接続を制限する。
その他の解決策
上記の解決方法を試しても問題が解決しない場合は、以下の方法も検討してください。
- Herokuサポートに問い合わせる。
- PostgreSQLの公式ドキュメントを参照する。
補足
- このエラーは、Heroku Postgresだけでなく、他の PostgreSQL データベースでも発生する可能性があります。
- スーパーユーザー接続は、データベース管理用の特別な接続です。通常のユーザー接続よりも多くの権限を持っています。
import os
app_name = os.environ['APP_NAME']
# Heroku Postgresへの接続情報を取得
info = heroku.api.get_app_info(app_name)
# 接続数を取得
connections = info['postgres']['connections']
print(f"接続数: {connections}")
このコードを実行すると、現在の接続数がコンソールに出力されます。
- 上記のコードは、Pythonで記述されています。他の言語でも同様のコードを書くことができます。
- Heroku Postgresへの接続には、
heroku
ライブラリが必要です。事前にインストールしておいてください。
Heroku Postgresの接続数を取得するその他の方法
Heroku CLI
heroku pg:info --app <app_name>
Heroku Dashboardから接続数を取得することもできます。
- Heroku Dashboardにログインします。
- 接続数を取得したいアプリを選択します。
- Settings タブを選択します。
- Database セクションで、Connections 項目を確認します。
pgAdminを使用して、接続数を取得することができます。
- pgAdminを起動します。
- Heroku Postgresデータベースに接続します。
- Servers ペインで、接続したいデータベースを選択します。
- Query Tool タブを選択します。
- 以下のクエリを実行します。
SELECT COUNT(*) FROM pg_stat_activity;
出力結果の最初の行が現在の接続数です。
postgresql heroku