【保存版】PostgreSQLでRownumにさよなら!LIMIT、OFFSET、ウィンドウ関数で実現するスマートな代替テクニック

2024-05-25

PostgreSQLにおけるRownum

PostgreSQLには、OracleのROWNUM疑似列のような機能はありません。しかし、LIMITOFFSETキーワードを用いることで、同様の結果を得ることができます。

ROWNUMとLIMIT / OFFSETの比較

機能ROWNUMLIMIT / OFFSET
処理タイミング結果セット取得前結果セット取得後
ソート順指定なし指定可能
欠点性能問題が発生する可能性がある柔軟性に欠ける

LIMIT / OFFSETの使い方

以下の例では、customersテーブルから最初の10件のレコードを取得します。

SELECT * FROM customers
LIMIT 10;

OFFSETキーワードを使用すると、最初のN件のレコードをスキップして、その後のM件のレコードを取得することができます。以下の例では、最初の5件のレコードをスキップして、その後の10件のレコードを取得します。

SELECT * FROM customers
LIMIT 10
OFFSET 5;

代替方法

より複雑な処理が必要な場合は、ウィンドウ関数を使用することができます。例えば、各顧客の注文件数を表示するには、次のようなクエリを使用できます。

SELECT customer_id, COUNT(*) AS order_count
FROM orders
GROUP BY customer_id
ORDER BY order_count DESC;

PostgreSQLにはROWNUMのような疑似列はありませんが、LIMITOFFSETキーワード、およびウィンドウ関数を使用することで、同様の処理を実行することができます。




    PostgreSQLにおけるRownumのサンプルコード

    SELECT *
    FROM customers
    LIMIT 10;
    

    例2:顧客テーブルから最初の5件のレコードをスキップして、その後の10件のレコードを取得する

    SELECT *
    FROM customers
    LIMIT 10
    OFFSET 5;
    

    例3:各顧客の注文数を表示する

    SELECT customer_id, COUNT(*) AS order_count
    FROM orders
    GROUP BY customer_id
    ORDER BY order_count DESC;
    

    例4:ウィンドウ関数を使用して、各行の行番号を取得する

    SELECT *,
           ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY customer_id) AS row_num
    FROM customers;
    

    例5:サブクエリを使用して、特定の条件に一致する最初の10件のレコードを取得する

    SELECT *
    FROM customers
    WHERE customer_id IN (
        SELECT customer_id
        FROM orders
        WHERE order_status = 'shipped'
        LIMIT 10
    )
    ORDER BY customer_id;
    

    これらの例は、PostgreSQLでLIMITOFFSET、およびウィンドウ関数を使用してRownumのような機能を実現する方法を示しています。

    補足

    • 上記の例はほんの一例であり、状況に応じてさまざまな方法で使用することができます。



    PostgreSQLにおけるRownumを代替する方法

    PostgreSQLにはROWNUMのような疑似列はありませんが、以下の方法で代替することができます。

    これは最も基本的な方法で、ROWNUMの最も単純な機能を再現するために使用できます。

    SELECT *
    FROM customers
    LIMIT 10;
    
    SELECT *
    FROM customers
    LIMIT 10
    OFFSET 5;
    

    利点

    • シンプルでわかりやすい
    • ほとんどのケースで十分

    欠点

    • 複雑な処理には不向き
    • ソート順序を指定できない

    ウィンドウ関数は、現在の行とその周辺行に基づいて値を計算する関数です。ROW_NUMBER()関数を使用して、各行の行番号を取得することができます。

    例:customersテーブルの各行に行番号を追加する

    SELECT *,
           ROW_NUMBER() OVER (ORDER BY customer_id) AS row_num
    FROM customers;
    
    • 複雑な処理に柔軟に対応

      例:ordersテーブルでshippedステータスの注文の最初の10件の顧客IDを取得する

      SELECT customer_id
      FROM customers
      WHERE customer_id IN (
          SELECT customer_id
          FROM orders
          WHERE order_status = 'shipped'
          LIMIT 10
      )
      ORDER BY customer_id;
      
      • 複雑な条件に対応
      • 柔軟性が高い
      • 処理速度が遅くなる可能性がある

      最適な方法の選択

      • シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、LIMITOFFSETを使用します。
      • 複雑な処理が必要な場合は、ウィンドウ関数を使用します。
      • 複雑な条件に対応する必要がある場合は、サブクエリを使用します。

        postgresql row-number rownum


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