5つの方法で解説!SQL Serverで一時テーブルにデータを挿入する

2024-04-09

SQL Server で一時テーブルにデータ挿入する方法

INSERT INTO ステートメント

最も一般的な方法は、INSERT INTO ステートメントを使用することです。

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- データを挿入
INSERT INTO #TempTable (ID, Name)
VALUES (1, 'John Doe'),
       (2, 'Jane Doe');

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

上記のように、INSERT INTO ステートメントで一時テーブル名を指定し、列名と値のペアを指定してデータを挿入できます。

SELECT INTO ステートメントを使用すると、別のテーブルからデータをコピーして一時テーブルを作成できます。

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- 別のテーブルからデータをコピー
SELECT ID, Name
INTO #TempTable
FROM dbo.Customers;

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

VALUES コンストラクタを使用すると、直接値を指定して一時テーブルを作成できます。

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- データを挿入
INSERT INTO #TempTable
VALUES (1, 'John Doe'),
       (2, 'Jane Doe');

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

上記のように、VALUES コンストラクタで列名と値のペアを直接指定できます。

EXECUTE ステートメント

ストアドプロシージャや動的SQLを使用する場合は、EXECUTE ステートメントを使用して一時テーブルにデータを挿入できます。

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- ストアドプロシージャを実行
DECLARE @sql nvarchar(max);

SET @sql = 'INSERT INTO #TempTable (ID, Name)
             VALUES (@ID, @Name)';

EXEC sp_executesql @sql, N'@ID int, @Name varchar(50)',
                   @ID = 1, @Name = 'John Doe';

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

上記のように、EXECUTE ステートメントでストアドプロシージャや動的SQLを実行し、一時テーブルにデータを挿入できます。

一時テーブルの注意点

  • 一時テーブルはセッションに関連付けられます。つまり、セッションが終了すると一時テーブルは削除されます。
  • 一時テーブルはトランザクションログに記録されません。つまり、トランザクションがロールバックされても、一時テーブルのデータは保持されます。
  • 一時テーブルは他のユーザーから参照できません。

これらの点に注意して、一時テーブルを活用しましょう。




INSERT INTO ステートメント

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- データを挿入
INSERT INTO #TempTable (ID, Name)
VALUES (1, 'John Doe'),
       (2, 'Jane Doe');

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

SELECT INTO ステートメント

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- 別のテーブルからデータをコピー
SELECT ID, Name
INTO #TempTable
FROM dbo.Customers;

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

VALUES コンストラクタ

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- データを挿入
INSERT INTO #TempTable
VALUES (1, 'John Doe'),
       (2, 'Jane Doe');

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

EXECUTE ステートメント

-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- ストアドプロシージャを実行
DECLARE @sql nvarchar(max);

SET @sql = 'INSERT INTO #TempTable (ID, Name)
             VALUES (@ID, @Name)';

EXEC sp_executesql @sql, N'@ID int, @Name varchar(50)',
                   @ID = 1, @Name = 'John Doe';

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;



SQL Serverで一時テーブルにデータ挿入するその他の方法

BULK INSERT

概要

BULK INSERT ステートメントを使用すると、ファイルからデータを高速に挿入できます。

メリット

  • 大量のデータを効率的に挿入できる
  • データ型変換を自動的に行える
  • データファイルの形式が制限される
  • トランザクションログに記録されない
-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- データファイルを準備
BULK INSERT #TempTable
FROM 'C:\data\temp.txt'
WITH (FIELDTERMINATOR = ',', ROWTERMINATOR = '\n');

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

OPENROWSET

OPENROWSET 関数を使用すると、別のデータベースやファイルからデータを直接挿入できます。

  • さまざまなデータソースからデータを挿入できる
  • 複雑なデータ変換を記述できる
  • 処理速度が遅くなる場合がある
  • 構文が複雑になる
-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- 別のデータベースからデータを挿入
INSERT INTO #TempTable (ID, Name)
SELECT ID, Name
FROM OPENROWSET('SQLNCLI', 'Server=localhost;Database=TestDB;Integrated Security=True', 'SELECT ID, Name FROM dbo.Customers');

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

INSERT EXEC

INSERT EXEC ステートメントを使用すると、ストアドプロシージャの結果を直接挿入できます。

  • 複雑なデータ処理をストアドプロシージャに記述できる
  • 繰り返し実行する処理をカプセル化できる
-- 一時テーブルを作成
CREATE TABLE #TempTable (
  ID int,
  Name varchar(50)
);

-- ストアドプロシージャを作成
CREATE PROCEDURE sp_GetCustomers
AS
BEGIN
  SELECT ID, Name
  FROM dbo.Customers
END;

-- ストアドプロシージャの結果を挿入
INSERT INTO #TempTable (ID, Name)
EXEC sp_GetCustomers;

-- データを確認
SELECT * FROM #TempTable;

SQL Serverで一時テーブルにデータ挿入する方法はいくつかあります。それぞれの方法の特徴を理解して、状況に合わせて最適な方法を選択しましょう。


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