SUBSTRING関数で頭字語のスペースをスマートに除去!Mariadbでできるテクニック
SQL で頭字語のスペースを削除する方法
本記事では、SQL で頭字語のスペースを削除する2つの方法を紹介します。
方法1: REPLACE 関数を使用する
REPLACE 関数は、文字列内の特定の文字列を別の文字列に置き換えるために使用されます。この関数は、頭字語のスペースを削除するのに役立ちます。
SELECT REPLACE(column_name, ' ', '') AS acronym
FROM table_name;
このクエリは、table_name
テーブルの column_name
列からスペースを削除した頭字語をすべて選択します。
例:
SELECT REPLACE(city, ' ', '') AS acronym
FROM customers;
このクエリは、customers
テーブルの city
列からスペースを削除した都市名(頭字語)をすべて選択します。
方法2: SUBSTRING 関数と TRIM 関数を使用する
SUBSTRING 関数は、文字列の一部を抽出するために使用されます。TRIM 関数は、文字列の先頭と末尾にある空白文字を削除するために使用されます。これらの関数を組み合わせて、頭字語のスペースを削除することができます。
SELECT SUBSTRING(TRIM(column_name), 1, LENGTH(column_name) - CHAR_LENGTH(column_name REPLACE(column_name, ' ', ''))) AS acronym
FROM table_name;
SELECT SUBSTRING(TRIM(city), 1, LENGTH(city) - CHAR_LENGTH(city REPLACE(city, ' ', ''))) AS acronym
FROM customers;
上記2つの方法は、どちらもSQL で頭字語のスペースを削除するために有効です。状況に応じて適切な方法を選択してください。
補足:
- 上記のクエリは、スペース以外の空白文字も削除します。スペース以外の空白文字を削除しない場合は、
TRIM()
関数の代わりにLTRIM()
関数とRTRIM()
関数を使用することができます。 - 上記のクエリは、頭字語が必ず大文字であることを前提としています。頭字語が大文字と小文字が混在している場合は、
UPPER()
関数またはLOWER()
関数を使用して変換する必要があります。
データベースセットアップ
この例では、customers
という名前のテーブルと、city
という名前の列を持つことを想定しています。この列には、ニューヨーク、ロンドン、パリなどの都市名が入力されています。
CREATE TABLE customers (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
city VARCHAR(255) NOT NULL
);
INSERT INTO customers (city) VALUES
('ニューヨーク'),
('ロンドン'),
('パリ');
方法1: REPLACE 関数を使用する
SELECT REPLACE(city, ' ', '') AS acronym
FROM customers;
このクエリを実行すると、以下の結果が出力されます。
acronym
-------
NY
LDN
PAR
方法2: SUBSTRING 関数と TRIM 関数を使用する
SELECT SUBSTRING(TRIM(city), 1, LENGTH(city) - CHAR_LENGTH(city REPLACE(city, ' ', ''))) AS acronym
FROM customers;
acronym
-------
NY
LDN
PAR
説明
上記のサンプルコードでは、以下の処理が行われています。
customers
テーブルからcity
列を選択します。REPLACE
関数を使用して、city
列のスペースを空文字に置き換えます。TRIM
関数を使用して、city
列の先頭と末尾にある空白文字を削除します。SUBSTRING
関数を使用して、city
列の先頭から、スペースを除いた文字列の長さまで文字列を抽出します。- 結果を
acronym
という名前の列として出力します。
SQL で頭字語のスペースを削除するその他の方法
方法3: REGEXP_REPLACE 関数を使用する
SELECT REGEXP_REPLACE(column_name, '[ ]', '') AS acronym
FROM table_name;
SELECT REGEXP_REPLACE(city, '[ ]', '') AS acronym
FROM customers;
方法4: CASE WHEN 式を使用する
CASE WHEN 式は、条件に応じて異なる値を返すために使用されます。この式は、頭字語のスペースを削除するのに役立ちます。
SELECT CASE WHEN LENGTH(column_name) - LENGTH(REPLACE(column_name, ' ', '')) > 1 THEN REPLACE(column_name, ' ', '') ELSE column_name END AS acronym
FROM table_name;
SELECT CASE WHEN LENGTH(city) - LENGTH(REPLACE(city, ' ', '')) > 1 THEN REPLACE(city, ' ', '') ELSE city END AS acronym
FROM customers;
方法5: UPDATE ステートメントを使用する
UPDATE ステートメントは、テーブルのデータを更新するために使用されます。このステートメントを使用して、頭字語のスペースを削除することができます。
UPDATE table_name
SET column_name = REPLACE(column_name, ' ', '');
UPDATE customers
SET city = REPLACE(city, ' ', '');
上記で紹介した方法は、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。状況に応じて適切な方法を選択してください。
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