SQLite: ALTER TABLEを使って既存のテーブルに「作成日」列を追加する方法
SQLite に既存のテーブルに日付列を追加し、デフォルト値を現在時刻に設定する方法
ALTER TABLE table_name
ADD created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP;
このステートメントは、table_name という名前のテーブルに created_at という名前の日付列を追加します。この列のデフォルト値は CURRENT_TIMESTAMP に設定されるため、新しい行が挿入されるたびに、その列には自動的に現在時刻が挿入されます。
例:
既存の users テーブルに created_at 列を追加するには、次のステートメントを実行します。
ALTER TABLE users
ADD created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP;
このステートメントを実行すると、users テーブルに created_at という名前の日付列が追加されます。新しいユーザーが作成されるたびに、この列には自動的に現在時刻が挿入されます。
補足:
DATETIMEデータ型は、日付と時刻の両方を格納できます。DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP句は、列のデフォルト値を現在時刻に設定します。- このステートメントは、既存のデータに影響を与えません。既存の行には、
created_at列に値が設定されません。
注意事項:
- SQLite は動的に型付けされるため、
created_at列のデータ型を明示的に指定する必要はありません。 CURRENT_TIMESTAMPは、ステートメントが実行されるたびに評価されます。つまり、同じステートメントを複数回実行しても、created_at列には異なる値が挿入されます。
この方法は、既存のテーブルに日付列を追加して、その列のデフォルト値を現在時刻に設定する簡単な方法です。
-- サンプルテーブルの作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
email TEXT UNIQUE NOT NULL
);
-- サンプルデータの挿入
INSERT INTO users (name, email)
VALUES
('John Doe', '[email protected]'),
('Jane Doe', '[email protected]');
-- 日付列の追加
ALTER TABLE users
ADD created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP;
-- データの確認
SELECT * FROM users;
usersという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、id、name、emailという 3 つの列があります。- サンプルデータを
usersテーブルに挿入します。 usersテーブル内のすべてのデータを選択します。
このコードを実行すると、次の結果が表示されます。
id | name | email | created_at |
----+------------+--------------------+-------------------------+
1 | John Doe | [email protected] | 2024-05-17 14:16:22 |
2 | Jane Doe | [email protected] | 2024-05-17 14:16:22 |
ご覧のとおり、created_at 列には、各行が挿入されたときに自動的に設定された現在時刻が表示されています。
このサンプルコードは、基本的な使用方法を示すものです。実際の使用例では、テーブル名、列名、データ型などを状況に合わせて変更する必要があります。
方法 1: ALTER TABLE ステートメントを使用する
これが最も一般的で推奨される方法です。この方法は、既存のデータに影響を与えず、シンプルで分かりやすいです。
ALTER TABLE table_name
ADD created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP;
方法 2: CREATE TABLE と INSERT INTO ステートメントを組み合わせる
この方法は、より複雑ですが、より柔軟な方法です。既存のテーブルから新しいテーブルを作成し、新しいテーブルにデフォルト値として現在時刻を設定できます。その後、古いテーブルを削除し、新しいテーブルの名前を変更します。
-- 新しいテーブルの作成
CREATE TABLE new_table (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
email TEXT UNIQUE NOT NULL,
created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
-- 古いテーブルから新しいテーブルへのデータのコピー
INSERT INTO new_table
SELECT id, name, email
FROM users;
-- 古いテーブルの削除
DROP TABLE users;
-- 新しいテーブルの名前変更
ALTER TABLE new_table
RENAME TO users;
方法 3: トリガーを使用する
この方法は、高度な方法ですが、柔軟で強力な方法です。トリガーを作成して、新しい行が挿入されるたびに created_at 列に現在時刻を自動的に設定することができます。
CREATE TRIGGER set_created_at
BEFORE INSERT ON users
FOR EACH ROW
BEGIN
UPDATE NEW SET created_at = CURRENT_TIMESTAMP;
END;
- シンプルで分かりやすい方法が必要な場合は、方法 1 を使用します。
- より柔軟な方法が必要な場合は、方法 2 または 方法 3 を使用します。
- トランザクションが必要な場合は、方法 2 を使用します。
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