Google Play ストアで APK のバージョンを変更せずにアプリを更新する方法(Java、Android、SQLite を使用)
Google Play ストアでアプリを公開する場合、アプリのバージョンを上げる必要があります。しかし、場合によっては、バージョンを上げずにアプリを更新したいことがあります。
このチュートリアルでは、Java、Android、SQLite を使用して、APK のバージョンを変更せずに Google Play ストアでアプリを更新する方法について説明します。
方法
- SQLite バージョンを管理する
アプリ内で使用する SQLite データベースのバージョンを管理する必要があります。これを行うには、次の手順に従います。
* アプリ内に `version` という名前の変数を定義します。この変数は、データベースのバージョンを表します。
* アプリが起動するたびに、データベースのバージョンをチェックします。データベースのバージョンがアプリに定義されているバージョンと異なる場合は、データベースを更新する必要があります。
* データベースを更新するには、必要な SQL ステートメントを実行します。
- Google Play ストアで新しい APK をリリースする
新しい APK をリリースする前に、以下の点に注意する必要があります。
* アプリのバージョンは変更しないでください。
* 変更されたコードはすべて、新しい APK に含める必要があります。
* データベースの更新スクリプトは、新しい APK に含める必要があります。
- ユーザーがアプリを更新したときにデータベースを更新する
ユーザーがアプリを更新すると、アプリが起動する前にデータベースのバージョンをチェックする必要があります。データベースのバージョンがアプリに定義されているバージョンと異なる場合は、データベースを更新する必要があります。
例
以下の例は、SQLite バージョンを管理する方法を示しています。
public class DatabaseHelper extends SQLiteOpenHelper {
private static final int DATABASE_VERSION = 1;
public DatabaseHelper(Context context) {
super(context, DATABASE_NAME, null, DATABASE_VERSION);
}
@Override
public void onCreate(SQLiteDatabase db) {
// データベースを作成する SQL ステートメントを実行する
}
@Override
public void onUpgrade(SQLiteDatabase db, int oldVersion, int newVersion) {
// データベースを更新するための SQL ステートメントを実行する
}
}
この例では、DATABASE_VERSION
変数は 1 に設定されています。これは、データベースの現在のバージョンが 1 であることを意味します。
アプリが起動するたびに、onUpgrade()
メソッドが呼び出されます。このメソッドは、データベースのバージョンが古い場合は、データベースを更新するために使用されます。
注意事項
- この方法は、マイナーな更新にのみ適しています。メジャーな更新の場合は、アプリのバージョンを上げる必要があります。
- ユーザーがアプリを更新しない可能性があることに注意してください。データベースの更新スクリプトは、古いバージョンのアプリでも動作するようにする必要があります。
package com.example.app;
import androidx.appcompat.app.AppCompatActivity;
import android.os.Bundle;
import android.database.sqlite.SQLiteDatabase;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
private static final int DATABASE_VERSION = 1;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
// データベースヘルパーを作成する
DatabaseHelper helper = new DatabaseHelper(this);
// データベースを取得する
SQLiteDatabase db = helper.getWritableDatabase();
// データベースのバージョンをチェックする
int currentVersion = db.getVersion();
if (currentVersion < DATABASE_VERSION) {
// データベースを更新する
helper.onUpgrade(db, currentVersion, DATABASE_VERSION);
}
// データベースを使用する
// ...
}
}
DatabaseHelper.java
package com.example.app;
import android.content.Context;
import android.database.sqlite.SQLiteDatabase;
import android.database.sqlite.SQLiteOpenHelper;
public class DatabaseHelper extends SQLiteOpenHelper {
private static final String DATABASE_NAME = "mydatabase.db";
public DatabaseHelper(Context context) {
super(context, DATABASE_NAME, null, DATABASE_VERSION);
}
@Override
public void onCreate(SQLiteDatabase db) {
// データベースを作成する SQL ステートメントを実行する
db.execSQL("CREATE TABLE mytable (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT)");
}
@Override
public void onUpgrade(SQLiteDatabase db, int oldVersion, int newVersion) {
// データベースを更新するための SQL ステートメントを実行する
if (oldVersion == 1) {
db.execSQL("ALTER TABLE mytable ADD COLUMN email TEXT");
}
}
}
このコードの説明
MainActivity.java
:- アプリが起動されると、
onCreate()
メソッドが呼び出されます。 - このメソッドでは、データベースヘルパーを作成して、データベースを取得します。
- その後、データベースのバージョンをチェックし、古い場合はデータベースを更新します。
- 最後に、データベースを使用します。
- アプリが起動されると、
DatabaseHelper.java
:- このクラスは、SQLiteOpenHelper を継承しています。
onCreate()
メソッドは、データベースが作成されるときに呼び出されます。- このメソッドでは、データベースを作成する SQL ステートメントを実行する必要があります。
注:
- このコードはあくまで例であり、アプリケーションの要件に応じて変更する必要があります。
- データベースにアクセスする前に、適切な権限を持っていることを確認してください。
App Bundle は、Google Play ストアでアプリを配信するための新しい形式です。App Bundle を使用すると、必要なモジュールのみをユーザーに配信できます。これにより、アプリのサイズを小さくし、ダウンロード時間を短縮できます。
App Bundle を使用して APK のバージョンを変更せずにアプリを更新するには、以下の手順に従います。
- 分離された APK を作成する:異なるデバイスアーキテクチャと ABI 向けに、分離された APK を作成する必要があります。
- App Bundle をビルドする:分離された APK を使用して、App Bundle をビルドします。
- Google Play ストアに App Bundle をアップロードする:App Bundle を Google Play ストアにアップロードします。
Google Play ストアは、ユーザーのデバイスに適した分離された APK を自動的に配信します。
Dynamic Delivery を使用する
Dynamic Delivery は、アプリの一部をオンデマンドで配信できる機能です。Dynamic Delivery を使用すると、アプリの初期ダウンロード サイズを小さくし、ユーザーが必要に応じて機能をダウンロードできるようにすることができます。
- Feature modules を作成する:アプリの機能を個別の Feature modules に分割します。
- Dynamic Delivery を構成する:どの Feature modules がオンデマンドで配信されるかを構成します。
ユーザーがアプリを起動すると、必要な Feature modules が自動的にダウンロードされます。
Play Feature Delivery を使用する
Play Feature Delivery は、Google Play アセット配信を使用してアプリの機能を配信できる新しい機能です。Play Feature Delivery を使用すると、アプリの機能をより柔軟に管理し、ユーザーが必要に応じて機能をダウンロードできるようにすることができます。
- Play Feature Delivery を構成する:どの Feature modules が Google Play アセット配信を使用して配信されるかを構成します。
- 上記の方法を使用する前に、それぞれの要件と制限事項を理解する必要があります。
- これらの方法は、すべてのアプリに適しているわけではありません。
- アプリを更新する方法を選択する際には、ユーザーのニーズとアプリの要件を考慮する必要があります。
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