TRUNCATE関数とPOWER関数で小数点第2位まで四捨五入

2024-04-02

SQLで小数点第2位まで四捨五入する方法

ROUND関数は、数値を指定された桁数で四捨五入します。小数点第2位まで四捨五入するには、以下のように記述します。

SELECT ROUND(数値, 2);

例:

SELECT ROUND(3.1415926535, 2);

出力:

3.14

TRUNCATE関数とPOWER関数を使う

TRUNCATE関数は、数値を指定された桁数で切り捨てます。POWER関数は、10を指定された乗数だけ累乗します。これらの関数を組み合わせることで、小数点第2位まで四捨五入することができます。

SELECT TRUNCATE(数値 * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2);
SELECT TRUNCATE(3.1415926535 * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2);
3.14

どちらの方法も小数点第2位まで四捨五入することができますが、ROUND関数のほうがシンプルで分かりやすいので、一般的にはこちらの方がよく使われます。

注意点

  • ROUND関数とTRUNCATE関数は、データベースによって引数の順序が異なる場合があります。使用するデータベースのマニュアルを確認してください。
  • 四捨五入の処理は、データベースの設定によって異なる場合があります。詳細は、データベースの設定を確認してください。

小数点の処理に関するその他の関数については、以下の資料を参照してください。




ROUND関数を使う

-- テーブル作成
CREATE TABLE test (
  id INT,
  value DECIMAL(10,2)
);

-- データ挿入
INSERT INTO test (id, value) VALUES (1, 3.1415926535);
INSERT INTO test (id, value) VALUES (2, 123.4567890);

-- 小数点第2位まで四捨五入
SELECT id, ROUND(value, 2) AS rounded_value FROM test;
id | rounded_value
------- | --------
1 | 3.14
2 | 123.46

TRUNCATE関数とPOWER関数を使う

-- テーブル作成
CREATE TABLE test (
  id INT,
  value DECIMAL(10,2)
);

-- データ挿入
INSERT INTO test (id, value) VALUES (1, 3.1415926535);
INSERT INTO test (id, value) VALUES (2, 123.4567890);

-- 小数点第2位まで四捨五入
SELECT id, TRUNCATE(value * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2) AS rounded_value FROM test;
id | rounded_value
------- | --------
1 | 3.14
2 | 123.46

補足

上記のサンプルコードでは、DECIMAL型を使用していますが、FLOAT型やDOUBLE型でも同様に処理できます。

また、WHERE句などで条件を指定して、特定の値のみ四捨五入することもできます。

SELECT id, ROUND(value, 2) AS rounded_value FROM test WHERE value > 100;

このクエリは、value列の値が100より大きいもののみ小数点第2位まで四捨五入します。




小数点第2位まで四捨五入する他の方法

CASE式を使うと、条件によって四捨五入の処理を切り替えることができます。

SELECT id,
  CASE
    WHEN value >= 0.5 THEN TRUNCATE(value * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2)
    ELSE TRUNCATE((value - 0.01) * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2)
  END AS rounded_value
FROM test;

このクエリは、value列の値が0.5以上の場合、0.5を加算してから切り捨てて四捨五入します。0.5未満の場合、0.01を減算してから切り捨てて四捨五入します。

FLOOR関数とCEIL関数を使うと、小数点以下を切り捨てて整数部分を取得することができます。これらの関数を組み合わせることで、小数点第2位まで四捨五入することができます。

SELECT id,
  (FLOOR(value * POWER(10, 2)) + CEIL(value * POWER(10, 2)) - 1) / POWER(10, 2) AS rounded_value
FROM test;

このクエリは、value列の値を100倍してから切り捨てと切り上げを行い、その差を100で割って小数点第2位まで四捨五入します。

自作関数を使う

上記の方法でうまくいかない場合、自作関数を使うこともできます。

DELIMITER //

CREATE FUNCTION round_to_two_decimal_places(value DECIMAL(10,2)) RETURNS DECIMAL(10,2)
BEGIN
  DECLARE rounded_value DECIMAL(10,2);

  IF value >= 0.5 THEN
    SET rounded_value = TRUNCATE(value * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2);
  ELSE
    SET rounded_value = TRUNCATE((value - 0.01) * POWER(10, 2)) / POWER(10, 2);
  END IF;

  RETURN rounded_value;
END;

//

SELECT id, round_to_two_decimal_places(value) AS rounded_value FROM test;

このクエリは、自作関数 round_to_two_decimal_places を使って小数点第2位まで四捨五入します。

小数点第2位まで四捨五入するには、いくつかの方法があります。どの方法を使うかは、状況によって異なります。


sql rounding


SQL データ検索:Equals(=)、LIKE、IN、BETWEEN、REGEXP の比較

Equals(=) は、2つの値が完全に一致するかどうかを比較します。例えば、次のクエリは、Name 列が "John Doe" と完全に一致する行をすべて返します。Equals(=) は、LIKE 演算子よりも高速で効率的です。これは、データベースエンジンがインデックスを使用して、一致する行をすばやく検索できるためです。...


sp_help_trigger システムプロシージャを使用して SQL Server データベースのすべてのトリガーを一覧表示する方法

このチュートリアルでは、SQL Server データベース内のすべてのトリガーを、関連するテーブル名とテーブルのスキーマと共に一覧表示する方法について説明します。方法INFORMATION_SCHEMA ビューは、データベースに関するメタデータ情報を提供します。以下のクエリを使用して、すべてのトリガーとその関連するテーブル名とテーブルのスキーマを取得できます。...


【初心者向け】MySQL/SQL で VARCHAR フィールドの文字列出現回数を簡単にカウントする

COUNT() 関数は、指定された条件に一致するレコードの数を数えます。文字列出現回数を数えるには、次のようなクエリを使用できます。このクエリでは、your_table テーブルの your_column 列内のすべての値が %your_string% パターンに一致するレコードの数を count という名前のエイリアス付きでカウントします。...


SQL Server Management Studio を使用して SQL Server 2008 で単一の表をバックアップする方法

方法 1: T-SQL の BACKUP 構文を使用するBACKUP 構文を使用して、データベース、ファイルグループ、または単一の表をバックアップできます。単一の表をバックアップするには、次の構文を使用します。オプションの説明:[schema_name].[table_name]: バックアップする表を指定します。...


PostgreSQLの除算演算子「/」で悩んだら?解決策と代替手段を解説

誤ったデータ型:除算されるいずれかのオペランドが整数型でない場合、誤った結果が生じる可能性があります。例えば、10 / '5' は 2 となりますが、これは本来の意図ではない可能性があります。このような場合は、適切なデータ型変換が必要となります。...