【初心者向け】MySQL/SQL で VARCHAR フィールドの文字列出現回数を簡単にカウントする
MySQL/SQL で VARCHAR フィールド内の文字列出現回数を数える方法
COUNT() 関数は、指定された条件に一致するレコードの数を数えます。文字列出現回数を数えるには、次のようなクエリを使用できます。
SELECT COUNT(*) AS count
FROM your_table
WHERE your_column LIKE '%your_string%';
このクエリでは、your_table
テーブルの your_column
列内のすべての値が %your_string%
パターンに一致するレコードの数を count
という名前のエイリアス付きでカウントします。
%
はワイルドカードを表し、任意の文字列と一致することを意味します。your_string
は、数えたい文字列に置き換えます。your_table
は、対象となるテーブル名に置き換えます。your_column
は、文字列出現回数を数えたい列名に置き換えます。
SUBSTRING_INDEX() 関数は、指定された文字列から指定された位置から始まる部分文字列を返します。文字列出現回数を数えるには、次のようなクエリを使用できます。
SELECT COUNT(SUBSTRING_INDEX(your_column, '%your_string%', 1)) AS count
FROM your_table;
SUBSTRING_INDEX(your_column, '%your_string%', 1)
は、your_column
列内の値から%your_string%
パターンが最初に現れる部分文字列を返します。COUNT()
関数は、返された部分文字列の数をカウントします。
- COUNT() 関数 は、よりシンプルで分かりやすい方法です。ただし、
%
ワイルドカードを使用するため、部分一致だけでなく完全一致もカウントされます。 - SUBSTRING_INDEX() 関数 は、部分一致のみをカウントするため、より正確な結果を得ることができます。ただし、COUNT() 関数よりも複雑で分かりにくい方法です。
その他の注意事項
- 上記のクエリは、大文字小文字を区別しません。大文字小文字を区別するカウントが必要な場合は、
COLLATE
句を使用して列の照合順序を指定する必要があります。 - 上記のクエリは、NULL 値をカウントしません。NULL 値をカウントする必要がある場合は、
IS NOT NULL
プレディケートを使用して NULL 値を除外する必要があります。
例
次の例は、customers
テーブルの name
列内の "John" という名前が出現する回数を数える方法を示しています。
-- COUNT() 関数を使う
SELECT COUNT(*) AS count
FROM customers
WHERE name LIKE '%John%';
-- SUBSTRING_INDEX() 関数を使う
SELECT COUNT(SUBSTRING_INDEX(name, '%John%', 1)) AS count
FROM customers;
これらのクエリはどちらも同じ結果を返します。
count
-----
2
サンプルコード:MySQL/SQL で VARCHAR フィールド内の文字列出現回数を数える
例 1:COUNT() 関数を使う
-- customers テーブルを作成する
CREATE TABLE customers (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL
);
-- customers テーブルにデータを入れる
INSERT INTO customers (name) VALUES
('John Doe'),
('Jane Doe'),
('Peter Jones'),
('Mary Smith'),
('John Williams');
-- customers テーブルの name 列内の "John" という名前が出現する回数を数える
SELECT COUNT(*) AS count
FROM customers
WHERE name LIKE '%John%';
このコードは、次の結果を返します。
count
-----
2
例 2:SUBSTRING_INDEX() 関数を使う
-- customers テーブルを作成する(例 1 と同じ)
-- customers テーブルにデータを入れる(例 1 と同じ)
-- customers テーブルの name 列内の "John" という名前が出現する回数を数える
SELECT COUNT(SUBSTRING_INDEX(name, '%John%', 1)) AS count
FROM customers;
count
-----
2
説明
- 上記のコードは、
customers
という名前のテーブルを作成し、id
とname
という 2 つの列を含みます。 id
列は主キーであり、自動的にインクリメントされます。name
列は VARCHAR 型で、最大 255 文字の長さを持つことができます。- コードは次に、
John Doe
、Jane Doe
、Peter Jones
、Mary Smith
、John Williams
という名前の 5 つのレコードをcustomers
テーブルに挿入します。 - 最後に、コードは 2 つのクエリを実行します。
- 最初のクエリは、
COUNT()
関数を使用してname
列内の "John" という名前が出現する回数を数えます。
- 最初のクエリは、
上記のコードは、customers
テーブルと name
列に基づいていますが、この方法は他のテーブルと列にも適用できます。たとえば、products
テーブルの description
列内の特定のフレーズが出現する回数を数えることができます。
-- products テーブルを作成する
CREATE TABLE products (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
description TEXT NOT NULL
);
-- products テーブルにデータを入れる
INSERT INTO products (description) VALUES
('This is a product description that contains the phrase "search term".'),
('This is another product description.'),
('This product description does not contain the phrase "search term".');
-- products テーブルの description 列内の "search term" というフレーズが出現する回数を数える
SELECT COUNT(SUBSTRING_INDEX(description, '%search term%', 1)) AS count
FROM products;
count
-----
1
このサンプルコードは、MySQL/SQL で VARCHAR フィールド内の文字列出現回数を数えるための基本的な方法を示しています。ニーズに合わせてコードをカスタマイズして、さまざまな状況でこの方法を使用できます。
MySQL/SQL で VARCHAR フィールド内の文字列出現回数を数えるその他の方法
REGEXP_REPLACE() 関数は、正規表現を使用して文字列を置換します。文字列出現回数を数えるには、次のようなクエリを使用できます。
SELECT COUNT(REGEXP_REPLACE(your_column, '%your_string%', '')) AS count
FROM your_table;
LENGTH() 関数と SUBSTR() 関数を使う
LENGTH() 関数は、文字列の長さを返します。SUBSTR() 関数は、文字列の一部を返します。文字列出現回数を数えるには、次のようなクエリを使用できます。
SELECT SUM(LENGTH(your_column) - LENGTH(SUBSTR(your_column, 1, LENGTH(your_column) - LENGTH('%your_string%')))) AS count
FROM your_table;
LENGTH(your_column) - LENGTH(SUBSTR(your_column, 1, LENGTH(your_column) - LENGTH('%your_string%'))))
は、your_column
列内の値から%your_string%
パターンが最後に現れる部分文字列の長さを返します。
GROUP BY 句は、行をグループ化し、グループごとに集計を実行できます。文字列出現回数を数えるには、次のようなクエリを使用できます。
SELECT your_column, COUNT(*) AS count
FROM your_table
WHERE your_column LIKE '%your_string%'
GROUP BY your_column;
SELECT your_column, COUNT(CASE WHEN your_column LIKE '%your_string%' THEN 1 ELSE 0 END) OVER (PARTITION BY your_column) AS count
FROM your_table;
- REGEXP_REPLACE() 関数 は、より複雑な正規表現パターンを使用する必要がある場合に役立ちます。
- LENGTH() 関数と SUBSTR() 関数 は、より効率的な方法が必要な場合に役立ちます。
- GROUP BY 句 は、グループごとに文字列出現回数をカウントする必要がある場合に役立ちます。
- ウィンドウ関数 は、より複雑な分析が必要な場合に役立ちます。
mysql sql