MariaDBでgaps-and-islandsパターンを持つデータセットから連続するIDを持つ行を凝縮する

2024-05-25

SQL - 連続するIDを持つ行を凝縮する

概要

使用例

このチュートリアルで使用するデータセットは以下の通りです。

CREATE TABLE orders (
  order_id INT PRIMARY KEY,
  customer_id INT,
  order_date DATE,
  product_id INT
);

INSERT INTO orders VALUES
  (1, 1, '2024-01-01', 10),
  (2, 1, '2024-01-02', 20),
  (3, 1, '2024-01-04', 30),
  (4, 2, '2024-01-05', 40),
  (5, 2, '2024-01-06', 50),
  (6, 3, '2024-01-08', 60);

このデータセットには、3人の顧客の注文情報が含まれています。各注文には、注文ID、顧客ID、注文日、商品IDが含まれています。

このデータセットから、以下のクエリを使用して連続するIDを持つ行を凝縮することができます。

SELECT
  customer_id,
  MIN(order_date) AS first_order_date,
  MAX(order_date) AS last_order_date,
  COUNT(*) AS order_count
FROM orders
GROUP BY customer_id
ORDER BY customer_id;

このクエリは、以下の結果を返します。

customer_id | first_order_date | last_order_date | order_count
------------+------------------+------------------+------------
1           | 2024-01-01      | 2024-01-04      | 3
2           | 2024-01-05      | 2024-01-06      | 2
3           | 2024-01-08      | 2024-01-08      | 1

この結果は、各顧客の最初の注文日、最後の注文日、注文数を示しています。

解説

  1. GROUP BY 句を使用して、顧客IDごとにデータをグループ化します。
  2. MIN(order_date) 関数を使用して、各グループの最初の注文日を計算します。
  3. COUNT(*) 関数を使用して、各グループの注文数を計算します。
  4. ORDER BY 句を使用して、結果を顧客IDで昇順にソートします。

応用例

このテクニックは、以下の場合に役立ちます。

  • 顧客の注文履歴を分析する
  • 製品売上の傾向を追跡する
  • ユーザーアクティビティを分析する

このチュートリアルでは、MariaDBで gaps-and-islands パターンを持つデータセットから連続するIDを持つ行を凝縮する方法について説明しました。このテクニックは、様々なデータ分析タスクに役立ちます。

補足

  • このチュートリアルでは、MariaDBを使用していますが、他のSQLデータベースでも同様の手法を使用することができます。
  • gaps-and-islands パターン以外にも、様々なデータパターンを処理するためにこのテクニックを応用することができます。



CREATE TABLE orders (
  order_id INT PRIMARY KEY,
  customer_id INT,
  order_date DATE,
  product_id INT
);

INSERT INTO orders VALUES
  (1, 1, '2024-01-01', 10),
  (2, 1, '2024-01-02', 20),
  (3, 1, '2024-01-04', 30),
  (4, 2, '2024-01-05', 40),
  (5, 2, '2024-01-06', 50),
  (6, 3, '2024-01-08', 60);

SELECT
  customer_id,
  MIN(order_date) AS first_order_date,
  MAX(order_date) AS last_order_date,
  COUNT(*) AS order_count
FROM orders
GROUP BY customer_id
ORDER BY customer_id;
customer_id | first_order_date | last_order_date | order_count
------------+------------------+------------------+------------
1           | 2024-01-01      | 2024-01-04      | 3
2           | 2024-01-05      | 2024-01-06      | 2
3           | 2024-01-08      | 2024-01-08      | 1

コード解説

このコードは以下の部分で構成されています。

テーブルの作成

CREATE TABLE orders (
  order_id INT PRIMARY KEY,
  customer_id INT,
  order_date DATE,
  product_id INT
);

この部分は、orders という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、以下の列が含まれています。

  • order_id: 注文ID (主キー)
  • customer_id: 顧客ID
  • order_date: 注文日
  • product_id: 商品ID

データの挿入

INSERT INTO orders VALUES
  (1, 1, '2024-01-01', 10),
  (2, 1, '2024-01-02', 20),
  (3, 1, '2024-01-04', 30),
  (4, 2, '2024-01-05', 40),
  (5, 2, '2024-01-06', 50),
  (6, 3, '2024-01-08', 60);

この部分は、orders テーブルにデータを追加します。

連続するIDを持つ行を凝縮するクエリ

SELECT
  customer_id,
  MIN(order_date) AS first_order_date,
  MAX(order_date) AS last_order_date,
  COUNT(*) AS order_count
FROM orders
GROUP BY customer_id
ORDER BY customer_id;

    このクエリは、上記のサンプルデータセットに対して、以下の結果を返します。

    customer_id | first_order_date | last_order_date | order_count
    ------------+------------------+------------------+------------
    1           | 2024-01-01      | 2024-01-04      | 3
    2           | 2024-01-05      |
    



    SQL - 連続するIDを持つ行を凝縮する: 他の方法

    概要

    WITH 句を使用した方法

    WITH customer_orders AS (
      SELECT
        customer_id,
        order_id,
        order_date
      FROM orders
      ORDER BY customer_id, order_id
    )
    SELECT
      customer_id,
      MIN(order_date) AS first_order_date,
      MAX(order_date) AS last_order_date,
      COUNT(*) AS order_count
    FROM customer_orders
    GROUP BY customer_id;
    

    この方法は、WITH 句を使用して中間テーブルを作成し、そのテーブルに対して集計処理を実行します。

    窓関数を使用した方法

    SELECT
      customer_id,
      MIN(order_date) OVER (PARTITION BY customer_id ORDER BY order_id) AS first_order_date,
      MAX(order_date) OVER (PARTITION BY customer_id ORDER BY order_id) AS last_order_date,
      COUNT(*) OVER (PARTITION BY customer_id) AS order_count
    FROM orders;
    

    この方法は、窓関数を使用して、各行の相対的な位置に基づいて集計処理を実行します。

    3つの方法の比較

    方法利点欠点
    GROUP BYシンプルで分かりやすい中間テーブルを作成する必要がある
    WITH中間テーブルをより詳細に制御できるコードが冗長になる可能性がある
    窓関数コードが簡潔になる窓関数が複雑な場合がある

    mariadb gaps-and-islands


    MariaDB で pt-query-digest を使用してクエリログを分析する際のエラー "Redundant argument in sprintf" の解決方法

    対象者:MariaDB を使用しているユーザーPercona Toolkit を使用しているユーザーpt-query-digest を使用しているユーザーパイプライン処理エラーの解決方法を知りたいユーザー前提知識:MariaDB の基礎知識...


    MariaDBでJSON配列をインデックス化する際のベストプラクティス

    MariaDBは、JSONデータをネイティブでサポートするオープンソースのデータベースです。JSONデータは、NoSQLデータベースでよく使用されるデータ形式ですが、MariaDBのようなSQLデータベースでも使用することができます。MariaDBでは、JSONデータをさまざまな方法でインデックス化することができます。これは、JSONデータ内の特定の値に基づいてクエリを実行するのに役立ちます。...


    MariaDBで今日の日付の最小値を取得:CURRENT_DATE、DATE_SUB、STR_TO_DATE、EXTRACTなどを徹底解説

    コード例:実行結果:解説:CURRENT_DATE() 関数は、現在の日付を取得します。TIME() 関数は、指定した時間文字列を時間型に変換します。この方法では、今日の日付と時刻の00:00:00を取得することができます。注意事項:TIME() 関数は、デフォルトで現在のタイムゾーンを使用します。異なるタイムゾーンを使用する場合は、TIME_ZONE() 関数を使用して指定する必要があります。...


    MariaDBのDATABASE MAIL機能:詳細設定と高度な活用方法

    MariaDB 10. 2以上SMTPサーバーMariaDBは、メール送信のためにSMTPサーバーを使用します。まずは、使用するSMTPサーバーの設定情報を確認しましょう。 サーバー名 ポート番号 ユーザー名 パスワード 暗号化方式 (TLS/SSLなど)...


    MariaDBでLOAD DATA INFILEを使用して列を追加する方法

    MariaDBでALTER TABLEを使用して大きなテーブルに列を追加しようとすると、INSTANTアルゴリズムを使用しても、実際には時間がかかり、パフォーマンスが低下する可能性があります。これは、いくつかの要因が影響しているためです。原因...