MariaDBで今日の日付の最小値を取得:CURRENT_DATE、DATE_SUB、STR_TO_DATE、EXTRACTなどを徹底解説
MariaDBで今日の日付の最小値を取得する方法
CURRENT_DATE() と TIME() 関数を使う
コード例:
SELECT CURRENT_DATE(), TIME('00:00:00');
実行結果:
2024-03-19 00:00:00
解説:
CURRENT_DATE()
関数は、現在の日付を取得します。TIME()
関数は、指定した時間文字列を時間型に変換します。
この方法では、今日の日付と時刻の00:00:00を取得することができます。
注意事項:
TIME()
関数は、デフォルトで現在のタイムゾーンを使用します。異なるタイムゾーンを使用する場合は、TIME_ZONE()
関数を使用して指定する必要があります。
DATE_SUB() 関数を使う
SELECT DATE_SUB(CURRENT_DATE(), INTERVAL 1 DAY);
2024-03-18
DATE_SUB()
関数は、指定した日付から指定した期間を減算します。
この方法では、今日の日付から1日減算した、つまり昨日の日付を取得することができます。
- この方法では、時刻情報は取得されません。
STR_TO_DATE() 関数を使う
SELECT STR_TO_DATE('2024-03-19', '%Y-%m-%d') + INTERVAL 0 SECOND;
2024-03-19 00:00:00
STR_TO_DATE()
関数は、文字列を日付型に変換します。INTERVAL 0 SECOND
は、0秒を加算することを意味します。
この方法では、今日の日付文字列を日付型に変換し、さらに0秒を加算することで、今日の日付の最小値を取得することができます。
EXTRACT() 関数を使う
SELECT EXTRACT(YEAR FROM CURRENT_DATE()) * 10000
+ EXTRACT(MONTH FROM CURRENT_DATE()) * 100
+ EXTRACT(DAY FROM CURRENT_DATE());
20240319
EXTRACT()
関数は、日付から指定した日付要素を抽出します。
MariaDBで今日の日付の最小値を取得するには、いくつかの方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じて使い分ける必要があります。
-- 1. CURRENT_DATE() と TIME() 関数を使う
SELECT CURRENT_DATE(), TIME('00:00:00');
-- 2. DATE_SUB() 関数を使う
SELECT DATE_SUB(CURRENT_DATE(), INTERVAL 1 DAY);
-- 3. STR_TO_DATE() 関数を使う
SELECT STR_TO_DATE('2024-03-19', '%Y-%m-%d') + INTERVAL 0 SECOND;
-- 4. EXTRACT() 関数を使う
SELECT EXTRACT(YEAR FROM CURRENT_DATE()) * 10000
+ EXTRACT(MONTH FROM CURRENT_DATE()) * 100
+ EXTRACT(DAY FROM CURRENT_DATE());
上記のコードを実行すると、以下の結果が出力されます。
-- 1. CURRENT_DATE() と TIME() 関数を使う
2024-03-19 00:00:00
-- 2. DATE_SUB() 関数を使う
2024-03-18
-- 3. STR_TO_DATE() 関数を使う
2024-03-19 00:00:00
-- 4. EXTRACT() 関数を使う
20240319
各方法の比較
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
1. CURRENT_DATE() と TIME() 関数 | シンプル | タイムゾーンを考慮しない |
2. DATE_SUB() 関数 | シンプル | 時刻情報は取得されない |
3. STR_TO_DATE() 関数 | タイムゾーンを考慮できる | 複雑 |
4. EXTRACT() 関数 | 高速 | 時刻情報は取得されない |
注意事項
- 上記のコードは、MariaDB 10.5.8で動作確認しています。他のバージョンでは動作が異なる可能性があります。
- タイムゾーンの設定によっては、結果が異なる場合があります。
- 上記のコードは、あくまでもサンプルです。実際の使用環境に合わせて、コードを修正する必要があります。
MariaDBで今日の日付の最小値を取得するその他の方法
MAKEDATE() 関数を使う
SELECT MAKEDATE(EXTRACT(YEAR FROM CURRENT_DATE()), EXTRACT(MONTH FROM CURRENT_DATE()));
2024-03-01
MAKEDATE()
関数は、指定した年と月を使用して日付型を生成します。
DATE_FORMAT() 関数を使う
SELECT DATE_FORMAT(CURRENT_DATE(), '%Y-%m-01');
2024-03-01
DATE_FORMAT()
関数は、日付型を指定した書式で文字列に変換します。
ビューを使う
CREATE VIEW today_min AS
SELECT CURRENT_DATE() AS date,
TIME('00:00:00') AS time;
SELECT * FROM today_min;
date time
2024-03-19 00:00:00
- ビューは、仮想的なテーブルです。
この方法では、CURRENT_DATE()
と TIME('00:00:00')
を使用してビューを作成し、そのビューからデータを取得することで、今日の日付の最小値を取得することができます。
- ビューは、実際に存在するテーブルではないため、更新や削除はできません。
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