MariaDB で pt-query-digest を使用してクエリログを分析する際のエラー "Redundant argument in sprintf" の解決方法

2024-04-02

MariaDB、Percona Toolkit、pt-query-digest とパイプライン処理エラーについて

概要

対象者:

  • MariaDB を使用しているユーザー
  • Percona Toolkit を使用しているユーザー
  • pt-query-digest を使用しているユーザー
  • パイプライン処理エラーの解決方法を知りたいユーザー

前提知識:

  • MariaDB の基礎知識
  • Percona Toolkit の基礎知識
  • pt-query-digest の基礎知識
  • パイプライン処理の基本的な概念

エラーメッセージの詳細

エラーメッセージ:

Pipeline process 5 (iteration) caused an error:
Redundant argument in sprintf at /usr/bin/pt-query-digest line 2556

意味:

  • パイプライン処理の 5 番目のイテレーションでエラーが発生しました。
  • エラーの原因は、pt-query-digest ツールの 2556 行目で sprintf 関数が冗長な引数を受け取っていることです。

原因

このエラーは、pt-query-digest ツールのバージョン 2.2.16 以前のバグによって引き起こされます。このバグは、sprintf 関数が誤ってフォーマット文字列に不要な引数を渡してしまうというものです。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行します。

方法 1:

Percona Toolkit をバージョン 2.2.17 以降にアップグレードします。このバージョンでは、このバグは修正されています。

以下のコマンドを実行して、pt-query-digest ツールの該当部分を修正します。

sed -i 's/%.${p}f%s/%1$.${p}f%2$s/g' /usr/bin/pt-query-digest
export PERCONA_TOOLKIT_DEBUG=1

補足情報

  • このエラーは、pt-query-digest ツールを使用して MariaDB のクエリログを分析する場合に発生する可能性があります。
  • このエラーが発生した場合は、ログファイルを確認してエラーメッセージの詳細を確認してください。
  • このエラーを解決するには、上記の解決策を試してください。
  • 問題が解決しない場合は、Percona サポートに問い合わせてください。

注意事項

  • 問題の解決には、専門知識が必要になる場合があります。



# pt-query-digest ツールを使用してクエリログを分析する例

# コマンド
pt-query-digest --filter 'hostname = "db1"' --output 'summary' /var/log/mysql/mysql-slow.log

# 出力例

# Summary

Total: 100 queries
Slow queries: 10 (10.00%)

# Top 5 queries by total time

Rank | Query | Total time | Rows | Avg time | Lock time | Calls
----- | ----- | ----- | ----- | ----- | ----- | -----
1 | SELECT * FROM t1 WHERE id = ? | 10.00s | 1000 | 10ms | 0ms | 1
2 | UPDATE t2 SET name = ? WHERE id = ? | 5.00s | 500 | 10ms | 0ms | 2
3 | INSERT INTO t3 (name, age) VALUES (?, ?) | 2.50s | 250 | 10ms | 0ms | 3
4 | DELETE FROM t4 WHERE id = ? | 1.25s | 125 | 10ms | 0ms | 4
5 | SELECT COUNT(*) FROM t5 | 1.00s | 100 | 10ms | 0ms | 5

この例では、以下のオプションを使用しています。

  • --filter 'hostname = "db1"': ホスト名 "db1" のクエリのみを表示します。
  • --output 'summary': クエリの実行時間の合計、行数、平均実行時間などのサマリーを表示します。

pt-query-digest ツールには、さまざまなオプションがあります。詳細は、pt-query-digest ツールのドキュメントを参照してください。

注意事項

  • 上記のサンプルコードは参考用であり、実際の環境に合わせて変更する必要があります。



パイプライン処理エラー "Redundant argument in sprintf at /usr/bin/pt-query-digest line 2556" を解決する他の方法

パイプライン処理の設定が正しくない場合、このエラーが発生する可能性があります。以下の設定を確認してください。

  • パイプライン処理の各ステップが正しく設定されていること
  • パイプライン処理の順序が正しいこと
  • パイプライン処理に必要なリソースが十分に確保されていること
  • 入力ファイルの形式が正しいこと
  • 出力形式が正しいこと
  • フィルター条件が正しく設定されていること

ログファイルを詳しく調べる

ログファイルに、エラーの原因に関する詳細情報が含まれている可能性があります。ログファイルを詳しく調べて、エラーの原因を特定してください。

専門家に相談する

上記の方法で問題が解決しない場合は、Percona サポートなどの専門家に相談することを検討してください。


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