HomebrewでインストールしたMySQLのmy.cnfファイルをトラブルシューティングする方法
HomebrewでインストールしたMySQLのmy.cnfファイルの場所
MySQLの設定ファイルです。データベースの接続方法、メモリ使用量、インデックス作成方法などの設定を記述できます。
HomebrewでインストールしたMySQLの場合
my.cnfファイルは、以下の場所に格納されます。
/usr/local/etc/my.cnf
確認方法
以下のコマンドを実行することで、my.cnfファイルの場所を確認できます。
brew info mysql
出力結果に、my.cnf
の項目が含まれています。
設定ファイルが存在しない場合
HomebrewでインストールしたMySQLには、デフォルトでmy.cnfファイルは存在しません。必要に応じて、上記の場所にファイルを新規作成する必要があります。
設定ファイルの作成
cp /usr/local/Cellar/[email protected]/8.0.28/support-files/my-default.cnf /usr/local/etc/my.cnf
作成したファイルを編集することで、MySQLの設定を変更できます。
設定例
- データベースの接続方法
[client]
host = localhost
user = root
password = password
- メモリ使用量
[mysqld]
max_allowed_packet = 100M
補足
- 上記の情報は、MySQL 8.0.28を例に説明しています。バージョンによって、my.cnfファイルの場所や設定項目が異なる場合があります。
- 設定ファイルを編集する際は、構文エラーに注意してください。
- 設定変更後、MySQLを再起動する必要があります。
# デフォルトのHomebrew MySQLサーバー設定
[mysqld]
# localhostからの接続のみ許可
bind-address = 127.0.0.1
# データベースの文字コード
character-set-server = utf8mb4
# インデックス作成方法
innodb_file_per_table = 1
# メモリ使用量
max_allowed_packet = 100M
# 接続数
max_connections = 100
# スロークエリログ
slow_query_log = 1
slow_query_log_file = /var/log/mysql/slow-query.log
# ログレベル
log_error = /var/log/mysql/error.log
MySQLは、起動時にmy.cnfファイルを読み込みます。設定ファイルを変更した場合は、MySQLを再起動する必要があります。
再起動方法
brew services restart mysql
設定の確認
mysql -uroot -p
パスワードを入力後、以下のコマンドを実行します。
SHOW VARIABLES;
出力結果に、my.cnfファイルで設定した項目が表示されます。
my.cnfファイルを編集する他の方法
vim /usr/local/etc/my.cnf
テキストエディタを使用する
Finderで/usr/local/etc/my.cnf
ファイルをを開き、テキストエディタで編集できます。
MySQL WorkbenchでMySQLに接続し、mysqld
セクションのVariables
タブで設定を変更できます。
補足
- 設定ファイルを編集する際は、バックアップを取ることをお勧めします。
- 設定変更に不安がある場合は、専門家に相談することをお勧めします。
mysql homebrew