EzSQL で WHERE - IS NULL を使ってクエリを実行する方法
SQLite で WHERE - IS NULL
を使用しても、期待通りに動作しない場合があります。これは、いくつかの理由が考えられます。
原因:
- データ型: 対象とする列のデータ型が
TEXT
またはBLOB
の場合、IS NULL
演算子は機能しません。これらの型には、空文字列 (''
) または空 BLOB (0x00
) が格納されるためです。このような列に対しては、LENGTH(column) = 0
またはcolumn IS EMPTY
などの条件式を使用する必要があります。 - NULL 値の格納: 多くの場合、データベースには意図的に
NULL
値を格納することがあります。例えば、まだデータが入力されていない項目や、データを取得できなかった項目などを表すために使用されます。しかし、NULL
値は、空の文字列や 0 などの値とは異なり、特別な扱いが必要となります。 - クエリミス: クエリに誤りがある可能性もあります。例えば、列名の間違いや、大小文字の不一致などが考えられます。
解決策:
上記の原因を踏まえ、以下の解決策を試してみてください。
- データ型を確認: 対象とする列のデータ型を確認し、
TEXT
またはBLOB
ではないことを確認します。もしこれらの型であれば、適切な条件式に変更する必要があります。 - IS NULL を使用する: 対象とする列のデータ型が
NULL
値を許容する型であれば、IS NULL
演算子を使用してクエリを実行します。 - クエリを確認: クエリに誤りがないことを確認します。列名や大小文字に誤りがないか、構文的に正しいことを確認してください。
補足:
- SQLite では、
IS NULL
以外にも、NULL
値を扱うための演算子や関数があります。例えば、NOT NULL
演算子はNULL
ではない値を返し、COALESCE
関数は引数の中で最初のNULL
以外の値を返します。
EzSQL について:
EzSQL は、PHP で SQLite を操作するためのライブラリです。EzSQL で WHERE - IS NULL
を使用する場合は、EzSQL のドキュメントを参照する必要があります。EzSQL 独自の構文や関数がある可能性があるためです。
SQLite で WHERE - IS NULL を使用するサンプルコード
SELECT * FROM your_table WHERE title IS NULL;
このコードは以下の通り動作します。
your_table
テーブルからすべてのレコードを選択します。WHERE
句を使用して、title
列がNULL
であるレコードのみを選択します。- 選択されたレコードをすべて返します。
例:
以下の表 books
があるとします。
id | title | author |
---|---|---|
1 | The Lord of the Rings | J.R.R. Tolkien |
2 | The Hitchhiker's Guide to the Galaxy | Douglas Adams |
3 | NULL | Jane Austen |
上記のコードを実行すると、以下の結果が得られます。
id | title | author |
---|---|---|
3 | NULL | Jane Austen |
EzSQL を使用して同じクエリを実行するには、以下のコードを使用します。
$db = new EzSQL_ mysqli( 'localhost', 'username', 'password', 'your_database' );
$results = $db->get( 'your_table', array( 'title' => NULL ) );
- EzSQL を使用して、MySQL データベースに接続します。
your_table
テーブルからtitle
列がNULL
であるレコードを取得します。- 取得したレコードを
$results
変数に格納します。
EzSQL の詳細については、EzSQL の公式ドキュメントを参照してください。
- 上記のコードはあくまで例であり、必要に応じて変更する必要があります。
- 複数の条件を指定する場合は、
WHERE
句に複数の条件を追加できます。 - 特定の列のみを選択する場合は、
SELECT
句で列名を指定します。
SQLite で WHERE - IS NULL 以外の方法で NULL 値を扱う方法
IS NULL
演算子以外にも、SQLite で NULL
値を扱う方法はいくつかあります。
LENGTH(column) = 0:
対象とする列のデータ型が TEXT
または BLOB
である場合、LENGTH(column) = 0
条件式を使用して、空の値であるかどうかを確認できます。
SELECT * FROM your_table WHERE LENGTH(title) = 0;
column IS EMPTY:
IS EMPTY
演算子は、TEXT
または BLOB
列が空かどうかを確認するために使用できます。LENGTH(column) = 0
と同じように動作します。
SELECT * FROM your_table WHERE title IS EMPTY;
COALESCE
関数は、引数の中で最初の NULL
以外の値を返します。NULL
値を含む列に対して、デフォルト値を設定したい場合などに使用できます。
SELECT COALESCE(title, 'No title') FROM your_table;
CASE
式を使用して、NULL
値を含む列に対して、条件に応じて異なる値を返すことができます。
SELECT title,
CASE WHEN title IS NULL THEN 'No title' ELSE title END AS title_with_default
FROM your_table;
SELECT * FROM your_table
WHERE id IN (
SELECT id FROM other_table
WHERE condition
);
- 上記以外にも、
NULL
値を扱う方法はいくつかあります。 - 使用する方法は、状況やデータ型によって異なります。
EzSQL で IS NULL
以外の方法を使用するには、EzSQL のドキュメントを参照する必要があります。EzSQL 独自の構文や関数がある可能性があるためです。
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