ファイルシステムエラー「SQLite3 database or disk is full / the database disk image is malformed」の解決策
SQLite3 データベースまたはディスクがいっぱい / データベースディスクイメージが壊れている: プログラミング解説
データベースファイルがいっぱい
SQLite3 データベースファイルは、データの格納に一定の容量を使用します。データベースにデータを追加していくと、ファイル容量が大きくなり、最終的にはディスク容量がいっぱいになる可能性があります。
解決策
- データベースファイルのサイズを確認し、必要に応じてディスク容量を増やす。
- 不要なデータをデータベースから削除する。
データベースディスクイメージが壊れている
データベースファイルが壊れた場合、SQLite3 はデータベースにアクセスできなくなり、上記のエラーメッセージが表示されます。データベースファイルが壊れる原因としては、以下のものが考えられます。
- ハードウェア障害
- ソフトウェアエラー
- 電源障害
- データベースファイルのバックアップから復元する。
- データベースを再作成する。
プログラミングでの対処方法
上記のエラーメッセージをプログラムで処理するには、以下の方法があります。
sqlite3_errcode()
関数は、SQLite3 エラーコードを取得します。エラーコードを確認することで、エラーの原因を特定することができます。
import sqlite3
# データベースを開く
conn = sqlite3.connect("database.sqlite")
# データベース操作を実行
try:
# ...
except sqlite3.Error as e:
# エラーコードを取得
err_code = e.args[0]
# エラーコードに応じて処理を行う
if err_code == sqlite3.SQLITE_FULL:
print("データベースファイルがいっぱいです")
elif err_code == sqlite3.SQLITE_CORRUPT:
print("データベースディスクイメージが壊れています")
else:
print("不明なエラーが発生しました")
# データベースを閉じる
conn.close()
import sqlite3
# データベースを開く
conn = sqlite3.connect("database.sqlite")
# データベース操作を実行
try:
# ...
except sqlite3.Error as e:
# エラーメッセージを取得
err_msg = e.args[1]
# エラーメッセージを表示
print(err_msg)
# データベースを閉じる
conn.close()
補足
- 上記のコード例は、Python での例です。他のプログラミング言語でも同様の方法でエラー処理を行うことができます。
- データベースファイルのバックアップを取ることは、データ損失を防ぐために重要です。定期的にデータベースファイルのバックアップを取るようにしましょう。
import sqlite3
# データベースを開く
conn = sqlite3.connect("database.sqlite")
# データベース操作を実行
try:
# データベースにデータを追加
cursor = conn.cursor()
cursor.execute("INSERT INTO table (name, age) VALUES (?, ?)", ("John Doe", 30))
conn.commit()
except sqlite3.Error as e:
# エラーコードを取得
err_code = e.args[0]
# エラーコードに応じて処理を行う
if err_code == sqlite3.SQLITE_FULL:
print("データベースファイルがいっぱいです")
elif err_code == sqlite3.SQLITE_CORRUPT:
print("データベースディスクイメージが壊れています")
else:
print("不明なエラーが発生しました")
# エラーメッセージを取得
err_msg = e.args[1]
# エラーメッセージを表示
print(err_msg)
# データベースを閉じる
conn.close()
このコードを実行すると、データベースファイルがいっぱいになった場合、以下のメッセージが表示されます。
データベースファイルがいっぱいです
データベースディスクイメージが壊れた場合、以下のメッセージが表示されます。
データベースディスクイメージが壊れています
SQLite3 データベースまたはディスクがいっぱい / データベースディスクイメージが壊れている: その他の方法
VACUUM
コマンドは、データベースファイルの不要なスペースを解放します。データベースファイルがいっぱいになる前に、定期的に VACUUM
コマンドを実行することで、エラーを防ぐことができます。
VACUUM;
PRAGMA
コマンドを使用して、データベースファイルのページサイズを変更することができます。ページサイズを小さくすることで、データベースファイルのサイズを小さくすることができます。
PRAGMA page_size = 1024;
SQLite3 データベースファイルを圧縮することで、ファイルサイズを小さくすることができます。圧縮には、gzip
や bzip2
などのツールを使用することができます。
gzip -f database.sqlite
データベースファイルがディスク容量がいっぱいになっているディスクにある場合は、別のディスクに移動することで、エラーを解決することができます。
上記の方法でエラーを解決できない場合は、データベースを再作成する必要があります。データベースを再作成する前に、必ずデータベースファイルのバックアップを取ってください。
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