SQLiteOpenHelper.onDelete() メソッドを使ったAndroidの行削除

2024-04-02

AndroidにおけるSQLiteデータベースの行削除

SQLiteDatabase.delete() メソッドを使う

これは、特定の条件に基づいて行を削除する最も一般的な方法です。以下のコード例は、id が 5 の行を "my_table" テーブルから削除する方法を示します。

SQLiteDatabase db = getWritableDatabase();
int rowsDeleted = db.delete("my_table", "id = ?", new String[]{"5"});
db.close();

delete() メソッドは、削除された行の数を返します。

注意:

  • 削除する行を特定する条件を正しく記述する必要があります。
  • 誤った条件を指定すると、意図せず複数の行が削除される可能性があります。

SQLiteOpenHelper.onDelete() メソッドを使う

この方法は、特定のテーブルからすべての行を削除する場合に便利です。以下のコード例は、my_table テーブルのすべての行を削除する方法を示します。

public class MyOpenHelper extends SQLiteOpenHelper {
    public MyOpenHelper(Context context) {
        super(context, "my_database.db", null, 1);
    }

    @Override
    public void onDelete(SQLiteDatabase db) {
        db.delete("my_table", null, null);
    }
}
  • この方法は、すべての行を削除するため、慎重に使用すべきです。
  • 削除前にデータをバックアップすることをお勧めします。

Cursor.delete() メソッドを使う

この方法は、Cursor オブジェクトを使用して特定の行を削除する場合に便利です。以下のコード例は、Cursor オブジェクトを使用して id が 5 の行を "my_table" テーブルから削除する方法を示します。

SQLiteDatabase db = getWritableDatabase();
Cursor cursor = db.query("my_table", null, null, null, null, null, null);
if (cursor.moveToFirst()) {
    int id = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("id"));
    if (id == 5) {
        cursor.delete();
    }
}
cursor.close();
db.close();
  • Cursor オブジェクトは、削除操作の前に正しく初期化されている必要があります。

上記の3つの方法は、それぞれ異なる状況で役立ちます。どの方法を使用するかは、削除する行の数や条件によって異なります。

  • 上記のコード例は基本的な例です。実際のユースケースに合わせてコードを修正する必要があります。
  • データベース操作を行う際は、常にエラー処理を考慮する必要があります。



public class MainActivity extends AppCompatActivity {

    private SQLiteDatabase db;

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        // データベースを開く
        db = openOrCreateDatabase("my_database.db", MODE_PRIVATE, null);

        // 削除する行の条件
        String whereClause = "name = ?";
        String[] whereArgs = new String[]{"John Doe"};

        // 行を削除
        int rowsDeleted = db.delete("my_table", whereClause, whereArgs);

        // 削除された行数を表示
        Toast.makeText(this, "Rows deleted: " + rowsDeleted, Toast.LENGTH_SHORT).show();

        // データベースを閉じる
        db.close();
    }
}

このコードは、"my_table" テーブルから "name" 列が "John Doe" と一致する行を削除します。

  • サンプルコードを使用する前に、プロジェクトに SQLiteOpenHelper クラスと SQLiteDatabase クラスを追加する必要があります。



AndroidにおけるSQLiteデータベースの行削除:その他の方法

execSQL() メソッドは、SQL クエリを直接実行するために使用できます。以下のコード例は、DELETE クエリを使用して "my_table" テーブルから id が 5 の行を削除する方法を示します。

SQLiteDatabase db = getWritableDatabase();
db.execSQL("DELETE FROM my_table WHERE id = 5");
db.close();
  • execSQL() メソッドは、SQL クエリを直接実行するため、誤ったクエリを実行するとデータが破損する可能性があります。
  • 安全のために、パラメータ化されたクエリを使用することを推奨します。
Uri uri = Uri.parse("content://com.example.myapp/my_table/5");
int rowsDeleted = getContentResolver().delete(uri, null, null);
  • ContentResolver を使用するには、ContentProvider が必要です。

第三者ライブラリを使う

SQLiteデータベース操作を簡略化するために、GreenDAORealm などの第三者ライブラリを使用することができます。これらのライブラリは、ORM (Object-Relational Mapping) を提供し、SQL クエリを記述することなく、オブジェクト指向のコードを使用してデータベース操作を行うことができます。

どの方法を選択するべきかは、状況によって異なります。以下は、いくつかの一般的なガイドラインです。

  • 少数の行を削除する場合は、SQLiteDatabase.delete() メソッドまたは Cursor.delete() メソッドを使用するのが最も簡単です。
  • 多くの行を削除する場合は、SQLiteOpenHelper.onDelete() メソッドを使用するのが効率的です。
  • 複雑な条件に基づいて行を削除する場合は、execSQL() メソッドを使用できます。
  • 異なるアプリ間でデータを共有する場合は、ContentResolver を使用できます。
  • データベース操作を簡略化したい場合は、第三者ライブラリを使用できます。

android sqlite delete-row


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