SQLiteOpenHelper.onDelete() メソッドを使ったAndroidの行削除
AndroidにおけるSQLiteデータベースの行削除
SQLiteDatabase.delete() メソッドを使う
これは、特定の条件に基づいて行を削除する最も一般的な方法です。以下のコード例は、id
が 5 の行を "my_table" テーブルから削除する方法を示します。
SQLiteDatabase db = getWritableDatabase();
int rowsDeleted = db.delete("my_table", "id = ?", new String[]{"5"});
db.close();
delete()
メソッドは、削除された行の数を返します。
注意:
- 削除する行を特定する条件を正しく記述する必要があります。
- 誤った条件を指定すると、意図せず複数の行が削除される可能性があります。
SQLiteOpenHelper.onDelete() メソッドを使う
この方法は、特定のテーブルからすべての行を削除する場合に便利です。以下のコード例は、my_table
テーブルのすべての行を削除する方法を示します。
public class MyOpenHelper extends SQLiteOpenHelper {
public MyOpenHelper(Context context) {
super(context, "my_database.db", null, 1);
}
@Override
public void onDelete(SQLiteDatabase db) {
db.delete("my_table", null, null);
}
}
- この方法は、すべての行を削除するため、慎重に使用すべきです。
- 削除前にデータをバックアップすることをお勧めします。
Cursor.delete() メソッドを使う
この方法は、Cursor
オブジェクトを使用して特定の行を削除する場合に便利です。以下のコード例は、Cursor
オブジェクトを使用して id
が 5 の行を "my_table" テーブルから削除する方法を示します。
SQLiteDatabase db = getWritableDatabase();
Cursor cursor = db.query("my_table", null, null, null, null, null, null);
if (cursor.moveToFirst()) {
int id = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("id"));
if (id == 5) {
cursor.delete();
}
}
cursor.close();
db.close();
Cursor
オブジェクトは、削除操作の前に正しく初期化されている必要があります。
上記の3つの方法は、それぞれ異なる状況で役立ちます。どの方法を使用するかは、削除する行の数や条件によって異なります。
- 上記のコード例は基本的な例です。実際のユースケースに合わせてコードを修正する必要があります。
- データベース操作を行う際は、常にエラー処理を考慮する必要があります。
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
private SQLiteDatabase db;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
// データベースを開く
db = openOrCreateDatabase("my_database.db", MODE_PRIVATE, null);
// 削除する行の条件
String whereClause = "name = ?";
String[] whereArgs = new String[]{"John Doe"};
// 行を削除
int rowsDeleted = db.delete("my_table", whereClause, whereArgs);
// 削除された行数を表示
Toast.makeText(this, "Rows deleted: " + rowsDeleted, Toast.LENGTH_SHORT).show();
// データベースを閉じる
db.close();
}
}
このコードは、"my_table" テーブルから "name" 列が "John Doe" と一致する行を削除します。
- サンプルコードを使用する前に、プロジェクトに SQLiteOpenHelper クラスと SQLiteDatabase クラスを追加する必要があります。
AndroidにおけるSQLiteデータベースの行削除:その他の方法
execSQL()
メソッドは、SQL クエリを直接実行するために使用できます。以下のコード例は、DELETE
クエリを使用して "my_table" テーブルから id
が 5 の行を削除する方法を示します。
SQLiteDatabase db = getWritableDatabase();
db.execSQL("DELETE FROM my_table WHERE id = 5");
db.close();
execSQL()
メソッドは、SQL クエリを直接実行するため、誤ったクエリを実行するとデータが破損する可能性があります。- 安全のために、パラメータ化されたクエリを使用することを推奨します。
Uri uri = Uri.parse("content://com.example.myapp/my_table/5");
int rowsDeleted = getContentResolver().delete(uri, null, null);
ContentResolver
を使用するには、ContentProvider が必要です。
第三者ライブラリを使う
SQLiteデータベース操作を簡略化するために、GreenDAO
や Realm
などの第三者ライブラリを使用することができます。これらのライブラリは、ORM (Object-Relational Mapping) を提供し、SQL クエリを記述することなく、オブジェクト指向のコードを使用してデータベース操作を行うことができます。
どの方法を選択するべきかは、状況によって異なります。以下は、いくつかの一般的なガイドラインです。
- 少数の行を削除する場合は、
SQLiteDatabase.delete()
メソッドまたはCursor.delete()
メソッドを使用するのが最も簡単です。 - 多くの行を削除する場合は、
SQLiteOpenHelper.onDelete()
メソッドを使用するのが効率的です。 - 複雑な条件に基づいて行を削除する場合は、
execSQL()
メソッドを使用できます。 - 異なるアプリ間でデータを共有する場合は、
ContentResolver
を使用できます。 - データベース操作を簡略化したい場合は、第三者ライブラリを使用できます。
android sqlite delete-row