MariaDBで1844京を超えるレコードを扱う方法

2024-04-02

MariaDBでサポートされる最大レコード数は、いくつかの要因によって異なります。

  • MariaDBのバージョン: MariaDB 10.2以前では、テーブルあたりの最大レコード数は約42億9496万7295件でした。MariaDB 10.3以降では、テーブルあたりの最大レコード数は約1844京6744億7370万9551615件に増えました。
  • ストレージエンジン: 使用するストレージエンジンによって、サポートされる最大レコード数が異なる場合があります。例えば、InnoDBは約1844京6744億7370万9551615件のレコードをサポートしますが、MyISAMは約42億9496万7295件のレコードしかサポートしません。
  • ハードウェア: 使用するハードウェアによって、サポートされる最大レコード数が異なる場合があります。例えば、より多くのRAMとCPUを搭載したサーバーは、より多くのレコードをサポートすることができます。

以下は、MariaDBでサポートされる最大レコード数の目安です。

  • InnoDB: 約1844京6744億7370万9551615件
  • MyISAM: 約42億9496万7295件

MariaDBでサポートされる最大レコード数を超える場合は、以下の方法を検討することができます。

  • テーブルを分割する: テーブルを複数の小さなテーブルに分割することで、各テーブルのレコード数を減らすことができます。
  • 別のストレージエンジンを使用する: InnoDBのような、より多くのレコードをサポートするストレージエンジンを使用することができます。
  • ハードウェアをアップグレードする: より多くのRAMとCPUを搭載したサーバーにアップグレードすることで、より多くのレコードをサポートすることができます。

MariaDBでサポートされる最大レコード数に関する詳細情報は、以下のリソースを参照してください。

MariaDBでサポートされる最大レコード数は、いくつかの要因によって異なります。上記の情報を参考に、ご自身の環境に合わせて適切な設定を行ってください。




MariaDBで最大レコード数を扱うサンプルコード

-- テーブルを作成する
CREATE TABLE `test` (
  `id` INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  `name` VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (`id`)
);

-- 最大レコード数を確認する
SELECT @@max_allowed_packet;

-- 最大レコード数を超えるデータを挿入する
INSERT INTO `test` (`name`) VALUES ('This is a test record.');

-- エラーが発生する
ERROR 1118 (HY000) at line 1: Row size too large. The maximum row size for the used table type, not counting BLOBs, is 65535. You can change this value by setting the max_allowed_packet variable.

-- max_allowed_packet を増やす
SET GLOBAL max_allowed_packet = 1024000;

-- 再度データを挿入する
INSERT INTO `test` (`name`) VALUES ('This is a test record.');

-- 成功

このサンプルコードでは、max_allowed_packet 変数を増やすことで、MariaDBでサポートされる最大レコード数を増やす方法を示しています。

注意事項

  • max_allowed_packet 変数を増やすと、メモリ使用量が増加する可能性があります。
  • 非常に大きなデータを扱う場合は、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。



MariaDBで最大レコード数を扱う他の方法

テーブルパーティショニングとは、テーブルを複数の小さなテーブルに分割する技術です。テーブルパーティショニングを使用すると、各テーブルのレコード数を減らすことができ、パフォーマンスを向上させることができます。

MariaDBでは、以下のパーティショニング方法がサポートされています。

  • 範囲パーティショニング: データを特定の範囲に分割します。

別のストレージエンジンを使用する

MariaDBでは、InnoDB、MyISAM、NDBなど、さまざまなストレージエンジンがサポートされています。各ストレージエンジンには、それぞれ異なる機能と制限があります。

InnoDBは、最も汎用性の高いストレージエンジンであり、高いパフォーマンスとスケーラビリティを提供します。また、InnoDBは、約1844京6744億7370万9551615件のレコードをサポートするなど、非常に大きなデータセットを扱うことができます。

MyISAMは、InnoDBよりも軽量なストレージエンジンであり、高速な読み書き処理を提供します。ただし、MyISAMは約42億9496万7295件のレコードしかサポートしないため、非常に大きなデータセットには適していません。

ハードウェアをアップグレードする

MariaDBで扱うデータ量が増えると、サーバーのハードウェアにも負荷がかかります。

パフォーマンスを向上させるためには、以下のハードウェアをアップグレードすることを検討することができます。

  • RAM: より多くのRAMを搭載することで、データベースがデータをキャッシュしやすくなり、パフォーマンスが向上します。
  • ストレージ: より高速なストレージを使用することで、データの読み書き速度が向上し、パフォーマンスが向上します。

database mariadb


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