Cloud Foundryでデータベースを安全に保護:MariaDBとS3の自動バックアップガイド

2024-07-27

Cloud Foundry で MariaDB と S3 を自動的にバックアップする

このチュートリアルでは、Cloud Foundry で MariaDB サービスと S3 バケット間で自動バックアップを実行する方法を説明します。 2 つのツールを使用してこれを実現します。

  1. db-dumper: MariaDB データベースのダンプを作成します。
  2. cf-backup-rotation: 定期的にダンプを S3 バケットにアップロードし、古いダンプを削除します。

手順

  1. db-dumpercf-backup-rotation を Cloud Foundry にデプロイします。
  2. db-dumper の設定ファイルで、バックアップする MariaDB サービスと S3 バケットを指定します。
  3. cf-backup-rotation の設定ファイルで、バックアップの頻度と保持するダンプ数を指定します。

詳細

db-dumper

  • MariaDB サービスに接続し、データベースのダンプを作成します。
  • ダンプファイルを圧縮して暗号化します。
  • S3 バケットにダンプファイルをアップロードします。

cf-backup-rotation

  • S3 バケット内のダンプファイルを定期的にチェックします。
  • 設定された保持期間を超えた古いダンプファイルを削除します。

利点

  • データ損失を防ぐための自動化されたバックアップソリューションを提供します。
  • Cloud Foundry 環境内で簡単にデプロイおよび管理できます。
  • 複数の MariaDB サービスと S3 バケットをサポートします。

制限事項

  • 大規模なデータベースのバックアップには時間がかかる場合があります。
  • S3 バケットのストレージコストがかかります。
  • セキュリティ上の理由から、S3 バケットへのアクセスには IAM ロールを使用することをお勧めします。
  • 定期的なバックアップに加えて、アプリケーションのデプロイ前に手動バックアップを実行することをお勧めします。



---
database:
  host: localhost
  port: 3306
  database: mydatabase
  username: root
  password: password

s3:
  bucket: my-bucket
  region: us-east-1
  access_key_id: YOUR_ACCESS_KEY_ID
  secret_access_key: YOUR_SECRET_ACCESS_KEY

compression:
  enabled: true
  algorithm: gzip

encryption:
  enabled: true
  cipher: aes256
  password: my-secret-password
---
s3:
  bucket: my-bucket
  region: us-east-1
  access_key_id: YOUR_ACCESS_KEY_ID
  secret_access_key: YOUR_SECRET_ACCESS_KEY

rotation:
  keep_for: 7
  frequency: daily

説明

db-dumper 設定ファイル:

  • database: MariaDB サービスの接続情報
  • s3: S3 バケットへの接続情報
  • compression: ダンプファイルの圧縮設定
  • encryption: ダンプファイルの暗号化設定
  • rotation: バックアップの保持期間と頻度

使用方法

  1. Cloud Foundry に db-dumpercf-backup-rotation をデプロイします。
  2. db-dumpercf-backup-rotation を起動します。



  • MariaDB: Cloud Foundry サービスのバックアップとリストアをサポートします。 ただし、S3 バケットへの直接アップロードはサポートされていません。
  • Amazon RDS for MariaDB: Amazon RDS for MariaDB サービスは、自動バックアップと S3 バケットへのアップロードをサポートしています。

メリット:

  • 設定が簡単です。
  • 追加のツールをデプロイする必要はありません。
  • 機能が限られている場合があります。
  • すべての Cloud Foundry サービスがサポートされているわけではありません。

クラウドベースのバックアップサービス

いくつかのクラウドベースのバックアップサービスが、Cloud Foundry での MariaDB と S3 の自動バックアップをサポートしています。

  • Backups as a Service (BaaS): BaaS プロバイダは、バックアップと復元の管理を代行します。
  • Managed Backup Services: マネージドバックアップサービスは、バックアップと復元のためのインフラストラクチャとツールを提供します。
  • スケーラブルで、大規模な環境にも対応できます。
  • 複数のデータベースとストレージオプションをサポートできます。
  • 追加の費用がかかります。
  • ベンダーロックインが発生する可能性があります。

カスタムスクリプト

カスタムスクリプトを使用して、MariaDB データベースのダンプを作成し、S3 バケットにアップロードすることができます。

  • 完全な制御と柔軟性を提供します。
  • 無料でオープンソースのツールを使用できます。
  • エラー処理とスケーリングを実装する必要があります。

最適な方法を選択する

最適な方法は、ニーズと要件によって異なります。

  • シンプルで費用対効果の高い ソリューションが必要な場合は、Cloud Foundry サービスのネイティブバックアップ機能を使用することを検討してください。
  • より多くの機能と柔軟性 が必要な場合は、クラウドベースのバックアップサービスまたはカスタムスクリプトを使用することを検討してください。
  • バックアップ頻度: データベースをどのくらいの頻度でバックアップする必要がありますか?
  • バックアップ保持期間: バックアップをどのくらいの期間保持する必要がありますか?
  • 復元時間目標 (RTO): データベース障害が発生した場合、どのくらいの時間で復元する必要がありますか?
  • 復旧目標点 (RPO): データ損失が発生した場合、どのくらいのデータを取り戻す必要がありますか?
  • 予算: バックアップソリューションにどれくらいの費用をかけることができますか?

amazon-s3 mariadb backup



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