MySQL エラー 1153 - パケットが 'max_allowed_packet' バイトを超えました:原因と解決方法

2024-04-05

MySQL エラー 1153 - パケットが 'max_allowed_packet' バイトを超えました

このエラーは、クライアントからサーバーへ送信されたパケットサイズが、サーバー設定 max_allowed_packet で許容される最大サイズを超えた場合に発生します。

原因

このエラーが発生する主な原因は、以下の2つです。

  • クライアントから送信されるデータ量が、max_allowed_packet の設定値を超えている。
  • サーバーの設定ファイル my.cnf または mariadb.cnf に、max_allowed_packet の設定値が誤っている。

解決方法

以下の方法で解決できます。

クライアント側で送信データ量を減らす

  • データ量の大きいクエリを分割して実行する。
  • BLOB/TEXT 型のデータ量を減らす。
  • クライアント側の設定で、送信パケットサイズを制限する。

サーバー側の max_allowed_packet 設定値を上げる

方法

  1. サーバーの設定ファイル my.cnf または mariadb.cnf を開く。
  2. [mysqld] セクションに以下の行を追加する。
max_allowed_packet = 1024M # 1GB に設定
  1. サーバーを再起動する。

注意事項

  • max_allowed_packet 設定値を上げると、メモリ使用量が増加します。
  • 設定値を上げすぎると、サーバーの動作が不安定になる可能性があります。

関連用語

  • MySQL
  • MariaDB
  • mysql-connector
  • max_allowed_packet
  • パケットサイズ
  • クエリ
  • BLOB 型
  • TEXT 型
  • 設定ファイル

上記の情報に加え、以下の点にも注意してください。

  • 使用している MySQL のバージョン
  • 使用しているクライアントソフトウェア
  • 発生しているエラーメッセージの詳細

これらの情報が問題解決に役立つ場合があります。

補足

  • 2024年4月4日現在、最新バージョンの MySQL は 8.0.31、MariaDB は 10.8.3 です。
  • 上記の解決方法は、一般的なものです。具体的な解決方法は、状況によって異なる場合があります。
  • 問題解決に困った場合は、専門家に相談することをおすすめします。



# テーブル全体を選択するクエリ
SELECT * FROM large_table;

# エラーが発生する可能性が高い

# 100件ずつ分割して実行する
SELECT * FROM large_table LIMIT 100 OFFSET 0;
SELECT * FROM large_table LIMIT 100 OFFSET 100;
SELECT * FROM large_table LIMIT 100 OFFSET 200;
...

# エラーが発生しにくくなる
# 画像データを圧縮して保存する
UPDATE images SET image = COMPRESS(image);

# 長いテキストデータを分割して保存する
UPDATE articles SET content = CONCAT(LEFT(content, 10000), '...', RIGHT(content, 10000));

MySQL Workbench の場合

  1. メニューバーから "File" -> "Preferences" を選択する。
  2. "MySQL" タブを選択する。
  3. "Connections" セクションで "Default Schema" を選択する。
  4. "Advanced" タブを選択する。
  5. "Maximum packet size" 欄に、許容する最大パケットサイズを入力する。
  6. "OK" ボタンをクリックして、設定を保存する。

コマンドラインツールの場合

mysql -h localhost -u root -p --max_allowed_packet=1024M
max_allowed_packet = 1024M # 1GB に設定



インデックスを作成することで、クエリの実行速度が向上し、必要なデータ量を減らすことができます。

キャッシュを使用する

頻繁にアクセスするデータをキャッシュすることで、サーバーの負荷を軽減し、パケットサイズを削減できます。

データベースの構造を見直すことで、データ量を減らすことができる場合があります。

別のデータベースエンジンを使用する

MySQL 以外にも、PostgreSQL や MongoDB などのデータベースエンジンがあります。これらのエンジンの方が、パケットサイズに関する制限が緩い場合があります。


mysql mariadb mysql-connector


データ消失の恐怖を払拭!MySQLデータベースを物理ファイルから復元する3つの方法

概要:この方法は、データベースのすべてのデータを完全に復元する最も簡単な方法です。 ただし、データベース全体を復元する必要がある場合にのみ使用してください。手順:データベースサーバーを停止します。バックアップファイルからデータベースディレクトリにすべてのファイルをコピーします。...


MySQLで特定のテーブルだけサクッとダンプ:コマンドとスクリプトの使い分け

方法1:mysqldumpコマンドのオプションを使用するmysqldumpコマンドには、--tablesオプションと--whereオプションを組み合わせて、特定の接頭辞を持つテーブルのみをダンプすることができます。このコマンドは、以下のことを行います。...


MySQLリモート接続エラー「1045:アクセスが拒否されました」の徹底解説

このエラーが発生する原因:このエラーは、MySQLサーバーにリモートから接続しようと試みた際に、ユーザー名とパスワードが間違っている、またはリモート接続が許可されていない場合に発生します。考えられる原因は以下の通りです。ユーザー名とパスワードの誤り: ユーザー名またはパスワードを間違えて入力していないか確認してください。大文字と小文字の区別にも注意してください。...


MariaDBの設定でインデックスの使用に関する動作を変更する方法

MariaDB は、MySQL と互換性のあるオープンソースのデータベース管理システムです。インデックスは、テーブル内のデータの高速検索に使用されます。しかし、MariaDB は、1 列の自己結合でインデックスを使用しない場合があります。これは、結合される列の値がすべて NULL であるため、「選択性」が低いと考えられるからです。...


正規表現で Django モデルを強化:django-regex-field パッケージの使い方

Django で正規表現フィールドを使用するには、以下の手順が必要です。モデルに RegexField を追加する:この例では、my_field フィールドは、英数字とアンダースコアのみを含む文字列のみを保存します。フィールドにフラグを指定する (オプション):...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



LOAD DATA INFILE vs INSERT INTO ... SELECT:大量データ挿入の比較

結論: 状況によって異なります。詳細:単一挿入 (Multiple Single INSERTs)INSERT文を1行ずつ実行する方式メリット: エラー発生時の影響範囲が小さい 処理の進捗状況を逐一確認できるエラー発生時の影響範囲が小さい


PHPとMySQLにおけるmax_allowed_packet変数の徹底解説:確認方法、設定方法、最適な値の選び方まで

max_allowed_packet変数の確認方法以下の方法で、max_allowed_packet変数の現在の値を確認できます。MySQLコマンドラインツールを使用するPHPスクリプトを使用するmax_allowed_packet変数の値を変更するには、以下の方法があります。


爆速インポート・エクスポートを実現!MySQLのmax_allowed_packetサイズ最適化ガイド

このチュートリアルでは、MySQL の max_allowed_packet サイズを変更する方法を、以下の 3 つの方法について解説します。MySQL 設定ファイルの編集MySQL コマンドラインの使用MySQL ワークベンチの使用始める前に: