`sqlite3_enable_load_extension()` 関数を使用する
SQLite にロードされた拡張機能のリスト
拡張機能のリスト方法
SQLite にロードされた拡張機能をリストするには、次の方法があります。
pragma_module_list プragma を使用する
pragma_module_list
プragma は、仮想テーブルを提供する拡張機能のリストを返します。この pragma は、SQLite 3.8.2 以降で使用できます。
PRAGMA module_list;
この pragma は、次の出力を返します。
module_name module_uri
======= ============
fts3 module:fts3("path/to/fts3.so")
sqlite3_enable_load_extension() 関数を使用する
sqlite3_enable_load_extension()
関数は、拡張機能のロードを有効または無効にします。この関数を SQLITE_OK
に設定すると、拡張機能のロードが有効になります。
int sqlite3_enable_load_extension(sqlite3 *db, int enable);
この関数を呼び出した後、sqlite3_exec()
関数を使用して拡張機能をロードできます。
char *zErr = NULL;
sqlite3_exec(db, "LOAD EXTENSION 'module:fts3(\"path/to/fts3.so\")'", NULL, NULL, &zErr);
if (zErr != NULL) {
fprintf(stderr, "Error loading extension: %s\n", zErr);
sqlite3_free(zErr);
return 1;
}
sqlite3_version() 関数を使用する
sqlite3_version()
関数は、SQLite のバージョン情報を返します。この関数の出力には、ロードされた拡張機能に関する情報が含まれている場合があります。
const char *sqlite3_version();
この関数は、次の出力を返します。
3.36.0 2020-02-13
この出力には、FTS3
、FTS4
、FTS5
などの拡張機能に関する情報が含まれている場合があります。
注意事項
- 拡張機能のロードは、SQLite コンパイル時に有効になっている必要があります。
- 拡張機能は、SQLite のバージョンと互換性がある必要があります。
- 拡張機能は、セキュリティ上のリスクを伴う可能性があります。拡張機能をロードする前に、その拡張機能が信頼できるソースからのものであることを確認してください。
PRAGMA module_list;
module_name module_uri
======= ============
fts3 module:fts3("path/to/fts3.so")
#include <sqlite3.h>
int main() {
sqlite3 *db;
char *zErr = NULL;
int rc = sqlite3_open("test.db", &db, SQLITE_OPEN_READWRITE, NULL);
if (rc != SQLITE_OK) {
fprintf(stderr, "Error opening database: %s\n", sqlite3_errmsg(db));
return 1;
}
rc = sqlite3_enable_load_extension(db, 1);
if (rc != SQLITE_OK) {
fprintf(stderr, "Error enabling extension loading: %s\n", sqlite3_errmsg(db));
return 1;
}
rc = sqlite3_exec(db, "LOAD EXTENSION 'module:fts3(\"path/to/fts3.so\")'", NULL, NULL, &zErr);
if (rc != SQLITE_OK) {
fprintf(stderr, "Error loading extension: %s\n", zErr);
sqlite3_free(zErr);
return 1;
}
sqlite3_close(db);
return 0;
}
このコードを実行すると、test.db
データベースに fts3
拡張機能がロードされます。
#include <sqlite3.h>
int main() {
const char *version = sqlite3_version();
printf("SQLite version: %s\n", version);
return 0;
}
このコードを実行すると、SQLite のバージョン情報が表示されます。この出力には、ロードされた拡張機能に関する情報が含まれている場合があります。
- 上記のコードは、サンプルであり、実際のアプリケーションでは変更する必要がある場合があります。
- 拡張機能をロードする前に、その拡張機能が信頼できるソースからのものであることを確認してください。
SQLiteには、sqlite3
というシェルツールが付属しています。このツールを使用して、データベースに接続し、PRAGMA module_list;
コマンドを実行することで、ロードされた拡張機能をリストすることができます。
sqlite3 test.db
PRAGMA module_list;
.quit
ブラウザベースのツールを使用する
SQLiteを操作するためのブラウザベースのツールもいくつかあります。これらのツールの中には、ロードされた拡張機能をリストできるものがあります。
C言語のAPIを使用する
C言語でSQLiteを使用している場合は、sqlite3_module_list()
関数を使用して、ロードされた拡張機能をリストすることができます。
#include <sqlite3.h>
int main() {
sqlite3 *db;
sqlite3_module *module;
int rc = sqlite3_open("test.db", &db, SQLITE_OPEN_READWRITE, NULL);
if (rc != SQLITE_OK) {
fprintf(stderr, "Error opening database: %s\n", sqlite3_errmsg(db));
return 1;
}
for (module = sqlite3_module_list(db); module != NULL; module = module->next) {
printf("Module name: %s\n", module->name);
printf("Module URI: %s\n", module->uri);
}
sqlite3_close(db);
return 0;
}
- 上記の方法はいずれも、SQLite 3.8.2 以降でのみ使用できます。
sqlite