【保存版】Dockerコンテナ内のMariaDBにデータをスムーズに投入

2024-06-22

Dockerコンテナ内のMariaDBにデータを投入する方法

Dockerfileは、Dockerイメージを構築する際に使用する設定ファイルです。このファイル内に CMDENTRYPOINT を用いて、MariaDB起動時にデータ投入スクリプトを実行するコマンドを記述できます。

FROM mariadb:10.5

# データ投入スクリプトをコピー
COPY ./init.sql /docker-entrypoint-initdb/

# MariaDB起動時にスクリプトを実行
CMD ["mysqld", "--init-file", "/docker-entrypoint-initdb/init.sql"]

メリット:

  • シンプルで分かりやすい
  • イメージビルド時にデータ投入処理を組み込める
  • イメージサイズが大きくなる
  • 投入するデータ量が多い場合、ビルド時間が長くなる

docker exec コマンドを利用する

コンテナが起動している状態であれば、docker exec コマンドを用いてコンテナ内部にシェルを呼び出し、データ投入スクリプトを実行することができます。

docker exec -it <コンテナID> mysql -u root -p < init.sql
  • 柔軟性が高い
  • 既存のコンテナにデータを追加投入しやすい
  • 運用手順が複雑になる
  • 毎回コンテナ内部にシェルを呼び出す必要がある

docker-compose.yml ファイルを用いて、MariaDBコンテナとデータ投入用コンテナをマルチコンテナとして定義・起動することができます。

version: "3.8"

services:
  mariadb:
    image: mariadb:10.5
    volumes:
      - ./data:/var/lib/mysql
    ports:
      - "3306:3306"
  init:
    image: busybox
    volumes:
      - ./init.sql:/docker-entrypoint-initdb.d/init.sql
    entrypoint: ["sh", "-c", "docker-compose exec mariadb mysql -u root -p < /docker-entrypoint-initdb.d/init.sql"]
  • 定義ファイルで構成を管理できる
  • 複数のコンテナをまとめて起動・停止できる
  • 複雑な設定が必要になる
  • ファイルの記述量が多くなる

各方法の注意点

  • いずれの方法においても、MariaDBの起動ユーザーとパスワードを適切に設定する必要があります。
  • データ投入スクリプトは、データベースのスキーマ定義や初期データの内容に合わせて作成する必要があります。
  • 大容量のデータファイルを投入する場合は、ネットワーク帯域幅やコンテナの処理能力に注意する必要があります。

    これらの情報を参考に、状況に合わせて最適な方法を選択してください。




    Dockerコンテナ内のMariaDBにデータを投入するサンプルコード

    Dockerfile

    FROM mariadb:10.5
    
    # データフォルダを永続化する
    VOLUME /var/lib/mysql
    
    # データ投入スクリプトをコピー
    COPY ./init.sql /docker-entrypoint-initdb.d/
    
    # MariaDB起動時にスクリプトを実行
    CMD ["mysqld", "--init-file", "/docker-entrypoint-initdb.d/init.sql"]
    

    init.sql

    -- データベース作成
    CREATE DATABASE IF NOT EXISTS mydb;
    
    -- テーブル作成
    CREATE TABLE users (
      id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
      name VARCHAR(255) NOT NULL,
      email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
    );
    
    -- サンプルデータ投入
    INSERT INTO users (name, email) VALUES ("Taro Yamada", "[email protected]");
    INSERT INTO users (name, email) VALUES ("Hanako Sato", "[email protected]");
    

    使用方法

    1. 上記の Dockerfileinit.sql ファイルを同じディレクトリに保存します。
    2. 以下のコマンドを実行して、MariaDBコンテナをビルド and 起動します。
    docker build -t my-mariadb-db .
    docker run -d --name my-mariadb-db -p 3306:3306 my-mariadb-db
    
    1. データベースクライアントを使用して、MariaDBコンテナに接続し、投入されたデータを確認できます。
    docker exec -it my-mariadb-db mysql -u root -p
    mysql> USE mydb;
    mysql> SELECT * FROM users;
    

    ポイント

    • init.sql ファイルには、データベースの作成、テーブルの作成、初期データの投入などを行いたいSQL文を記述します。
    • 上記はあくまで一例であり、データベースのスキーマや投入するデータ量に合わせて適宜変更する必要があります。

    このサンプルコードを参考に、状況に合わせてデータ投入スクリプトを作成してください。




    Dockerコンテナ内のMariaDBにデータを投入するその他の方法

    docker exec -it <コンテナID> mysql -u root -p < init.sql
    
        version: "3.8"
        
        services:
          mariadb:
            image: mariadb:10.5
            volumes:
              - ./data:/var/lib/mysql
            ports:
              - "3306:3306"
          init:
            image: busybox
            volumes:
              - ./init.sql:/docker-entrypoint-initdb.d/init.sql
            entrypoint: ["sh", "-c", "docker-compose exec mariadb mysql -u root -p < /docker-entrypoint-initdb.d/init.sql"]
        

                Dockerコンテナ内のMariaDBにデータを投入するには、主に以下の3つの方法があります。

                  それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて最適な方法を選択してください。

                  上記以外にも、バックアップからの復元や外部データソースからのインポートなど、様々な方法でデータ投入を行うことができます。

                  具体的な方法については、それぞれの方法の詳細情報や、利用するツールやライブラリのドキュメントを参照してください。


                  sql docker mariadb


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