DockerでMariaDBデータベースをクエリする方法:初心者向けチュートリアル

2024-05-21

DockerでMariaDBデータベースをクエリする方法

Dockerを使ってMariaDBコンテナを起動し、そのデータベースを様々な方法でクエリする方法を説明します。

前提知識

  • Dockerの基礎知識
  • MariaDBの基本的な知識
  • SQLクエリの実行方法

使用するツール

  • Docker
  • MySQLクライアント (例: mysqlコマンドラインツール, Navicat, HeidiSQL)

手順

  1. MariaDBコンテナを起動
docker run -d --name my-mariadb \
  -p 3306:3306 \
  -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=password \
  mariadb

上記のコマンドは、my-mariadbという名前のコンテナでMariaDBを起動します。

  • -p 3306:3306: コンテナ内の3306ポートをホストの3306ポートにマッピングします。これにより、ホストからコンテナ内のMariaDBに接続することができます。
  • -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=password: MariaDBのrootユーザーのパスワードを設定します。
  1. MySQLクライアントを使って接続

MariaDBコンテナが起動したら、MySQLクライアントを使って接続することができます。

例:mysqlコマンドラインツールを使う場合

mysql -u root -p -h localhost

上記のコマンドは、rootユーザーでlocalhostにあるMariaDBに接続します。パスワードを求められるので、起動時に設定したパスワードを入力してください。

  1. データベースを操作

接続したら、通常の方法でデータベースを操作することができます。

CREATE DATABASE mydatabase;

例:テーブルを作成

CREATE TABLE mytable (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE
);

例:データ挿入

INSERT INTO mytable (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
SELECT * FROM mytable;
  • Docker Composeを使う: docker-compose.ymlファイルを使って、MariaDBコンテナとその他のコンテナを一緒に起動することができます。
  • Webブラウザを使う: phpMyAdminなどのWebブラウザベースのツールを使って、MariaDBを操作することができます。

注意点

  • コンテナは永続的なストレージではないため、重要なデータはコンテナ外に保存する必要があります。
  • 複数のユーザーでデータベースにアクセスする場合は、適切な権限設定を行う必要があります。

    Dockerを使ってMariaDBデータベースをクエリすることは、簡単で便利な方法です。上記の手順を参考に、ぜひ試してみてください。




    データベースの作成

    CREATE DATABASE mydatabase;
    

    このコードは、mydbという名前の新しいデータベースを作成します。

    テーブルの作成

    CREATE TABLE users (
      id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
      name VARCHAR(255) NOT NULL,
      email VARCHAR(255) UNIQUE
    );
    

    このコードは、usersという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idnameemailという3つの列があります。

    • id列は、プライマリキーであり、自動的にインクリメントされます。
    • name列は、NULL値を許さず、最大255文字の長さを持つ文字列です。

    データの挿入

    INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
    INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');
    

    このコードは、usersテーブルに2つのレコードを挿入します。

    • 1つ目のレコードは、John Doeという名前と[email protected]というメールアドレスを持つユーザーを表します。

    データの取得

    SELECT * FROM users;
    

    特定の条件でデータを取得

    SELECT * FROM users WHERE email = '[email protected]';
    

    このコードは、email列が[email protected]であるusersテーブルのレコードを取得します。

    注意事項

    • 上記のコード例は、MySQL 8.0以降で使用することを想定しています。古いバージョンのMySQLを使用している場合は、コードを適宜変更する必要があります。
    • 上記のコード例は、説明のみを目的としています。本番環境で使用する場合には、適切なセキュリティ対策を講じてください。



    DockerでMariaDBデータベースをクエリするその他の方法

    docker-compose.ymlファイルを使って、MariaDBコンテナとその他のコンテナを一緒に起動することができます。これは、複数のコンテナで構成されるアプリケーションを開発・運用する場合に便利です。

    例:docker-compose.ymlファイル

    version: "3.8"
    
    services:
      db:
        image: mariadb
        restart: always
        environment:
          MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
          MYSQL_DATABASE: mydatabase
        ports:
          - "3306:3306"
      app:
        image: my-app
        depends_on:
          - db
    

    この例では、dbという名前のMariaDBコンテナと、appという名前のアプリケーションコンテナを起動します。

    • dbコンテナは、mariadbイメージを使って起動されます。
    • MYSQL_DATABASE環境変数を使って、作成するデータベースの名前を設定します。
    • 3306:3306ポートマッピングを使って、コンテナ内の3306ポートをホストの3306ポートにマッピングします。
    • depends_onオプションを使って、appコンテナがdbコンテナが起動してから起動するように設定します。

    Webブラウザを使う

    phpMyAdminなどのWebブラウザベースのツールを使って、MariaDBを操作することができます。これは、GUIを使ってデータベースを操作したい場合に便利です。

    例:phpMyAdminを使う

    1. phpMyAdminのコンテナを起動します。
    docker run -d --name phpmyadmin \
      -p 8080:80 \
      -e PMA_USER=root \
      -e PMA_PASSWORD=password \
      mariadb/phpmyadmin
    
    1. Webブラウザを開き、http://localhost:8080/ にアクセスします。
    2. phpMyAdminのログイン画面が表示されますので、MariaDBのrootユーザーのパスワードを入力してログインします。

    APIを使う

    MariaDBは、REST APIを提供しています。このAPIを使って、プログラムからデータベースを操作することができます。これは、Webアプリケーションやモバイルアプリケーションからデータベースにアクセスする場合に便利です。

    例:HTTPieを使ってデータを取得

    httpie GET http://localhost:3306/mydb/users
    
    • 上記の方法は、あくまでも例です。具体的な使用方法については、各ツールのドキュメントを参照してください。

    docker mariadb


    MySQL/MariaDBで発生するエラー「ERROR 1452」の徹底解説

    このエラーメッセージは、MySQL、MariaDBなどのデータベースで、子行を追加または更新しようとした際に、外部キー制約が原因で発生します。外部キー制約は、データの整合性を保つために、異なるテーブル間の関連性を定義するものです。原因このエラーが発生する主な原因は以下の2つです。...


    【MySQL/MariaDB】ORDER BY句が無視される問題を解決!5つの方法を徹底解説

    次のクエリを考えてみましょう。このクエリは、customers テーブル内のすべてのレコードを名前順に取得します。しかし、次のクエリはどうでしょうか?このクエリは、Tokyo 市内に住むすべての顧客の名前順に取得するはずです。しかし、実際には、ORDER BY 句は無視され、ランダムな順序で顧客レコードが返されます。...


    CentOS 7でMariaDBクラスタを構築・運用するための5つのヒント

    原因初期ノード起動時に、wsrep_cluster_address設定が正しく設定されていない場合があります。解決策以下の手順で、wsrep_cluster_address設定を確認・修正します。/etc/my. cnf. d/galera...


    MariaDBでLOAD DATA INFILEを使用して列を追加する方法

    MariaDBでALTER TABLEを使用して大きなテーブルに列を追加しようとすると、INSTANTアルゴリズムを使用しても、実際には時間がかかり、パフォーマンスが低下する可能性があります。これは、いくつかの要因が影響しているためです。原因...


    SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



    MySQL Workbenchを使ったMariaDBの操作

    必要なものDockerがインストールされていることターミナル操作ができること手順MariaDBコンテナを起動する--name オプションでコンテナ名 mariadb を指定しています。-p オプションでコンテナ内のポート 3306 をホストマシンのポート 3306 にマッピングしています。


    【保存版】Dockerコンテナ内のMariaDBにデータをスムーズに投入

    Dockerfileは、Dockerイメージを構築する際に使用する設定ファイルです。このファイル内に CMD や ENTRYPOINT を用いて、MariaDB起動時にデータ投入スクリプトを実行するコマンドを記述できます。メリット:シンプルで分かりやすい


    MySQL互換データベースMariaDBをDockerで運用:ボリュームでデータを永続化

    Dockerコンテナは、アプリケーションを独立した環境で実行できる軽量な仮想環境です。MariaDBは、MySQL互換のオープンソースデータベースです。DockerコンテナとMariaDBを組み合わせることで、データベース付きのアプリケーションを簡単にデプロイし、管理することができます。