C#でSQLiteデータベースにアクセスする

2024-04-02

C#、Entity Framework、SQLite における SQLitePCL.Batteries.Init() の呼び出し方法

C# で Entity Framework を使用して SQLite データベースにアクセスする場合、SQLitePCL.Batteries.Init() メソッドを呼び出す必要があります。このメソッドは、SQLitePCL と呼ばれる SQLite への低レベルアクセスを提供するライブラリを初期化します。

手順

SQLitePCL.Batteries.Init() メソッドを呼び出すには、以下の手順に従います。

NuGet パッケージのインストール

まず、プロジェクトに以下の NuGet パッケージをインストールする必要があります。

  • Microsoft.Data.Sqlite
  • SQLitePCL.raw.bundle_e_sqlite3

コードの追加

次に、コードに以下のコードを追加します。

using Microsoft.Data.Sqlite;
using SQLitePCL.Batteries;

// ...

SQLitePCL.Batteries.Init();

var connection = new SqliteConnection("Data Source=database.sqlite");
connection.Open();

// ...

connection.Close();

コード解説

  • SqliteConnection クラスは、SQLite データベースへの接続を表します。
  • Data Source プロパティは、接続するデータベースファイルのパスを指定します。
  • Open() メソッドは、データベースへの接続を開きます。

注意事項

  • SQLitePCL.Batteries.Init() メソッドは、アプリケーションの開始時に一度だけ呼び出す必要があります。
  • 複数のデータベースへの接続を開く場合は、それぞれ個別に SQLiteConnection オブジェクトを作成する必要があります。
  • 使用している Visual Studio のバージョン
  • 使用している .NET Framework のバージョン
  • 使用している SQLite のバージョン
  • 発生しているエラーメッセージ



using Microsoft.Data.Sqlite;
using SQLitePCL.Batteries;

namespace Sample
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // SQLitePCL ライブラリを初期化
            SQLitePCL.Batteries.Init();

            // データベース接続文字列
            string connectionString = "Data Source=database.sqlite";

            // データベース接続オブジェクトを作成
            using (var connection = new SqliteConnection(connectionString))
            {
                // データベースを開く
                connection.Open();

                // データベース操作

                // 例: テーブルを作成
                var cmd = new SqliteCommand("CREATE TABLE IF NOT EXISTS People (Id INTEGER PRIMARY KEY, Name TEXT, Age INTEGER)", connection);
                cmd.ExecuteNonQuery();

                // 例: データを挿入
                cmd = new SqliteCommand("INSERT INTO People (Name, Age) VALUES (@name, @age)", connection);
                cmd.Parameters.AddWithValue("@name", "John Doe");
                cmd.Parameters.AddWithValue("@age", 30);
                cmd.ExecuteNonQuery();

                // 例: データを取得
                cmd = new SqliteCommand("SELECT * FROM People", connection);
                var reader = cmd.ExecuteReader();
                while (reader.Read())
                {
                    Console.WriteLine($"{reader["Id"]}, {reader["Name"]}, {reader["Age"]}");
                }

                // データベースを閉じる
                connection.Close();
            }
        }
    }
}
  • このコードは、Sample という名前の C# コンソールアプリケーションです。
  • Main() メソッドは、アプリケーションのエントリポイントです。
  • connectionString 変数は、データベース接続文字列を格納します。
  • ExecuteNonQuery() メソッドは、SQL コマンドを実行します。

このサンプルコードは、C# で Entity Framework を使用して SQLite データベースにアクセスする方法を理解するための出発点として使用できます。




SQLitePCL.Batteries.Init() 以外の方法

Entity Framework Core の SQLite プロバイダーを使用する

Entity Framework Core 6.0 以降では、SQLite データベースへのアクセスに SQLite プロバイダーが標準で含まれています。この方法を使用するには、以下の手順に従います。

  • Microsoft.EntityFrameworkCore.Sqlite
using Microsoft.EntityFrameworkCore;
using Microsoft.Extensions.DependencyInjection;

// ...

var services = new ServiceCollection();

services.AddDbContext<MyContext>(options =>
    options.UseSqlite("Data Source=database.sqlite"));

var context = services.BuildServiceProvider().GetRequiredService<MyContext>();

// ...
  • UseSqlite() メソッドは、SQLite データベースへの接続を指定します。
  • MyContext クラスは、データベースとやり取りするための DbContext クラスです。

ADO.NET を使用する

Entity Framework を使用せずに、ADO.NET を直接使用して SQLite データベースにアクセスすることもできます。この方法を使用するには、以下の手順に従います。

  • System.Data.SQLite
using System.Data.SQLite;

// ...

var connection = new SqliteConnection("Data Source=database.sqlite");
connection.Open();

// ...

connection.Close();
  • Entity Framework Core の SQLite プロバイダーは、最も簡単で便利な方法です。
  • ADO.NET は、より多くの制御と柔軟性を提供します。

上記以外にも、C# で SQLite データベースにアクセスするにはいくつかの方法があります。

  • Dapper などの ORM ライブラリを使用する
  • SQLite.Net などの軽量な SQLite ライブラリを使用する

これらの方法は、Entity Framework よりも軽量で高速な場合がありますが、機能も限定されています。


c# entity-framework sqlite


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