【2024年最新版】PostgreSQLで挿入パフォーマンスを高速化する10の方法

2024-07-27

PostgreSQLで挿入パフォーマンスを高速化する

COPYコマンドを使う

大量のデータを挿入する場合は、INSERT文よりもCOPYコマンドを使うのがおすすめです。COPYコマンドは、データをファイルから直接読み込んでテーブルに挿入するため、INSERT文よりも高速に処理できます。

COPY テーブル名 (列名, 列名, ...)
FROM ファイル名
DELIMITER 区切り文字;

COPY customers (id, name, email)
FROM customers.csv
DELIMITER ',';

バルクロードを使う

\copy テーブル名 (列名, 列名, ...)
FROM ファイル名
FORMAT csv;
\copy customers (id, name, email)
FROM customers.csv
FORMAT csv;

インデックスを一時的に無効にする

挿入処理中は、インデックスがパフォーマンスのボトルネックになることがあります。インデックスはデータ検索に役立ちますが、挿入処理時にはオーバーヘッドが発生します。そのため、挿入処理中は一時的にインデックスを無効にすることで、パフォーマンスを向上させることができます。

ALTER TABLE テーブル名 DISABLE INDEX ALL;

挿入処理が終わったら、インデックスを再度有効にする必要があります。

ALTER TABLE テーブル名 ENABLE INDEX ALL;

WALバッファのサイズを増やす

WALバッファは、書き込み処理を高速化するためのバッファです。WALバッファのサイズを増やすことで、書き込み処理をより効率化できます。

SET wal_buffer_size = 128MB;

PostgreSQLの設定ファイルを変更する場合は、事前にバックアップを取るようにしてください。

PostgreSQLの設定を調整する

PostgreSQLには、パフォーマンスに影響を与える多くの設定があります。これらの設定を調整することで、挿入パフォーマンスを向上させることができます。

主な設定項目

  • max_wal_size
  • checkpoint_segments
  • shared_buffers
  • work_mem



COPYコマンド

-- テーブル作成
CREATE TABLE customers (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255),
  email VARCHAR(255)
);

-- CSVファイルからデータ挿入
COPY customers (id, name, email)
FROM customers.csv
DELIMITER ',';

バルクロード

-- テーブル作成
CREATE TABLE customers (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255),
  email VARCHAR(255)
);

-- CSVファイルからデータ挿入
\copy customers (id, name, email)
FROM customers.csv
FORMAT csv;

インデックスの一時無効化

-- インデックス無効化
ALTER TABLE customers DISABLE INDEX ALL;

-- データ挿入

-- インデックス有効化
ALTER TABLE customers ENABLE INDEX ALL;

WALバッファサイズの変更

-- 設定ファイルの編集
# postgresql.conf

wal_buffer_size = 128MB

-- PostgreSQLの再起動
  • 上記の方法は、状況によって効果が異なります。最適な方法は、実際に試してみて確認する必要があります。
  • パフォーマンスを向上させるためには、データベースの設計も重要です。データのアクセス方法を考慮して、適切なテーブル構造やインデックスを作成しましょう。



パーティショニング

テーブルをパーティショニングすることで、挿入処理を分散させることができます。パーティショニングは、テーブルを論理的に複数の部分に分割する機能です。

  • 年月ごとにデータをパーティショニングする

トリガーの無効化

トリガーは、データ挿入時に自動的に実行されるプログラムです。トリガーが複雑な処理を行う場合、挿入処理のパフォーマンスが低下する可能性があります。そのため、挿入処理中はトリガーを一時的に無効にすることで、パフォーマンスを向上させることができます。

トリガーを無効にする場合は、データ整合性に影響を与えないように注意する必要があります。

外部キー制約の無効化

外部キー制約は、データの参照整合性を保つための機能です。外部キー制約が複雑な場合、挿入処理のパフォーマンスが低下する可能性があります。そのため、挿入処理中は外部キー制約を一時的に無効にすることで、パフォーマンスを向上させることができます。

ホットスタンバイを使う

ホットスタンバイは、主データベースと複製データベースを同時に稼働させる機能です。ホットスタンバイを使うことで、主データベースの負荷を軽減し、挿入処理のパフォーマンスを向上させることができます。

接続プーリングを使う

接続プーリングは、データベースへの接続をプールしておく機能です。接続プーリングを使うことで、データベースへの接続時間を短縮し、挿入処理のパフォーマンスを向上させることができます。


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