MariaDB 10.1でTRUNCATE TABLE CASCADE構文エラーが発生する原因と解決方法
MariaDB 10.1でTRUNCATE TABLE CASCADE構文エラーが発生する原因と解決方法
原因
解決方法
解決方法の詳細
テーブル名が正しいことを確認するには、以下のコマンドを使用します。
SHOW TABLES;
このコマンドを実行すると、データベース内のすべてのテーブル名が一覧表示されます。
FOREIGN KEY制約の確認
SELECT *
FROM child_table
WHERE parent_id IN (SELECT id FROM parent_table);
このコマンドを実行すると、親テーブルに存在するIDを持つ子テーブルのデータがすべて表示されます。
権限の確認
SHOW GRANTS FOR CURRENT_USER;
このコマンドを実行すると、現在のユーザーに付与されている権限がすべて表示されます。
構文の確認
TRUNCATE TABLE
構文に誤りがないことを確認するには、以下のコマンドを使用します。
TRUNCATE TABLE table_name;
CREATE TABLE parent_table (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
CREATE TABLE child_table (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
parent_id INT NOT NULL,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id),
FOREIGN KEY (parent_id) REFERENCES parent_table (id)
);
INSERT INTO parent_table (name) VALUES ('parent1');
INSERT INTO parent_table (name) VALUES ('parent2');
INSERT INTO child_table (parent_id, name) VALUES (1, 'child1');
INSERT INTO child_table (parent_id, name) VALUES (1, 'child2');
INSERT INTO child_table (parent_id, name) VALUES (2, 'child3');
TRUNCATE TABLEによるデータの削除
TRUNCATE TABLE parent_table;
# 子テーブルのデータも自動的に削除される
SELECT * FROM child_table;
# 結果: 空のテーブル
TRUNCATE TABLE child_table;
# エラー: FOREIGN KEY 制約違反が発生
権限不足によるエラー
REVOKE DELETE ON parent_table FROM CURRENT_USER;
TRUNCATE TABLE parent_table;
# エラー: テーブル 'parent_table' を削除する権限がありません
構文エラー
TRUNCATE TABLE parent_table CASCADE;
# エラー: 構文エラー: 'CASCADE' は無効なオプションです
TRUNCATE TABLE以外の方法
DELETE
構文を使用すると、特定の条件に合致するデータを削除することができます。
DELETE FROM parent_table
WHERE name = 'parent1';
# parent_table から name が 'parent1' であるデータが削除される
DROP TABLE
構文を使用すると、テーブルを完全に削除することができます。
DROP TABLE parent_table;
# parent_table テーブルが完全に削除される
それぞれの方法の比較
方法 | 速度 | データの復元 | FOREIGN KEY 制約 |
---|---|---|---|
TRUNCATE TABLE | 速い | 不可 | 自動的に子テーブルのデータも削除 |
DELETE 構文 | 遅い | 可能 | 制約違反が発生する可能性がある |
DROP TABLE 構文 | 速い | 不可 | 子テーブルも削除される |
- テーブル内のすべてのデータを迅速に削除したい場合は、
TRUNCATE TABLE
構文を使用します。 - 特定の条件に合致するデータを削除したい場合は、
DELETE
構文を使用します。
注意事項
TRUNCATE TABLE
構文は、データを復元できないため、注意が必要です。
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